アリスと魔法の国
私達はその場に倒れ込んだ。いやぁ、流石に疲れた。魔力がもうない。
私達は少し休むと魔石を持って少しずつ歩いて洞窟を出た。入ったのは夕方だったが、今は夜だ。
「結構長いこと戦っていたでござるな」
「えぇ。本当に疲れた」
私達は馬車についた。馬車に乗ると私は安心してすぐに意識が消えた。
「...ス。...リス。アリス。起きて」
私を誰かが起こしている。誰かを見ると雪のように白いうさぎがいた。
「やっと目が覚めたかい」
私は理解ができなかった。なぜうさぎが喋っている?というかここはどこだ。
辺りを見まさすとそこに映るは、不思議な世界。喋るうさぎに、ありえないような色の木、ニンマリと笑って消える紫の猫。
「ここはどこ?」
私はうさぎに問いかけた。
「ここは君の魔法の中。ここは君の夢の中。ここは君の可能性の中。」
うさぎは次々に言う。やはりわけがわからない。
「条件が揃ったから君はここに来れたんだ。前までは姿をちらりと見るだけだったのが僕としっかり話せるようになったのも。」
条件?なんのことだ。そんなの一個も知らない。
「知らなくて当然さ。だってここは魔法だから。」
なおわからない。夢なのか魔法なのか?
「おっと、いけない。そろそろ時間のようだ。最後にいいかい?アリス。君の可能性は無限だ。そして、君には味方がいる。それを忘れてはならないよ。」
うさぎがそう言うと、空間が歪み始めた。
「じゃあね。アリス。又今度。」
うさぎはニッコリと手を振った。紫の猫も姿を現し、ニンマリと笑った。
私の前から謎の空間がなくなった。
私の肩が誰かに揺られていた。
「アリス殿、そろそろ起きるでござる。」
神威さんだ。寝起きで潤んだ目を向け、
「おはようございます」
と一声。
「おはようでござる。ぐっすりであったな。」
やはりあれは夢か。と思いながら寝顔を神威さんに見られてたのか、恥ずかしくて顔を膝にうもらせた。
「私の寝顔変ではなかったですか?変なこと言ってませんでしたか?」
顔を赤くしながら聞いた。顔が熱くなっていたし今赤いだろうなぁ。
「大丈夫でござったよ。愛らしい寝顔でござったし、ウサギさんと可愛らしいこと申されてござったから、あんなに強くとも年相応の愛らしさがあって可愛らしかったでござるよ。」
愛らしいや可愛らしいの言葉が更に私を熱くさせる。
「そうですか。良かったです」
顔を上げると神威さんはニコッと、笑っていた。その後、神威さんは真剣な表情に変えた。
「アリス殿、あの右手を吹き飛ばした攻撃はなんでござったのか?」
「あれ?神威さんではないのですか?」
「違うでござる。あの時確かに見たでござるよアリス殿の左目が黄金に光る瞬間を」
私の目は元は両目金色だった。でも今は、右目が母様の目水色になっているためもし私がその魔法を発動のならばもともとの私の力ということだ。
でも今私にそんな力はない。つまり、まだ覚醒していない無属性の扉が空いたのではないか?という結論になる。だから、
「私が発動した魔法ならばきっとそれはまだ覚醒していない無属性魔法ですかね」
「無属性魔法でござるか」
「神威さんも持ってましたよね?使えるんですか?」
「拙者もまだ使えていないでござる」
無属性魔法は謎がお多い。覚醒方法が皆それぞれ違う。
無属性魔法で言えば、英雄・伝説・神と3つに分かれていて、母様の‹白雪姫›は伝説だったから私の目には伝説級の力がある。
神威さんと話したり、考え事をしていると気づいたらギルドの前についていた。
「行くでござるか」
私と神威さんは並んでギルドへと入っていった。
私達は少し休むと魔石を持って少しずつ歩いて洞窟を出た。入ったのは夕方だったが、今は夜だ。
「結構長いこと戦っていたでござるな」
「えぇ。本当に疲れた」
私達は馬車についた。馬車に乗ると私は安心してすぐに意識が消えた。
「...ス。...リス。アリス。起きて」
私を誰かが起こしている。誰かを見ると雪のように白いうさぎがいた。
「やっと目が覚めたかい」
私は理解ができなかった。なぜうさぎが喋っている?というかここはどこだ。
辺りを見まさすとそこに映るは、不思議な世界。喋るうさぎに、ありえないような色の木、ニンマリと笑って消える紫の猫。
「ここはどこ?」
私はうさぎに問いかけた。
「ここは君の魔法の中。ここは君の夢の中。ここは君の可能性の中。」
うさぎは次々に言う。やはりわけがわからない。
「条件が揃ったから君はここに来れたんだ。前までは姿をちらりと見るだけだったのが僕としっかり話せるようになったのも。」
条件?なんのことだ。そんなの一個も知らない。
「知らなくて当然さ。だってここは魔法だから。」
なおわからない。夢なのか魔法なのか?
「おっと、いけない。そろそろ時間のようだ。最後にいいかい?アリス。君の可能性は無限だ。そして、君には味方がいる。それを忘れてはならないよ。」
うさぎがそう言うと、空間が歪み始めた。
「じゃあね。アリス。又今度。」
うさぎはニッコリと手を振った。紫の猫も姿を現し、ニンマリと笑った。
私の前から謎の空間がなくなった。
私の肩が誰かに揺られていた。
「アリス殿、そろそろ起きるでござる。」
神威さんだ。寝起きで潤んだ目を向け、
「おはようございます」
と一声。
「おはようでござる。ぐっすりであったな。」
やはりあれは夢か。と思いながら寝顔を神威さんに見られてたのか、恥ずかしくて顔を膝にうもらせた。
「私の寝顔変ではなかったですか?変なこと言ってませんでしたか?」
顔を赤くしながら聞いた。顔が熱くなっていたし今赤いだろうなぁ。
「大丈夫でござったよ。愛らしい寝顔でござったし、ウサギさんと可愛らしいこと申されてござったから、あんなに強くとも年相応の愛らしさがあって可愛らしかったでござるよ。」
愛らしいや可愛らしいの言葉が更に私を熱くさせる。
「そうですか。良かったです」
顔を上げると神威さんはニコッと、笑っていた。その後、神威さんは真剣な表情に変えた。
「アリス殿、あの右手を吹き飛ばした攻撃はなんでござったのか?」
「あれ?神威さんではないのですか?」
「違うでござる。あの時確かに見たでござるよアリス殿の左目が黄金に光る瞬間を」
私の目は元は両目金色だった。でも今は、右目が母様の目水色になっているためもし私がその魔法を発動のならばもともとの私の力ということだ。
でも今私にそんな力はない。つまり、まだ覚醒していない無属性の扉が空いたのではないか?という結論になる。だから、
「私が発動した魔法ならばきっとそれはまだ覚醒していない無属性魔法ですかね」
「無属性魔法でござるか」
「神威さんも持ってましたよね?使えるんですか?」
「拙者もまだ使えていないでござる」
無属性魔法は謎がお多い。覚醒方法が皆それぞれ違う。
無属性魔法で言えば、英雄・伝説・神と3つに分かれていて、母様の‹白雪姫›は伝説だったから私の目には伝説級の力がある。
神威さんと話したり、考え事をしていると気づいたらギルドの前についていた。
「行くでござるか」
私と神威さんは並んでギルドへと入っていった。
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