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アリスと魔法の国

#93

11話 アリスと月兎 二兎

 影使いと獣。多分、バディだろう。この二人は揃うことでお互いのパフォーマンス120%ほど上げるのだろう。
「‹パラライズ›」
 痺れ毒の魔法。相手の目が私の右目と合うことが条件に毒を付与させれる。
 付与できる毒は麻痺、痺れ、眠りの3つ。
 この毒を獣也に使う。
「痺れる!!動きにくい!!」
「感想どーも。おめぇさん、めんどくせぇな」
 影の人がそういう。
「貴方もね。私の世界‹不思議な世界›」
 私は世界を構築する。
「ちっ、そこまでできんのかよ。俺の世界‹[漢字]影闇黎界[/漢字][ふりがな]えいあんれいかい[/ふりがな]›」
 世界の押し合い。
「獣也、その女が世界の構築すんの阻止しろ」
「分かった!!」
 大男は動こうとするも神威が前に立ちふさがる。
「させないでござるよ」
「[漢字]退[/漢字][ふりがな]ど[/ふりがな]けろ!!‹[漢字]雷拳[/漢字][ふりがな]らいけん[/ふりがな]›」
 雷のような拳を神威に振るう。
「‹風撫›」
 神威は拳を受け流す。そして...。
「‹紅桜流剣術鎌鼬›」
 無数の風の斬撃を放つ。
「危ない!!」
 そう言って獣也は後ろへと飛ぶ。
 その間にも世界の押し合いは決着はつかず...。
 だが、少しずつ私が6割ほど押している。
「獣也、早くしろ。あれを使ってもいい」
 冷たい声だった。
「分かった!!‹この世を曇らせる黒雲・万物を破壊し流す暴風雨・全てを破壊し尽くす炎雷・人を惑わす妖気・我に・我に・倭国三大妖怪・大嶽丸・妖門・開門›」
 獣也はこの長い詠唱を神威の攻撃を避け、影使いを守りながら唱えた。
 ものすごい魔力を感じる、人ならざる巨大な魔力を。
「グルルルルルルルルルルル!!」
 獣也はもとよりデカかった図体を3倍ほどにまでデカくし、角、牙を生やした。そして、目は人の目ではなく、もっと恐怖を感じるなにかの目。もうこれは人とは呼べない。怪物だ。
「グルルルララララララァァァ!!」
 おまけに人の言葉ですら無い。
「...[小文字]なに、これ?[/小文字]」
 私はボソリと言葉をこぼす。
 その言葉を聞き、影使いは口を歪めて笑う。
「こりゃ、倭国三大妖怪の大嶽丸の力を自らの身に降ろした獣也の姿ですぜ」
 これは神威負けたかもね。
「アリス、拙者のことは気にせず世界の構築を続けるでござる」
 神威自身が諦めてないんだし私が諦めてどうする。
「悪いけど、私は世界の構築を続ける」
「ハハハ、仲間が惜しくねぇのかよ!?」
 影使いは強い口調で言う。
「私は神威が勝つのを信じてる」
「無理だねぇ、今のアイツに勝てるやつぁそういねぇ」
「それでも神威が、私達が勝つ」
 今、世界は私が7割ほど押していた。

作者メッセージ

影使いの世界に入った者のほとんどは意味もわからず死す。

2025/01/12 22:19

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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