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アリスと魔法の国

#60

4章 1話 アリスと3枚の敵

 時は刻々と進み場は要人達を集めての会議が開かれた。
 私達はそこに座っている。
 すると30代後半と思えるような男が手を挙げる。
「すいません。1つよろしいですかな」
 男の問に霊幻は小さく「あぁ」と短く言う。
「では、なぜこの中に旅人が混じっているのですか?」
「お前ら幹部よりも強いかもしれないからだな。それに、コイツラは過去にウロボロス教団の幹部と戦っている」
 霊幻の答えに周りがガヤガヤと騒ぎ出す。
「ウロボロス教団はそれほどまでの相手なのですかな?」
「嗚呼。きっとあれは人を捨てたなにかだろうな」
 部下の問に霊幻はサラッと答える。
 それにしても人間を捨てたなにかか...確かにジェスターは人間離れした能力を持っていた。けどそれは、人間の範囲内でもあった。
「多分、彼らの持っているタロットカード...これが鍵だと思います」
「タロットカードか...お前は何を見た?」
 霊幻は聞く。
 このときの霊幻はいつもよりも更に貫禄があった。
 ボスとしてまたは、国を守るものとして。
「私が戦ったのは愚者でした。愚者は愚者のカードをサイコロへと変形させでためによって効果を得てました。私が見た効果で恐ろしいものは完全治癒と自強化、自分の世界の創造の2つです」
 皆驚く。そりゃそうだ、この効果は本当にやばい。
 運が良ければずっと自分の世界で戦えたり、強化されたクソ強不死者にだってなれる。
「そうか...君は今回の3枚をどう見る?」
「愚者の正位置は自由でした。なので、あたりを引いた時嬉しそうにしてました。実際、当たりを引けば自由です。でも逆に外れを引けば多分自分にとって悪いことが起こるんだと思います。なので今回の3枚もタロットカードの内容に沿ったものとなっていると思います。」
 霊幻は深く考えたような仕草を取る。
「女帝の正位置は愛情、包容力名の満たすもの、逆位置は嫉妬や傲慢などの満たされないものか」
 それから導き出されるもの...。
「洗脳ではござらんか」
 神威が口を開け言い放つ。
「例えば正位置は洗脳、逆位置は自強化とかでござろう」
 それに続いてルクスは何かを思い出したかのように言う。
「力は愚者によって脱獄したものだと思います。能力は圧倒的な力と不屈の精神を持つものだったと聞いています。そのため厳重に締め付けられていました」
 ウロボロス教団の中では弱そうだがそれだけではないのだろう。
「謎は恋人ねぇ。正位置は感情の高ぶり、逆位置は感情に溺れる。でも、多分これは二人で1つだと私は思う」
 鈴は自分の考えを解く。
 それが本当の答えならめんどくさそうな能力ではある。
 二人揃ってのコンボを繰り出す、とかね。

作者メッセージ

会議後1話いっきまーす。

2024/12/23 12:27

The jester ID:≫1twJnxLLHxnQU
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