アリスと魔法の国
私は霊幻に言われた通り客室へときた。
「お前の家族についてだな?」
「はい」
「お前に家族について俺が知っていることと言えば、お前の爺さんとその息子夫婦、そして、お前の兄のことだな」
だいたい私が知りたかったことだ。
「それをお願いします」
「どこから話すか...」
「なら、まずお前の爺さんのコントゥラの魔法から話すか。彼の魔法は3つ。1つ、反転。2つ、模写。3つ、光属性の3つだな」
どれも意味がわからない。
「魔法の効果は?」
「だろうな。こればかりは魔法名聞いたって意味がわからん。効果はな、まず反転。これは魔法、物体、力の方向、何でも反転させる」
「えっ!?」
あまりにも強すぎる。それってつまり、ほぼ無敵じゃん。可能性も無限大だし。
「そりゃ、驚くよな。次に模写、これは相手の魔法をコピーする」
「...制限付きとか?」
「いや、制限はないし勝手に覚醒までできる」
強すぎる。言葉に出来ないけど...人が勝てる相手じゃない。
「まぁ、相手に触れてから5分間しか使えないけど...触れたらまた5分使える」
流石に見ただけとかはないか...。
あれ、そう言えばひかり光属性なかった。でも、爺様、いっぱいの属性使ってた気がする。
「爺様はいっぱいの属性使ってた気がするんですけど...光属性だけしか使えないんですか?」
霊幻は少し笑う。
「それが普通にやばい。光属性反転させて闇属性作って、光属性と闇属性合わせて無にして、それを反転させたら有とか言って全属性を使ってた」
「意味がわかりません」
「俺も分からん」
きっとこれは数十年研究してやっと分かるような内容なのだろう。きっとそうだ。
私は自分で自分を納得させた。
「でも、無って魔法の消滅でしたっけ?」
霊幻は少し驚く。
「よく知っているな。光属性と闇属性持ちすら珍しいのに」
「少し前に使える方と会いまして」
「そうか。まぁそうだ。能力は魔法の消滅」
「本当に化け物じみてますね。無敵じゃないですか」
強すぎる。これが英雄級と勇者級の差なのか?
「まぁ、死にそうになってるのなんてそんな見たことがない」
「死にそうになることはあったんですね」
霊幻は何かを思い出したかのように苦笑した。
「まぁな、魔神王や邪神とかの人を圧倒的に超えた存在と戦ったときとか」
それでも生きてるのだから勝つか逃げるかしたのだろう。
「では、私の両親が人から恨みを買う人間なのか聞かせてください」
あの日、両親はなぜ殺されたのか。
「いい人たちだったよ。貴族でありながら傲慢でなく。その上、貧民達にパンの配給なども行っていたし。まぁ、仮にも貴族だしいいことをしても妬まれることもあるだろう。あと、お前が聞きたいのは殺された理由だろ?俺はその事件についてはよく知らん」
残念だけど次の質問が本当に知りたいことだ。
「兄様についてなにか知っていることを」
「お前の兄は魔法の研究を行っていたこと、悪魔を呼び出したことなら知っている」
「何の研究ですか?それにどんな悪魔を呼び出したんですか?」
父様の手紙と合わせて確実な物としたい。
「お前の家族についてだな?」
「はい」
「お前に家族について俺が知っていることと言えば、お前の爺さんとその息子夫婦、そして、お前の兄のことだな」
だいたい私が知りたかったことだ。
「それをお願いします」
「どこから話すか...」
「なら、まずお前の爺さんのコントゥラの魔法から話すか。彼の魔法は3つ。1つ、反転。2つ、模写。3つ、光属性の3つだな」
どれも意味がわからない。
「魔法の効果は?」
「だろうな。こればかりは魔法名聞いたって意味がわからん。効果はな、まず反転。これは魔法、物体、力の方向、何でも反転させる」
「えっ!?」
あまりにも強すぎる。それってつまり、ほぼ無敵じゃん。可能性も無限大だし。
「そりゃ、驚くよな。次に模写、これは相手の魔法をコピーする」
「...制限付きとか?」
「いや、制限はないし勝手に覚醒までできる」
強すぎる。言葉に出来ないけど...人が勝てる相手じゃない。
「まぁ、相手に触れてから5分間しか使えないけど...触れたらまた5分使える」
流石に見ただけとかはないか...。
あれ、そう言えばひかり光属性なかった。でも、爺様、いっぱいの属性使ってた気がする。
「爺様はいっぱいの属性使ってた気がするんですけど...光属性だけしか使えないんですか?」
霊幻は少し笑う。
「それが普通にやばい。光属性反転させて闇属性作って、光属性と闇属性合わせて無にして、それを反転させたら有とか言って全属性を使ってた」
「意味がわかりません」
「俺も分からん」
きっとこれは数十年研究してやっと分かるような内容なのだろう。きっとそうだ。
私は自分で自分を納得させた。
「でも、無って魔法の消滅でしたっけ?」
霊幻は少し驚く。
「よく知っているな。光属性と闇属性持ちすら珍しいのに」
「少し前に使える方と会いまして」
「そうか。まぁそうだ。能力は魔法の消滅」
「本当に化け物じみてますね。無敵じゃないですか」
強すぎる。これが英雄級と勇者級の差なのか?
「まぁ、死にそうになってるのなんてそんな見たことがない」
「死にそうになることはあったんですね」
霊幻は何かを思い出したかのように苦笑した。
「まぁな、魔神王や邪神とかの人を圧倒的に超えた存在と戦ったときとか」
それでも生きてるのだから勝つか逃げるかしたのだろう。
「では、私の両親が人から恨みを買う人間なのか聞かせてください」
あの日、両親はなぜ殺されたのか。
「いい人たちだったよ。貴族でありながら傲慢でなく。その上、貧民達にパンの配給なども行っていたし。まぁ、仮にも貴族だしいいことをしても妬まれることもあるだろう。あと、お前が聞きたいのは殺された理由だろ?俺はその事件についてはよく知らん」
残念だけど次の質問が本当に知りたいことだ。
「兄様についてなにか知っていることを」
「お前の兄は魔法の研究を行っていたこと、悪魔を呼び出したことなら知っている」
「何の研究ですか?それにどんな悪魔を呼び出したんですか?」
父様の手紙と合わせて確実な物としたい。