二次創作
色々ぶっ込み短編集~【リクエスト受付可】
最近、よく自分の身体を自分で傷付けるようになった。俗に言う、『リストカット』や『アームカット』。
こうした理由は色々ある。
先ず、自分が嫌い。何で彼を傷付けたのに、のうのうと生きているのだろうか。
そして、もう1つは、
「エミさ~ん……って、おいお前何してんだよ!?」
彼が、心配してくれるから。
「……え、ぁ、え、!?や、その、えっとぉ……」
切り口から流れる血を隠し、なるべく、驚いたフリをする。
「ッチ、お前さぁぁ”……ッッ」
彼は軽く舌打ちをして、私の切った方の腕を掴み、傷口を睨みつける。
「ひっ……や、止めて下さい……ッ」
怯えた目をして、彼の顔を見詰める。これが、全て演技だと言うことにも気付かず彼は、大きな溜め息を吐いて言った。
「……あ”ーくっそ、馬鹿教授がよぉ……、傷見せろ、手当すんぞ」
手を引かれ、ソファーに腰掛けると、救急箱を持って彼が帰ってくる。包帯にガーゼ、消毒液。今までも手当はしてもらっていたから、手際良く応急処置を済ませていく。
「ん、これでよし」
ぽふ、と私の頭を撫でつつ、真剣な眼差しを向けてくる。
「……何でお前、あんなことしたんだ?」
怒っているような、叱っているような。そんな声で訊いてくるものだから、承認欲求がザワつく。
「……何でも、いいでしょう?」
こんなこと言ったら、絶対怒られる。それを承知で煽る。案の定彼は、青筋の立った手で胸ぐらに噛み付いてきた。
「ッざけんなよ馬鹿教授ッ、」
勢いでフードが取れ、整った顔が露になる。
鶯色の瞳は黒く濁りが入っており、頬に少し青筋が立っている。
ガチギレしてる。自傷してるの嫌なんだ?
「ッ……、……はぁ……」
「……何で、したんだ、?」
また溜め息を吐いて、胸ぐらを掴む手を離し、今度は優しく、宥めるような口振りで。その様子が愛らしくて、愛おしくて、私の行動だけで感情が左右される彼が、とても、虐らしくて。無言を貫き通す。
痺れを切らした彼が、両手を私の両肩に置いた。
「……なぁ……言ってくれ……俺、馬鹿だから、わかんねぇんだよ……」
わからなくていいんですよ。その方が、楽しいですから。
でも、言わなきゃ怒られるから、嘘を言う。
正確には、嘘半分、本当半分。
「……ゾムさん、に……心配して、欲しかった、から……」
言えば、鶯色が揺れた。
「ばっ……お前、んな理由で……?」
明らか動揺しているのがわかる。
嗚呼、もう。可愛いなぁ?♡
「だ、だって、最近、構って、くんないんですもん、、」
虐めるのが楽しくて、泣き真似だってしてやる。
「だぁー……泣くな泣くな……」
ぽふぽふ頭を撫でられ、あやされる。
「……ゾムさん」
「ん?」
「ゾムさん、私、好きですか?」
「ああ、好きだよ」
「……ふふ、嬉しい、私も大好きです」
「……相思相愛、だな」
にぱ、と笑う彼。
貴方の好きは、何方なんでしょうか。私は勿論、LOVEですよ。
ねぇ、気付いて下さいよ。
私、
可笑しくなっちゃいそうですから……♡
こうした理由は色々ある。
先ず、自分が嫌い。何で彼を傷付けたのに、のうのうと生きているのだろうか。
そして、もう1つは、
「エミさ~ん……って、おいお前何してんだよ!?」
彼が、心配してくれるから。
「……え、ぁ、え、!?や、その、えっとぉ……」
切り口から流れる血を隠し、なるべく、驚いたフリをする。
「ッチ、お前さぁぁ”……ッッ」
彼は軽く舌打ちをして、私の切った方の腕を掴み、傷口を睨みつける。
「ひっ……や、止めて下さい……ッ」
怯えた目をして、彼の顔を見詰める。これが、全て演技だと言うことにも気付かず彼は、大きな溜め息を吐いて言った。
「……あ”ーくっそ、馬鹿教授がよぉ……、傷見せろ、手当すんぞ」
手を引かれ、ソファーに腰掛けると、救急箱を持って彼が帰ってくる。包帯にガーゼ、消毒液。今までも手当はしてもらっていたから、手際良く応急処置を済ませていく。
「ん、これでよし」
ぽふ、と私の頭を撫でつつ、真剣な眼差しを向けてくる。
「……何でお前、あんなことしたんだ?」
怒っているような、叱っているような。そんな声で訊いてくるものだから、承認欲求がザワつく。
「……何でも、いいでしょう?」
こんなこと言ったら、絶対怒られる。それを承知で煽る。案の定彼は、青筋の立った手で胸ぐらに噛み付いてきた。
「ッざけんなよ馬鹿教授ッ、」
勢いでフードが取れ、整った顔が露になる。
鶯色の瞳は黒く濁りが入っており、頬に少し青筋が立っている。
ガチギレしてる。自傷してるの嫌なんだ?
「ッ……、……はぁ……」
「……何で、したんだ、?」
また溜め息を吐いて、胸ぐらを掴む手を離し、今度は優しく、宥めるような口振りで。その様子が愛らしくて、愛おしくて、私の行動だけで感情が左右される彼が、とても、虐らしくて。無言を貫き通す。
痺れを切らした彼が、両手を私の両肩に置いた。
「……なぁ……言ってくれ……俺、馬鹿だから、わかんねぇんだよ……」
わからなくていいんですよ。その方が、楽しいですから。
でも、言わなきゃ怒られるから、嘘を言う。
正確には、嘘半分、本当半分。
「……ゾムさん、に……心配して、欲しかった、から……」
言えば、鶯色が揺れた。
「ばっ……お前、んな理由で……?」
明らか動揺しているのがわかる。
嗚呼、もう。可愛いなぁ?♡
「だ、だって、最近、構って、くんないんですもん、、」
虐めるのが楽しくて、泣き真似だってしてやる。
「だぁー……泣くな泣くな……」
ぽふぽふ頭を撫でられ、あやされる。
「……ゾムさん」
「ん?」
「ゾムさん、私、好きですか?」
「ああ、好きだよ」
「……ふふ、嬉しい、私も大好きです」
「……相思相愛、だな」
にぱ、と笑う彼。
貴方の好きは、何方なんでしょうか。私は勿論、LOVEですよ。
ねぇ、気付いて下さいよ。
私、
可笑しくなっちゃいそうですから……♡