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アリスと魔法の国

#99

17話 神威と鬼神殺し

 神威は目をゆっくりと開ける。
 眼の前にいるのはやはり獣也。
 神威を守っていたであろう木々は消え失せ、この世界の完成度が上がったように思えた。
 アリスのいる方向にはものすごい気配や音。
 アリスもこの戦いの中で成長した。だが、それ以上に神威は成長、覚醒しただろう。
「‹天照・[漢字]陽桜[/漢字][ふりがな]ようおう[/ふりがな]›」
 神威が握っている刀、暁。それが詠唱とともに振るわれ、全てを燃やし、焼き尽くすような斬撃が前方、獣也の方向へと飛ぶ。
「ggggrrrrrrrrllalallallalallalla」
 獣也は雷となり、神速とも言える速さで避ける。
 だが、それもむなしきこと。
「[漢字]天照楽桜[/漢字][ふりがな]てんしょうらくおう[/ふりがな]・開化」
 神威の放った斬撃は華が開化するかのように辺り一面を火で包む。
 雷の妖術は焼かれ、獣也の妖術は火に焼かれ、大嶽丸は獣也から消え去り、元の獣也へと戻る。
 あまりのダメージ、または、大嶽丸を降ろした代償かは知らないが獣也は気絶している。
 それを確認し神威はアリスのいる方向へと走り出す。
 その場にいるはアリスと蓮兎。
 そして、蓮兎の影の刃は今にもアリスを刺殺しそうであった。
 神威は動こうと思う前に体が勝手に動く。アリスへの気持ち故か、だがそれは誰にもわからない。この時、一瞬の間、神威の脳内は真っ白であった。
 そして、影の刃を焼き切る。
「神威、助太刀いたす」




 鬼神殺し。
 それは鬼神を殺したものに与えられる称号。
 古龍殺し、魔王殺しなどと同等な称号である。

 今、ここに鬼神殺し現る。
 其の者は、紅色混じりの黒い髪に紅色の桜が舞う着物。そして、太陽のような目が特徴的な青年。
 その名は神威。


2025/01/25 23:22

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