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作者の趣味です。

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アリスと魔法の国

#69

10話 アリスと恋人③

 ‹不思議な世界›は不思議な世界である。
 故に、私にも能力の全ては理解できていない。
 この世界に入ったのは四人だ。私と神威、恋人の四人。
 でも実際は悪魔、肉の塊もいる。
 まずは悪魔の数を減らそう
「‹木々よ、動物よ彼ら悪なる者を滅ぼして›」
 それに反応し木々が、動物が彼ら悪魔を襲う。
 ここの木々には私の光属性が付与されているため悪魔どもにもめっぽう強い。
「クソ、あの数の悪魔が一瞬にして...」
 男が唖然とこの光景を目にしている。
 だが、不思議にも死んだであろう女には目を向けない。
 普通、死んだかどうかの確認ぐらいするだろう。
 だが、それも納得できる。
 女は斬れたところから肉の節が出てきて、斬られた所同士がくっつく。
 そして、女は立ち上がる。
 女は真っ二つになっていながらも生き返った。
 そんな事はありえない。有り得てはいけない。
「私が死んでぇ、世界のお試合に負けたのねぇ。じゃあ突破するしかないか‹殺せ›」
 その指示に従い女の後ろにいた肉の塊が私に拳を振り落とす。
 が、神威がその拳を焼き落とす。
「生き返ったでござるな」
「えぇ、考えられるのは、恋人のカード、悪魔との契約、無属性魔法の3つだね」
「全ての可能性が十分にありえるでござるな」
 それもそうだ。愚者のカードもデタラメであったし、悪魔との契約で不死を得るというケースもあると聞く。その上、あの男は悪魔を呼べるためこの説が今のところ一番濃厚である。そして、彼らは死者を使うという能力故にそのような能力が着いていてもおかしくない。例えば、残機をストックできるとかね。
 だから、どの可能性も十分にありえる。
 これに至っては戦いながら知るしかない。
 幸いにもここは私の世界だ。そう、私の。
「神威、あの肉塊破壊しよっか」
「御意‹天照・紅炎の龍›」
「‹気違いの茶会›」
 この1秒で攻める。
 神威は肉塊の下から燃やす。
 なら私は上から破壊する。
 私は風、光魔法の力を利用し一瞬で肉塊の空中に飛ぶ。
 今まで魔力消費量が多くてその上、操作や威力が難しくってレス師匠に使ったきり使ってないあの魔法で。
「‹天霊絶空・轟雷›」
 巨岩までもを砕くこの一撃でこの肉塊をぶち壊す。
 私の手から出るあまりにも強大な雷は轟!!と音を鳴らしながら肉塊へと突き刺さる。
 grrrrruuuuuuaaaaarrrr!!
 雷が肉塊を裂く。
 炎が肉塊を焼く。
 そして、肉塊は燃え灰となる。
 恋人の時間が動き始める。
「この一瞬で...倒したとでも言うの!?」
「えぇ」
 女は悔しそうにこちらを睨む。
「次は主等の番にござる」
 神威は‹天照・紅炎の龍›状態の時、全能力が上がる。
 そして、紅桜流刀技に匹敵する威力をばんばん出せる。でも、その分消費も激しい。
 それに、私の‹不思議な世界›もそう長くは持たない。
 これはスピード戦だ、

作者メッセージ

天霊絶空・轟雷は1章8話で出てます。
別に忘れてて久しぶりに見返したらあったわけじゃないんだからね。

2024/12/29 00:16

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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