アリスと魔法の国
私達は炎鳥会の皆がいるところへと戻った。そして、
「出れたはいいが...魔力と魔法威力が3割ほど低下している」
霊幻の唐突な一言。
「今の俺はプラチナ級程度の実力であろうな...よし、いい機会だ。俺は隠居する」
霊幻が放つ言葉に場の空気は凍る。
「待ってください!!貴方がボスだからこそ俺らは付いてきたのです」
「ボスはそれでもお強いです。ですからどうか...」
「次期ボスが誰になるかで戦争になりますよ!?」
炎鳥会の組員は皆、次々に混乱し始めた。
「えぇい、少し黙れ。俺はもう年だ。そろそろ、隠居しようと思ってたんだよ。それに、今の俺が強いぃ?馬鹿言うな、何度も言うが俺はもう年だし、弱体化されたんだよ。それに、もう若い世代にこの組を任せたいと思う。たまに手助けぐらいなら、老人の節介でやってやる。そして、次期ボスで戦争になどならん。ボスはもういるではないか。」
場はもう静まり返っている。
霊幻は一息付くとある人物の名を呼ぶ。
「それは、蘭閣。お前だ」
霊幻は蘭閣を見つめる。
「霊幻さん。なぜ俺なんですか?俺、霊幻さんみたくこの組をまとめる事できないと思いますけど...」
「はぁ、お前がこの組で俺の次に強い。そして、この組にも長くいてこの組のこと、この組の人間のことをよく知っている。それに、俺の右腕としていろいろな仕事を見て、こなしていった。そして、お前は困ってる者に手を差し伸べれるであろう。これ以上、ボスに向いてるやつがこの組にいると思うか?だから、俺はお前を次期ボスとする。皆、異論はないな?」
皆、異論の声はあげなかった。
「では、蘭閣。お前が今日から炎鳥会のボスだ」
「謹んでお受けします」
皆、拍手で新しいボスの就任を祝った。
まぁ、怪訝そうな顔をしている者もいるが...この人なら大丈夫そうだ。
「俺が新しく炎鳥会のボスとなった蘭閣だ。俺がこの会とお前らを守って見せる。だから、俺に力を貸してくれ」
「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」と声が響く。
蘭閣はこの瞬間、炎鳥会のボスとなった。
「そして、ここにいる英雄達に感謝を申す。お前たちがなければ俺達は、華楽は負けていただろう。礼を言う」
蘭閣は私達に頭を下げる。それに合わせ部下たちも。
「私達も目的あってのことですので」
「それでもだ、なにか望みはないか?」
のぞみ...それなら。
「では、霊幻さんに私の家族について教えていただきたいです」
「嬢ちゃん、そんなに家族のことが聞きたいか?」
「はい。私の旅の目的のために」
「ならば後で客室に来い」
「ありがとうございます」
霊幻なら私の家族のことについてよく知っているはず。
「他になにかあるか?」
「刀がほしいでござる」
「用意させよう」
神威、何故か刀じゃないと本気出せないもんね。
「ステラについての情報がほしいです」
「ステラ...だったら、霊幻さんの方が詳しいだろう。霊幻さん、なんか知ってますか?」
霊幻は頭を少しかく。
「お前がほしいのは霊幻とウロボロス教団の関係と今どこにいるかだろ?」
「はい」
「だったら俺もわからん。俺も少し気になってるから独自に調べる。分かったことがあったら伝えよう」
「それでもありがたいです」
ステラ...彼が本当に敵に寝返ったとしたら面倒だなぁ。
「出れたはいいが...魔力と魔法威力が3割ほど低下している」
霊幻の唐突な一言。
「今の俺はプラチナ級程度の実力であろうな...よし、いい機会だ。俺は隠居する」
霊幻が放つ言葉に場の空気は凍る。
「待ってください!!貴方がボスだからこそ俺らは付いてきたのです」
「ボスはそれでもお強いです。ですからどうか...」
「次期ボスが誰になるかで戦争になりますよ!?」
炎鳥会の組員は皆、次々に混乱し始めた。
「えぇい、少し黙れ。俺はもう年だ。そろそろ、隠居しようと思ってたんだよ。それに、今の俺が強いぃ?馬鹿言うな、何度も言うが俺はもう年だし、弱体化されたんだよ。それに、もう若い世代にこの組を任せたいと思う。たまに手助けぐらいなら、老人の節介でやってやる。そして、次期ボスで戦争になどならん。ボスはもういるではないか。」
場はもう静まり返っている。
霊幻は一息付くとある人物の名を呼ぶ。
「それは、蘭閣。お前だ」
霊幻は蘭閣を見つめる。
「霊幻さん。なぜ俺なんですか?俺、霊幻さんみたくこの組をまとめる事できないと思いますけど...」
「はぁ、お前がこの組で俺の次に強い。そして、この組にも長くいてこの組のこと、この組の人間のことをよく知っている。それに、俺の右腕としていろいろな仕事を見て、こなしていった。そして、お前は困ってる者に手を差し伸べれるであろう。これ以上、ボスに向いてるやつがこの組にいると思うか?だから、俺はお前を次期ボスとする。皆、異論はないな?」
皆、異論の声はあげなかった。
「では、蘭閣。お前が今日から炎鳥会のボスだ」
「謹んでお受けします」
皆、拍手で新しいボスの就任を祝った。
まぁ、怪訝そうな顔をしている者もいるが...この人なら大丈夫そうだ。
「俺が新しく炎鳥会のボスとなった蘭閣だ。俺がこの会とお前らを守って見せる。だから、俺に力を貸してくれ」
「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」と声が響く。
蘭閣はこの瞬間、炎鳥会のボスとなった。
「そして、ここにいる英雄達に感謝を申す。お前たちがなければ俺達は、華楽は負けていただろう。礼を言う」
蘭閣は私達に頭を下げる。それに合わせ部下たちも。
「私達も目的あってのことですので」
「それでもだ、なにか望みはないか?」
のぞみ...それなら。
「では、霊幻さんに私の家族について教えていただきたいです」
「嬢ちゃん、そんなに家族のことが聞きたいか?」
「はい。私の旅の目的のために」
「ならば後で客室に来い」
「ありがとうございます」
霊幻なら私の家族のことについてよく知っているはず。
「他になにかあるか?」
「刀がほしいでござる」
「用意させよう」
神威、何故か刀じゃないと本気出せないもんね。
「ステラについての情報がほしいです」
「ステラ...だったら、霊幻さんの方が詳しいだろう。霊幻さん、なんか知ってますか?」
霊幻は頭を少しかく。
「お前がほしいのは霊幻とウロボロス教団の関係と今どこにいるかだろ?」
「はい」
「だったら俺もわからん。俺も少し気になってるから独自に調べる。分かったことがあったら伝えよう」
「それでもありがたいです」
ステラ...彼が本当に敵に寝返ったとしたら面倒だなぁ。