アリスと魔法の国
ギルドに入るとここはいつも道理、酒臭い。
私と神威さんはカウンターに向かった。今日はクレアナさんがいたのでクレアナさんのところに並んだ。
「アリスちゃん、神威くんおかえり。長かったけど大丈夫だった?」
クレアナさんは心配そうに聞いてくれる。
「実は...ゴブリンの数が二倍程度いた上ゴブリンロードが出たんです」
私は正直に話した。
「え。ゴブリンロードが!!上に報告しとくね。でも良かった。アリスちゃん無事に逃げ切れて」
「そのぉ...実は逃げてないんです。二人で協力して倒してきました。」
「そのせいでもう力がほぼないでござる」
「え!!倒せれちゃったの!?」
「はい」
「すごいよ。すごいよふたりとも。」
「ありがとうございます。それでこれが魔石です」
私は魔石をカウンターに置いた。
「ちょっとまってね」
クレアナさんはその魔石をすべて見る。
「うん。ゴブリンの魔石46個とゴブリンロードの魔石1個で銀貨83枚っと」
クレアナさんはササッと計算した。え、ちょっと待って。ゴブリンロード一体銀貨60枚!!私が驚いているとクレアナさんの声がする。
「ふたりとも冒険者カードを出して」
クレアナさんの言う通り私達は冒険者カードを出した。きっと個人確認の一環だろう。
「問題ないね。神威くんをシルバーランクに昇格します。アリスちゃんは星が一つつきます。シルバーは星を5取ると昇格できるから頑張ってね」
クレアナさんは笑顔で言う。私のカードには名前の隣に星が一つついた。神威さんのカードはシルバー色になっていた。
私達は報酬を受け取るとそのままギルド内の席に座り料理を注文した。
外はもうもう朝になっていた。
「これでお揃いでござるな」
「えぇ。お揃いですね」
神威さんといると楽しいし神威さんは頼りになる。パーティを組んでもいいと思えるほどに。この食事中に提案しよう。そう決意していると料理が来た。久々の料理だ。油の乗ったお肉が美味しそうな匂いを醸し出していた。
「では、食べるでござるか」
「はい」
料理を食べながら神威さんと昨日のことについて話した。
神威さんが急に真剣な顔になる。
「アリス殿、その、拙者とパーティを組まぬか?」
私は驚いた。私もその提案をしようとしていたからだ。答えは決まっている。
「喜んで。改めてよろしく神威さん」
私は手を出した。神威さんは私の手を包んでくれた。
「よろしくでござる」
「パーティ名は何にする?」
「そうでござるな〜。桜とかどうでござる」
桜だと神威さんしか入ってないじゃん。
「それだと神威さんだけだし...私もいるんだよ。だから...桜兎とかどう?」
「いいでござるけど兎のどこにアリス殿らしさが?」
神威さんは首を傾げた
「それは、私がピンチな時とかうさぎを見るからかな」
「なるほど。そうでござったか。兎殿に感謝せねばな」
「あと一つ。正式なパーティになったことでござるし硬いのはやめるでござる。拙者もアリスと呼ぶでござるからアリスも拙者のことは神威とでも読んでほしいでござる」
神威さんの提案が嬉しかった。本当に仲間になったのだと実感できたから。そして、私が神威さんの特別になった気がしたから。
「えぇ。神威」
私は嬉しかった。
私と神威さんはカウンターに向かった。今日はクレアナさんがいたのでクレアナさんのところに並んだ。
「アリスちゃん、神威くんおかえり。長かったけど大丈夫だった?」
クレアナさんは心配そうに聞いてくれる。
「実は...ゴブリンの数が二倍程度いた上ゴブリンロードが出たんです」
私は正直に話した。
「え。ゴブリンロードが!!上に報告しとくね。でも良かった。アリスちゃん無事に逃げ切れて」
「そのぉ...実は逃げてないんです。二人で協力して倒してきました。」
「そのせいでもう力がほぼないでござる」
「え!!倒せれちゃったの!?」
「はい」
「すごいよ。すごいよふたりとも。」
「ありがとうございます。それでこれが魔石です」
私は魔石をカウンターに置いた。
「ちょっとまってね」
クレアナさんはその魔石をすべて見る。
「うん。ゴブリンの魔石46個とゴブリンロードの魔石1個で銀貨83枚っと」
クレアナさんはササッと計算した。え、ちょっと待って。ゴブリンロード一体銀貨60枚!!私が驚いているとクレアナさんの声がする。
「ふたりとも冒険者カードを出して」
クレアナさんの言う通り私達は冒険者カードを出した。きっと個人確認の一環だろう。
「問題ないね。神威くんをシルバーランクに昇格します。アリスちゃんは星が一つつきます。シルバーは星を5取ると昇格できるから頑張ってね」
クレアナさんは笑顔で言う。私のカードには名前の隣に星が一つついた。神威さんのカードはシルバー色になっていた。
私達は報酬を受け取るとそのままギルド内の席に座り料理を注文した。
外はもうもう朝になっていた。
「これでお揃いでござるな」
「えぇ。お揃いですね」
神威さんといると楽しいし神威さんは頼りになる。パーティを組んでもいいと思えるほどに。この食事中に提案しよう。そう決意していると料理が来た。久々の料理だ。油の乗ったお肉が美味しそうな匂いを醸し出していた。
「では、食べるでござるか」
「はい」
料理を食べながら神威さんと昨日のことについて話した。
神威さんが急に真剣な顔になる。
「アリス殿、その、拙者とパーティを組まぬか?」
私は驚いた。私もその提案をしようとしていたからだ。答えは決まっている。
「喜んで。改めてよろしく神威さん」
私は手を出した。神威さんは私の手を包んでくれた。
「よろしくでござる」
「パーティ名は何にする?」
「そうでござるな〜。桜とかどうでござる」
桜だと神威さんしか入ってないじゃん。
「それだと神威さんだけだし...私もいるんだよ。だから...桜兎とかどう?」
「いいでござるけど兎のどこにアリス殿らしさが?」
神威さんは首を傾げた
「それは、私がピンチな時とかうさぎを見るからかな」
「なるほど。そうでござったか。兎殿に感謝せねばな」
「あと一つ。正式なパーティになったことでござるし硬いのはやめるでござる。拙者もアリスと呼ぶでござるからアリスも拙者のことは神威とでも読んでほしいでござる」
神威さんの提案が嬉しかった。本当に仲間になったのだと実感できたから。そして、私が神威さんの特別になった気がしたから。
「えぇ。神威」
私は嬉しかった。
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