- 閲覧前にご確認ください -

多少過激な表現があるかもしれません。
作者の趣味です。

文字サイズ変更

アリスと魔法の国

#68

9話 アリスと恋人②

 周りには動く死体と肉の塊、そして、恋人の二人。
 彼ら二人の実力は未だ不明。
「アリス、あの死体とそれを操っている男を頼めるでござるか?あの死体は綺麗なままでござる。できればそのまま埋葬してあげたいでござるが...拙者の攻撃は炎が多いため任せられぬでござろうか?」
 神威はただ少し悲しそうに言う。
 確かにきれいな死体だしそのまま埋葬してあげたい。
「できるだけやってみるよ」
「かたじけない」
 私達の相手は決まった。
「おや、その言い方だと簡単に俺を殺せると思っているらしい。俺は仮にもウロボロス教団幹部であるぞ?簡単に殺せるものか」
 それもそうだ。私は今までで一回だけウロボロス教団幹部と少し戦った。
 だから分かる、あれは本当にやばい。私に倒せるはずもない...けど、それは昔の話。今は魔法の本当の扱い方を知っている。
 だから、私は負ける気がしない。それに、こんな人間に負けたくない。
「知ってるよ。でも..それでも、勝って見せる」
「クククッ、フフッ、フハハハハハハ、はぁぁ、面白いこと言うね。本当に気に入った。君を殺して僕のコレクションに加えてあげよう」
 男はただバカにし、嗤う。
 コレクション?...本当に気味が悪い。
「ねぇ、まぁたあの美的センスのないコレクション増やすつもりぃ?何人の美少女のしたい集めたら気が済むのやらか」
「この世の全ての美少女を集めるまでだろうね。あと、美的センスについて君には言われたくないね」
 恋人はまたしても口喧嘩を始める。
 それにしても本当に彼は気味が悪いな。
 私は男に向けて魔法を一撃。
「‹極雷›」
 男はそれを掌で受け止める。
「危ないじゃないか」
 やっぱり一筋縄ではいかないか。
「そっちからやったんだ、恨むなよ‹屍共よ・悪魔に体を売り・真なる姿を見せよ›」
 男がするは詠唱。
 その詠唱は男が蘇らせた死体の男を苦しめ悪魔へと変貌させる。
「悪魔は趣味じゃないんだむさ苦しい男だけを変身させた。‹さぁ彼女を捕らえろ›」
 彼は死体を媒介としてそれを悪魔とする。だが、その死体は彼の支配下にあり、それが悪魔になったとて支配からは抜け出せない。
 彼は自分の手足のように悪魔を動かせる。
 悪魔と言えばシルバーランクの冒険者5人、またはゴールドランク冒険者一人以上で殺せると言われているが、ゴールドランク冒険者一人と悪魔十数体を相手取るのは難しい。
 けど...私は他のゴールドランク冒険者とは違う点がある。それは、
「私の世界‹不思議な世界›」
 私を中心に世界が変わり始める。
「「俺達の(私達の)世界‹[漢字]醜屍混世[/漢字][ふりがな]しゅうしこんせ[/ふりがな]›」」
 重ねて恋人二人も世界を発動する。
 私の世界と恋人の世界が押し合いを始める。
 でも、流石に二人相手は厳しい。
 そんな時、世界発動時に無防備になった恋人(女)に神威が後ろから真っ二つに斬る。
神威は無表情で、冷たい目を女に向けていた。
 けど、神威のおかげで恋人の世界構築魔法の回路は切れ、恋人の世界は崩れ落ちた。
 そして、私の世界がこの場の4人を飲み込んだ。

作者メッセージ

戦いで結構長くなりそうな予感。

2024/12/28 22:37

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 105

コメント
[30]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL