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作者の趣味です。

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アリスと魔法の国

#97

15話 神威と月兎

 時は少し遡る。
 大体、アリスと離れた辺りだろうか。

 神威の前に立ちはだかるは月兎三位の獣也。
 その姿は牙、角を生やし、人とは思えぬ背丈を持つ。
「まさに、鬼でござるな」
 そう、鬼でござる。獣也が宿しているは大嶽丸という名の鬼神である。また、大嶽丸は倭国三大妖怪ともいわれており、大嶽丸の他に[漢字]玉藻前[/漢字][ふりがな]たまものまえ[/ふりがな]、[漢字]酒呑童子[/漢字][ふりがな]しゅてんどうじ[/ふりがな]などがいるでござる。
 獣也は実際、この国の中でもトップレベルの実力者でござろう。
「gurrrrrr」
 が、それは力だけ。知能はそこまでで、戦い、破壊しか頭にないでござろう。
 だがまぁその力が厄介でござるな。
 大嶽丸は風、雨、雷を操り、火の雨を降らせたなどの伝説がある鬼神。そう簡単には倒せまい。
 ならば、拙者が取る行動は相手の動きを弱くすることでござる。
 神威は構えを取り、息をはぁと吐く。
「‹天照・紅炎の龍›」
 神威を紅色の炎が覆う。まるで龍の鱗のように。
「‹紅桜流刀技・炎龍›」
 神威は刀に炎の龍をまとわせ獣也へと斬りかかる。
 龍は獣也を食い尽くすかのように巻き付く。
「ggggaaaallllll」
 獣也は悲鳴を上げながら大きな腕で神威を殴りかかる。
「‹撫風›」
 神威はその腕を風で受け流す。
 そのまま神威は腕めがけて刀を振るう。だが、獣也の硬い皮膚は刀を通さない。
 硬さはゴブリンロードの十倍はあるだろう。
「くぅっ」
 神威の攻撃が一方的に通るはずもなく、今度は獣也の攻撃が繰り広げられる。
「‹hhhhhiiiiiii›」
 獣也は手を空へと上げる。
 その手から空へと黒雲が上り、空を黒雲が埋め尽くす。
 その黒雲から放たれるは火の雨。
 神威を守ろうと木々が神威の上部を覆う。
 木々は燃え落ちる火の粉は別の木々が避ける。
 が、やはり神威にも火の粉はふりかかる。
 ここで神威の意識は一旦、絶たれる事となった。


 獣也が降ろした鬼は鬼神である。鬼’神’である。
 獣也が降ろした炎は鬼神の炎である。


 神威の魔法に必要なもの...それは、多くの神の炎を受け、自らも炎を極め、天照大御神の兄弟の力を感じること...。
 神威はもうここで3柱の神の炎を受けた。
 1つ、朱雀。
 2つ、大嶽丸
 3つ、天照大御神
 なに?3つ目は受けてないって?
 何を言っているんだろうか、受けてるではないか。
 ジャックから神威を守った太陽のバリア。
 あれは誰がやったと思うんだい?
 だが、覚醒にはあと一欠片、いや、二欠片ピースがいる。でも、そのピースはつながってる。
 
 ー妖刀・暁ー

 その名前だけ出しておこう。
 神威はこれから何に出会い、何になるのか...?

作者メッセージ

神威編あと1、2話する気

2025/01/22 09:30

The jester ID:≫2tBWKz4S.Uek.
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