アリスと魔法の国
霊幻は転移で、蘭閣は雲に乗って自分の戦場へと行った。
私達は先生の方へと走っている。
戦場に近づいた所、そこには多くの人が蠢いていた。
だが、奇妙なことにその人たちは2つの服を着ていた。
着ている服は牢屋に幽閉されているような人が着ているような服と黒い怪しげなローブだった。
見た感じざっとこっちの5倍ほどの人数がいた。
この辺りには牢屋が設置されているらしい、けど、ならこの人たちはろうから抜け出してきたこととなる。
その場合、ウロボロス教団が十中八九関わっているだろう。
あの怪しげなローブの者たちはきっとウロボロス教団であろう。
その脱走者であろう者たちはゾンビのように動き、みな揃って同じことを繰り返し口にしていた。
「アリスヲダセェ、アリスヲツカマエロォ」
まるでなにかに洗脳されたかのように。
前にウロボロス教団が私を狙っていることは新聞で知った。
なんで、私が狙われているかまでは知らないけど...。
それでも正気は保てる。冷静な判断はできる。
きっとこれはウロボロス教団の仕業で...それで...女帝か。これはきっと女帝の能力。詳しいことはわからないけれども、当てはまるカードは女帝しかない。
もしくは、洗脳の魔法が使える者かの二択だ。
「アリス、これは女帝の魔法だと思うでござる」
「えぇ、私もそう思う」
神威もおんなじ考えだ。
「アリス、先に行って」
「神威、悪を倒してきてください」
鈴とルクスはそう言って私達を行かせようとする。
「嬢ちゃん達、ここは俺等に任せろ」
「俺等の街を荒らした奴らをぶっ飛ばしてこい」
他の皆も私達を行かしてくれようとする。
私と神威は振り返らずに前へと進んだ。
アリスと神威が去った戦場。
そこは、まさに戦場であった。
人と人が刃と刃を合わせ火花を飛ばし、時には血の雨を降らす。
そして、鈴は味方に炎を放つ。
奇妙なことに鈴が放つ炎は傷を焼き、癒やしている。
これが朱雀の炎の真の能力であった。
そして、鈴はそのまま雨を降らす。
その雨に触れた味方は身体能力、魔法威力は上がり敵をなぎ倒す。
これが青龍の能力の1つである。
鈴はアタッカーとしても強い、最強のサポーターである。
そしてルクスは、その鈴のサポートあってか敵をバッタバッタとなぎ倒す。
武器を変え、魔法を使い、メタトロンとともに多彩な動きで相手を翻弄する。
手強いものは戦いの中で動きを覚える。
だが、ルクスは動きを覚えられる前に武器を変え、動きを変え敵を倒す。
今の彼にただの単純な実力勝負を挑むことなど無謀である。
彼に勝つには特殊な魔法を使うしかない。それでも勝てるものはほんの一握りであろう。
だが、脱走者、ウロボロス教団にも強いやつはいる。その上、数の差も多い。
そのため、負けるのは時間の問題であると見越したが、蛇泉会を筆頭に他の会、そして、政府軍の助太刀より勝利を掴む。
だが、それは全てが終わると同時でもあった。
それほどまでに長い戦いでもあった。
私達は先生の方へと走っている。
戦場に近づいた所、そこには多くの人が蠢いていた。
だが、奇妙なことにその人たちは2つの服を着ていた。
着ている服は牢屋に幽閉されているような人が着ているような服と黒い怪しげなローブだった。
見た感じざっとこっちの5倍ほどの人数がいた。
この辺りには牢屋が設置されているらしい、けど、ならこの人たちはろうから抜け出してきたこととなる。
その場合、ウロボロス教団が十中八九関わっているだろう。
あの怪しげなローブの者たちはきっとウロボロス教団であろう。
その脱走者であろう者たちはゾンビのように動き、みな揃って同じことを繰り返し口にしていた。
「アリスヲダセェ、アリスヲツカマエロォ」
まるでなにかに洗脳されたかのように。
前にウロボロス教団が私を狙っていることは新聞で知った。
なんで、私が狙われているかまでは知らないけど...。
それでも正気は保てる。冷静な判断はできる。
きっとこれはウロボロス教団の仕業で...それで...女帝か。これはきっと女帝の能力。詳しいことはわからないけれども、当てはまるカードは女帝しかない。
もしくは、洗脳の魔法が使える者かの二択だ。
「アリス、これは女帝の魔法だと思うでござる」
「えぇ、私もそう思う」
神威もおんなじ考えだ。
「アリス、先に行って」
「神威、悪を倒してきてください」
鈴とルクスはそう言って私達を行かせようとする。
「嬢ちゃん達、ここは俺等に任せろ」
「俺等の街を荒らした奴らをぶっ飛ばしてこい」
他の皆も私達を行かしてくれようとする。
私と神威は振り返らずに前へと進んだ。
アリスと神威が去った戦場。
そこは、まさに戦場であった。
人と人が刃と刃を合わせ火花を飛ばし、時には血の雨を降らす。
そして、鈴は味方に炎を放つ。
奇妙なことに鈴が放つ炎は傷を焼き、癒やしている。
これが朱雀の炎の真の能力であった。
そして、鈴はそのまま雨を降らす。
その雨に触れた味方は身体能力、魔法威力は上がり敵をなぎ倒す。
これが青龍の能力の1つである。
鈴はアタッカーとしても強い、最強のサポーターである。
そしてルクスは、その鈴のサポートあってか敵をバッタバッタとなぎ倒す。
武器を変え、魔法を使い、メタトロンとともに多彩な動きで相手を翻弄する。
手強いものは戦いの中で動きを覚える。
だが、ルクスは動きを覚えられる前に武器を変え、動きを変え敵を倒す。
今の彼にただの単純な実力勝負を挑むことなど無謀である。
彼に勝つには特殊な魔法を使うしかない。それでも勝てるものはほんの一握りであろう。
だが、脱走者、ウロボロス教団にも強いやつはいる。その上、数の差も多い。
そのため、負けるのは時間の問題であると見越したが、蛇泉会を筆頭に他の会、そして、政府軍の助太刀より勝利を掴む。
だが、それは全てが終わると同時でもあった。
それほどまでに長い戦いでもあった。