アリスと魔法の国
今、私達は海の上にいます。
私達は倭に向かう貿易船に樽の中に隠れ乗った。
だがこの船の中は度々「うっ」などの苦しそうな声が聞こえる。
少し怖いな。
そんな時、樽の上が開かれ光が入ってきた。
私は急な光に目をくらましたが、人の影が見えた。
「お前ら、まだ隠れなくていいぞ」
霊幻の呆れたような声であった。
「えっ」
驚いたようなこの声はきっと神威だろう。
私達は樽から出て船の上に移動した。
「わぁぁ、綺麗」
私は海自体をあまり見たことがなかった。
でも、ここに見えるのは全面海。
「うぷっ」
樽の中でも聞こえた音がしたのでそちらを見た。
ルクスが気持ち悪そうに口を抑えていた。
「酔ったんでござろうな」
ルクスは船酔いが激しくバケツを手にしていた。
「大丈夫?」
鈴はルクスの背を揺すっていた。
「ヴェ、少し酔った、うっ、ぐらいですよ。うぷっ」
少しではなさそうだ。
神威がこっちに来いと言うように手招きしていた。
私は神威の方へ行った。
「どうしたの?」
「その...あの時の毒消しの発動条件が気になって...その条件を聞こうと呼んだでござる」
毒消し...恋人と戦った時のキ、キキ、キスのことだよね!?
「そのぉ、あれはね、そのぉ」
言うのが恥ずかしい。
私は下を向き。
「[小文字]あの条件はね、そのぉ、愛し合う二人のキ、キス、だよ[/小文字]」
あぁ、体が熱い。
ふと顔を上げると神威も顔を真赤にしてそっぽ向いていた。
「アリス...」
「神威、アリス。ルクス運ぶの手伝ってくれない?酔い過ぎて少しやばいから」
「えっ、あっ。分かったでござる」
「ううう、うん」
鈴が怪しげなものを見るような顔でこちらを見る。
「なんかあったの?」
「いいい、いやぁ何もなかったでござる」
「そそ、そ、そうだね」
慌てすぎて逆に怪しい。
「でもなんか顔赤いよ?熱でもあるの?」
鈴は心配そうな顔をする。
「拙者たちも少し寄っただだだけでごごござるよ」
「あと少し熱いですわよしね」
なんか私達二人共言葉が変だ。
「そう?それならいいけど」
そう言って私達はルクスを運んだ。
なんだかすごくドキドキしたよ。
私達は倭に向かう貿易船に樽の中に隠れ乗った。
だがこの船の中は度々「うっ」などの苦しそうな声が聞こえる。
少し怖いな。
そんな時、樽の上が開かれ光が入ってきた。
私は急な光に目をくらましたが、人の影が見えた。
「お前ら、まだ隠れなくていいぞ」
霊幻の呆れたような声であった。
「えっ」
驚いたようなこの声はきっと神威だろう。
私達は樽から出て船の上に移動した。
「わぁぁ、綺麗」
私は海自体をあまり見たことがなかった。
でも、ここに見えるのは全面海。
「うぷっ」
樽の中でも聞こえた音がしたのでそちらを見た。
ルクスが気持ち悪そうに口を抑えていた。
「酔ったんでござろうな」
ルクスは船酔いが激しくバケツを手にしていた。
「大丈夫?」
鈴はルクスの背を揺すっていた。
「ヴェ、少し酔った、うっ、ぐらいですよ。うぷっ」
少しではなさそうだ。
神威がこっちに来いと言うように手招きしていた。
私は神威の方へ行った。
「どうしたの?」
「その...あの時の毒消しの発動条件が気になって...その条件を聞こうと呼んだでござる」
毒消し...恋人と戦った時のキ、キキ、キスのことだよね!?
「そのぉ、あれはね、そのぉ」
言うのが恥ずかしい。
私は下を向き。
「[小文字]あの条件はね、そのぉ、愛し合う二人のキ、キス、だよ[/小文字]」
あぁ、体が熱い。
ふと顔を上げると神威も顔を真赤にしてそっぽ向いていた。
「アリス...」
「神威、アリス。ルクス運ぶの手伝ってくれない?酔い過ぎて少しやばいから」
「えっ、あっ。分かったでござる」
「ううう、うん」
鈴が怪しげなものを見るような顔でこちらを見る。
「なんかあったの?」
「いいい、いやぁ何もなかったでござる」
「そそ、そ、そうだね」
慌てすぎて逆に怪しい。
「でもなんか顔赤いよ?熱でもあるの?」
鈴は心配そうな顔をする。
「拙者たちも少し寄っただだだけでごごござるよ」
「あと少し熱いですわよしね」
なんか私達二人共言葉が変だ。
「そう?それならいいけど」
そう言って私達はルクスを運んだ。
なんだかすごくドキドキしたよ。