アリスと魔法の国
さぁて、どうしたものか。
私の‹気違いの茶会›は結構魔力消費量すごいんだよなぁ。
そう言えばこの‹白雪姫›の魔法が込められた目で見れば相手の能力分かるんじゃ...そこまでできるわけでもないか。
慣れてないからかな?
そう思い私はその目を戦闘中発動させた。
「アリス、行くでござるよ」
「えぇ」
私達は恋人に向かい走る。
二人共、抵抗しようとするもこの世界の植物に拘束され動けない。
「まずお前からでござる」
神威は男の首をはねる。
が、男は斬られた首を再生する。
不死だなんてそんなもの何か制約があるに違いない。
未だにわからない恋人のカードの能力。
恋人のカードは二人が結ばれる、ときめく心などの意味...二人は結ばれている。そして、二人は死者である。
そうか、そういうことか。
療法を同時に殺す。これが鍵か。
「神威、そっちをよろしく。私の合図で殺して」
「分かったでござる」
私は女の前に行くと、手に魔力を集める。
「今、‹極雷・轟雷›」「‹炎龍›」
恋人は死んだ。
やはり私の読みは正しかった。
けど、これだけでは終わらなかった。
男の方から何やら黒い雰囲気が放たれた。
もしかして、悪魔!?
神威も異変を感じすぐさま後ろへと飛んだ。
「何でござるか?これ...」
「さぁ?分かるのはやばいことだけ」
そして、男の目が開く。
男を縛っていた木々は破壊された。
それと重なり世界も崩壊の時間を迎えた。
「はぁ、俺は死んだのか。俺さぁ、この女のこと美意識とかは嫌いだったけど...それでも、ビジネスパートナー、友としては結構好きだったんだよ」
男は女を見て語る。
「俺が生きてる人間でまともに好きになったのってこいつぐらいなんだよな」
「でも、そんなこいつを殺したお前らは、ぜってぇ、殺す。地獄に送ってやる。めちゃくちゃにしてこいつの手向けの肉塊にしてやる」
男は怒り狂っていた。
私達を恨み、憎しみ。
「悪魔の力だって借りてやる‹[打消し]odium[/打消し]›」
男の体は闇に包まれる。
「[打消し]occidere occidere occidere[/打消し]」
そして不可解な言葉を喋る。
男は黒い翼・角・牙を生やしていた。彼はもう人ではない悪魔そのものである。
そして、男は手に巨大な黒い魔力を宿した魔法のようなものを発生させた。
その魔法は私達に放たれた。
私と神威は急いでガードを展開するも意味もなかった。
何故なら、この闇の塊は瘴気である。私達はそれを吸い込んでしまった。
私は意識が遠のいて行くのを感じながら目を閉じた。
私の‹気違いの茶会›は結構魔力消費量すごいんだよなぁ。
そう言えばこの‹白雪姫›の魔法が込められた目で見れば相手の能力分かるんじゃ...そこまでできるわけでもないか。
慣れてないからかな?
そう思い私はその目を戦闘中発動させた。
「アリス、行くでござるよ」
「えぇ」
私達は恋人に向かい走る。
二人共、抵抗しようとするもこの世界の植物に拘束され動けない。
「まずお前からでござる」
神威は男の首をはねる。
が、男は斬られた首を再生する。
不死だなんてそんなもの何か制約があるに違いない。
未だにわからない恋人のカードの能力。
恋人のカードは二人が結ばれる、ときめく心などの意味...二人は結ばれている。そして、二人は死者である。
そうか、そういうことか。
療法を同時に殺す。これが鍵か。
「神威、そっちをよろしく。私の合図で殺して」
「分かったでござる」
私は女の前に行くと、手に魔力を集める。
「今、‹極雷・轟雷›」「‹炎龍›」
恋人は死んだ。
やはり私の読みは正しかった。
けど、これだけでは終わらなかった。
男の方から何やら黒い雰囲気が放たれた。
もしかして、悪魔!?
神威も異変を感じすぐさま後ろへと飛んだ。
「何でござるか?これ...」
「さぁ?分かるのはやばいことだけ」
そして、男の目が開く。
男を縛っていた木々は破壊された。
それと重なり世界も崩壊の時間を迎えた。
「はぁ、俺は死んだのか。俺さぁ、この女のこと美意識とかは嫌いだったけど...それでも、ビジネスパートナー、友としては結構好きだったんだよ」
男は女を見て語る。
「俺が生きてる人間でまともに好きになったのってこいつぐらいなんだよな」
「でも、そんなこいつを殺したお前らは、ぜってぇ、殺す。地獄に送ってやる。めちゃくちゃにしてこいつの手向けの肉塊にしてやる」
男は怒り狂っていた。
私達を恨み、憎しみ。
「悪魔の力だって借りてやる‹[打消し]odium[/打消し]›」
男の体は闇に包まれる。
「[打消し]occidere occidere occidere[/打消し]」
そして不可解な言葉を喋る。
男は黒い翼・角・牙を生やしていた。彼はもう人ではない悪魔そのものである。
そして、男は手に巨大な黒い魔力を宿した魔法のようなものを発生させた。
その魔法は私達に放たれた。
私と神威は急いでガードを展開するも意味もなかった。
何故なら、この闇の塊は瘴気である。私達はそれを吸い込んでしまった。
私は意識が遠のいて行くのを感じながら目を閉じた。