アリスと魔法の国
私は客室を出てこの炎鳥会の地下にある幽閉所へと向かった。
この幽閉所は炎鳥会の拷問部屋、組員が捕まえた犯罪者を一時的に入れておく場所らしい。
私はてっきり炎鳥会はマフィアだとばかり思っていた。まぁ、大体合ってるけど、実際は国が設置している裏組織の統括行っているらしい。
何でも霊幻はこの国のナンバー2ぐらいの立ち位置にいるらしく、交渉してそのような形にしたらしい。
炎鳥会の傘下の組は武器の密輸や賭博、ちょっとグレーな店の営業を行っているらしい。
傘下でない組とは抗争が絶えないんだとか...。
でも、傘下でも絶対にしたらいけないことが2つあるらしい。
1つ、堅気の人間には手を出さない。
2つ、薬の販売。
この薬というのは違法な薬のことだ。
霊幻がそういうものを嫌ってるってのと、華楽民がその薬を使ってしまうと華楽の損になってしまうのが主な理由らしい。
おっと、そろそろつきそうだ。
「負け犬でも笑いに来たか?」
そういうのは恋人(男)である。
男は薄気味悪く笑っている。だが、その笑う顔も少し品があるように思える。
「いえ、すこし話を聞きたくて」
「どぉうせ、ウロボロス教団についてだろ?」
男は見透かしたように言うが実際にそうだ。
「それだけではありません。私の兄についても」
「お前の兄...世界のことか」
ここでも世界。やっぱり兄はウロボロス教団の幹部なのだろう。
「お前さぁ情報がほしいならそれに見合う対価がいるだろ?」
対価...言われると思っていたから考えてある。
「貴方は現在、アンデットでしょう?」
「ああ、それがどうした?」
男は怪訝そうに私を見る。
「ですから、私が貴方を成仏さしてあげますよ?」
男はクククッと喉を笑わす。
「成仏ねぇ。成仏したらそいつは地獄でなく天国へと行くらしい」
「えぇ、知ってますよ」
「てっきりお前は俺には罰が必要とこいうかと思ったよ」
「罰は必要だと思いますよ。でも、罰を与えたとしても死んだ人は帰ってこない。なら、貴方を利用したほうがいい。そう思っただけですよ」
この男は大きな罰がある。だが、それを消滅さしたとしても聞き出せるなら聞き出すべきだ。
ウロボロス教団の中でも多くの情報を持っているのは幹部らしい。だが、その幹部を捕らえることは難しい。
なら、今しかない。ただ、それだけだ。
「お前、炎鳥会に喧嘩売る気か?」
「それぐらいの覚悟はある」
私の答えが満足だったのか男は声を上げ笑う。
「いいだろう。少し話してやる」
この幽閉所は炎鳥会の拷問部屋、組員が捕まえた犯罪者を一時的に入れておく場所らしい。
私はてっきり炎鳥会はマフィアだとばかり思っていた。まぁ、大体合ってるけど、実際は国が設置している裏組織の統括行っているらしい。
何でも霊幻はこの国のナンバー2ぐらいの立ち位置にいるらしく、交渉してそのような形にしたらしい。
炎鳥会の傘下の組は武器の密輸や賭博、ちょっとグレーな店の営業を行っているらしい。
傘下でない組とは抗争が絶えないんだとか...。
でも、傘下でも絶対にしたらいけないことが2つあるらしい。
1つ、堅気の人間には手を出さない。
2つ、薬の販売。
この薬というのは違法な薬のことだ。
霊幻がそういうものを嫌ってるってのと、華楽民がその薬を使ってしまうと華楽の損になってしまうのが主な理由らしい。
おっと、そろそろつきそうだ。
「負け犬でも笑いに来たか?」
そういうのは恋人(男)である。
男は薄気味悪く笑っている。だが、その笑う顔も少し品があるように思える。
「いえ、すこし話を聞きたくて」
「どぉうせ、ウロボロス教団についてだろ?」
男は見透かしたように言うが実際にそうだ。
「それだけではありません。私の兄についても」
「お前の兄...世界のことか」
ここでも世界。やっぱり兄はウロボロス教団の幹部なのだろう。
「お前さぁ情報がほしいならそれに見合う対価がいるだろ?」
対価...言われると思っていたから考えてある。
「貴方は現在、アンデットでしょう?」
「ああ、それがどうした?」
男は怪訝そうに私を見る。
「ですから、私が貴方を成仏さしてあげますよ?」
男はクククッと喉を笑わす。
「成仏ねぇ。成仏したらそいつは地獄でなく天国へと行くらしい」
「えぇ、知ってますよ」
「てっきりお前は俺には罰が必要とこいうかと思ったよ」
「罰は必要だと思いますよ。でも、罰を与えたとしても死んだ人は帰ってこない。なら、貴方を利用したほうがいい。そう思っただけですよ」
この男は大きな罰がある。だが、それを消滅さしたとしても聞き出せるなら聞き出すべきだ。
ウロボロス教団の中でも多くの情報を持っているのは幹部らしい。だが、その幹部を捕らえることは難しい。
なら、今しかない。ただ、それだけだ。
「お前、炎鳥会に喧嘩売る気か?」
「それぐらいの覚悟はある」
私の答えが満足だったのか男は声を上げ笑う。
「いいだろう。少し話してやる」