アリスと魔法の国
私達は朝ご飯を食べ終わり席から立つとカウンターに向かった。クレアナさんのところだ。
クレアナさんの前に立つと
「どうしたの?アリスちゃん、神威くん?」
と、首を傾げた。
「あのぉ、クレアナさん私達にいい師匠いませんか?」
「師匠?どうして?もう結構十分このギルド内でも強いわよ」
クレアナさんは不思議そうだ。
「拙者たちの目標のためにはもっと力が必要でござるから」
「なるほどねぇ。二人にそれならいい人がいるわよ。ふたりとも魔法の扱い方でしょ?」
私達は驚いた。なぜわかったのだ?と。それを見透かしたようにクレアナさんは言う。
「アリスちゃんは魔力量や属性には恵まれてるけど、戦い経験は低そうだし、神威くんは動きはいいからふたりとも魔法の扱いかたかなぁって思っただけだよ」
私が言うのはあれだけど、この人の目はすごい。そして、その情報を組み立てる頭の良さ。この2つが彼女の強みだ。
「まぁ。それならいい人がいるわよ。私の祖父だけれどもね」
クレアナさんの祖父?
「その...強いんでござるか?」
「強いよ。この国でもトップレベルかな。昔、20年前くらいかな、英雄級パーティのアタッカーの一人だったからね。今でもそこらのゴールド急には負けないと思うよ」
本当に強い人らしい。なら、問題ない。
「お願いします」
「その人に教えを請うてみたいでござる」
私達は頭を下げた。
「会わせるのはいいのだけれども...その後が大変なのよねぇ」
何かを思い出したかのように言う。
「まぁあってみて気に入られなかったら諦めてね。気の難しいの。祖父は」
「「はい」」
私達はお礼を言って頭を下げた。
「あはは。いいよ、頭なんて下げなくて。私今日の昼あがりだから1時にギルド前に来てね」
私達は返事をしてその場を離れた。
1時になった。ギルドからクレアナさんが来た。
「お、もういるね。偉い偉い。」
クレアナさんは得意げに言う。
「じゃあ行こっか」
私達は頷くとクレアナさんについて行った。
「そういえば言うの忘れていたけど祖父には媚とか売らなくていいよ。そういうの嫌う人だから」
私達はコクッと頷くと、クレアナさんはニコッと可愛い兄弟を見るかのように笑った。
「ここよ」
クレアナさんに案内されたのは少し大きな家でもその隣の訓練場がすごく広い。たまに見るけどここ、クレアナさんの家だったんだ。
クレアナさんは上がっていいよ。と言ってただいまと言いながら入っていった。
それに続いて私達もお邪魔しますと入っていった。
クレアナさんに奥の部屋へと案内された。部屋をノックすると
「おじいちゃんに紹介したい人がいるの」
と、言葉とともに扉を開けた。
「ほう。また、弟子入りか?」
そこにいたのは白いヒゲを伸ばしたガタイの良いおじいさんだった。
「えぇ。きっとおじいちゃんも気に入るわ」
「そこまでか。お前が言うのなら信じてやろう。今までそんなこと言ってなかったことじゃし」
するとおじいさんはすっと立つと消えた。その瞬間、隣から風がヴァっと吹いた。そちらを見ると神威の顔の隣におじいさんの拳があった。
「ふむ。これを避けるか。嘘ではないようだ。貴様、戦士であろう?」
「いかにも拙者は武士にござる」
「ふぅん。武士ねぇ」
おじいさんは嬉しそうだ。でもあたっていたらどうする気だったのか...
「そちらの金髪の嬢ちゃん。嬢ちゃんは魔法使いじゃな」
金髪の嬢ちゃん...あぁ、私のことか。
「はい」
「ふぅむ」
おじいさんは私のことをまじまじと見る。おじいさんが二カッと笑った。
「うむ。良き才能じゃ。一応試しておくか。庭にでろ」
私は指示に従い庭へ出た。
「儂に魔法を撃ってこい。ドデカイの一発」
どでかいのとなるとあれか。
「では、行きます。天霊絶空・轟雷」
私は自分の撃てる中の最大の魔法を放った。おじいさんはそれを腕一本で防いだ。信じられない、巨大な岩もを砕く一撃なのに。
「うむ。合格じゃ。ふたりとも今日から稽古つけてやる。」
腕一本で防いだのに合格なの?そんな疑問が頭をよぎる。
「嬢ちゃん心配しておるようじゃな。心配せんでもええよ。もともとさっきのは腕使う気なかったのじゃし。嬢ちゃんは儂に腕一本使わせれたんじゃ。合格に決まっとろう」
おじいさんは悔しそうに嬉しそうに笑った。
クレアナさんの前に立つと
「どうしたの?アリスちゃん、神威くん?」
と、首を傾げた。
「あのぉ、クレアナさん私達にいい師匠いませんか?」
「師匠?どうして?もう結構十分このギルド内でも強いわよ」
クレアナさんは不思議そうだ。
「拙者たちの目標のためにはもっと力が必要でござるから」
「なるほどねぇ。二人にそれならいい人がいるわよ。ふたりとも魔法の扱い方でしょ?」
私達は驚いた。なぜわかったのだ?と。それを見透かしたようにクレアナさんは言う。
「アリスちゃんは魔力量や属性には恵まれてるけど、戦い経験は低そうだし、神威くんは動きはいいからふたりとも魔法の扱いかたかなぁって思っただけだよ」
私が言うのはあれだけど、この人の目はすごい。そして、その情報を組み立てる頭の良さ。この2つが彼女の強みだ。
「まぁ。それならいい人がいるわよ。私の祖父だけれどもね」
クレアナさんの祖父?
「その...強いんでござるか?」
「強いよ。この国でもトップレベルかな。昔、20年前くらいかな、英雄級パーティのアタッカーの一人だったからね。今でもそこらのゴールド急には負けないと思うよ」
本当に強い人らしい。なら、問題ない。
「お願いします」
「その人に教えを請うてみたいでござる」
私達は頭を下げた。
「会わせるのはいいのだけれども...その後が大変なのよねぇ」
何かを思い出したかのように言う。
「まぁあってみて気に入られなかったら諦めてね。気の難しいの。祖父は」
「「はい」」
私達はお礼を言って頭を下げた。
「あはは。いいよ、頭なんて下げなくて。私今日の昼あがりだから1時にギルド前に来てね」
私達は返事をしてその場を離れた。
1時になった。ギルドからクレアナさんが来た。
「お、もういるね。偉い偉い。」
クレアナさんは得意げに言う。
「じゃあ行こっか」
私達は頷くとクレアナさんについて行った。
「そういえば言うの忘れていたけど祖父には媚とか売らなくていいよ。そういうの嫌う人だから」
私達はコクッと頷くと、クレアナさんはニコッと可愛い兄弟を見るかのように笑った。
「ここよ」
クレアナさんに案内されたのは少し大きな家でもその隣の訓練場がすごく広い。たまに見るけどここ、クレアナさんの家だったんだ。
クレアナさんは上がっていいよ。と言ってただいまと言いながら入っていった。
それに続いて私達もお邪魔しますと入っていった。
クレアナさんに奥の部屋へと案内された。部屋をノックすると
「おじいちゃんに紹介したい人がいるの」
と、言葉とともに扉を開けた。
「ほう。また、弟子入りか?」
そこにいたのは白いヒゲを伸ばしたガタイの良いおじいさんだった。
「えぇ。きっとおじいちゃんも気に入るわ」
「そこまでか。お前が言うのなら信じてやろう。今までそんなこと言ってなかったことじゃし」
するとおじいさんはすっと立つと消えた。その瞬間、隣から風がヴァっと吹いた。そちらを見ると神威の顔の隣におじいさんの拳があった。
「ふむ。これを避けるか。嘘ではないようだ。貴様、戦士であろう?」
「いかにも拙者は武士にござる」
「ふぅん。武士ねぇ」
おじいさんは嬉しそうだ。でもあたっていたらどうする気だったのか...
「そちらの金髪の嬢ちゃん。嬢ちゃんは魔法使いじゃな」
金髪の嬢ちゃん...あぁ、私のことか。
「はい」
「ふぅむ」
おじいさんは私のことをまじまじと見る。おじいさんが二カッと笑った。
「うむ。良き才能じゃ。一応試しておくか。庭にでろ」
私は指示に従い庭へ出た。
「儂に魔法を撃ってこい。ドデカイの一発」
どでかいのとなるとあれか。
「では、行きます。天霊絶空・轟雷」
私は自分の撃てる中の最大の魔法を放った。おじいさんはそれを腕一本で防いだ。信じられない、巨大な岩もを砕く一撃なのに。
「うむ。合格じゃ。ふたりとも今日から稽古つけてやる。」
腕一本で防いだのに合格なの?そんな疑問が頭をよぎる。
「嬢ちゃん心配しておるようじゃな。心配せんでもええよ。もともとさっきのは腕使う気なかったのじゃし。嬢ちゃんは儂に腕一本使わせれたんじゃ。合格に決まっとろう」
おじいさんは悔しそうに嬉しそうに笑った。
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