アリスと魔法の国
ルクスと鈴の勝負が終わった。
「よぉし、次は俺とお前ら二人な」
霊幻は愉快そうに言う。
「‹分霊›」
その言葉が放たれた途端、霊幻は数十人へと増える。
何?この能力。分身か何か?でも、全て本物と私の目が判断している。なら、全て本物の分身!?そんなことできるの
「驚いておるな」
にやりと霊幻は笑う。
「さぁ、お前らに俺が殺せるか?」
数十人の霊幻は四方から攻撃をしてくる。
避けるのはまず不可能。
ならば、迎え撃つしかない。
「‹気違いの茶会›」
「‹紅桜流刀技・炎龍›」
私の魔法によって止まった霊幻を神威が斬る。
斬られた霊幻は煙のように姿を消す。
「ふむ」
霊幻の声が響く。
「お前ら、もっと本気を出せぇい」
霊幻が迫る。
「‹[漢字]華羅螺魏流拳術・華風乱打[/漢字][ふりがな]かららぎりゅうけんじゅつ・かふうみだれうち[/ふりがな]›」
嵐のように凄まじい拳の群。
私達は魔力で自分を守るのが精一杯だった。
「まだまだぁ‹[漢字]白夜叉流天剣[/漢字][ふりがな]しろやしゃりゅうてんけん[/ふりがな]›」
手刀。ただの手刀。
だが、その威力は剣もを凌ぐ。
こればかりは魔力でも守りきれない。
逃げるしか。いや、逃げ場もない。
迎え撃つしか...。
その瞬間、神威の声が聞こえた。
「アリス。共に風を起こし跳ね返すでござる」
「えぇ、分かった。やりましょうか」
私達は向かってくる拳、一つ一つに風を当て押し返す。
「見事。なら、これはどうかな‹紅桜流刀技・炎龍›」
神威の型のマネを即興でするのか!?
炎の龍の群がこちらへと向かってくる。
あぁ、これはやばい。
「‹[漢字]風波[/漢字][ふりがな]かぜなみ[/ふりがな]›」
神威の魔法が龍へと当たるも消えも引きも出ず龍は向かってくる。
「‹気違いの茶会›」
私は龍の動きを止める。
だが、そんな長くは持たなかった。
多分これは込める魔力、かける量、かけるものの魔力量の3つが関係するのだろう。
量が多いし魔力もその分多くなる。
「残念であったな」
私達は炎の龍によってボロボロになった。
魔力で防御したためそこまでひどくはないもののボロ負けである。
「君たちには必殺や奥義と呼べるようなすごい攻撃がない。でもまぁ、二人共すごいよ。時を止めたり、炎の龍を出したり、でもまだ足りない。それを今ここで身に着けろ」
本当の修行は今からだ。
魔法の知識を身に着け新しい技や魔法の打ち方を学ぶのではなく。それは、ただの過程に過ぎない。本当は必殺技を作ることがこの修行ですることである。
「よぉし、次は俺とお前ら二人な」
霊幻は愉快そうに言う。
「‹分霊›」
その言葉が放たれた途端、霊幻は数十人へと増える。
何?この能力。分身か何か?でも、全て本物と私の目が判断している。なら、全て本物の分身!?そんなことできるの
「驚いておるな」
にやりと霊幻は笑う。
「さぁ、お前らに俺が殺せるか?」
数十人の霊幻は四方から攻撃をしてくる。
避けるのはまず不可能。
ならば、迎え撃つしかない。
「‹気違いの茶会›」
「‹紅桜流刀技・炎龍›」
私の魔法によって止まった霊幻を神威が斬る。
斬られた霊幻は煙のように姿を消す。
「ふむ」
霊幻の声が響く。
「お前ら、もっと本気を出せぇい」
霊幻が迫る。
「‹[漢字]華羅螺魏流拳術・華風乱打[/漢字][ふりがな]かららぎりゅうけんじゅつ・かふうみだれうち[/ふりがな]›」
嵐のように凄まじい拳の群。
私達は魔力で自分を守るのが精一杯だった。
「まだまだぁ‹[漢字]白夜叉流天剣[/漢字][ふりがな]しろやしゃりゅうてんけん[/ふりがな]›」
手刀。ただの手刀。
だが、その威力は剣もを凌ぐ。
こればかりは魔力でも守りきれない。
逃げるしか。いや、逃げ場もない。
迎え撃つしか...。
その瞬間、神威の声が聞こえた。
「アリス。共に風を起こし跳ね返すでござる」
「えぇ、分かった。やりましょうか」
私達は向かってくる拳、一つ一つに風を当て押し返す。
「見事。なら、これはどうかな‹紅桜流刀技・炎龍›」
神威の型のマネを即興でするのか!?
炎の龍の群がこちらへと向かってくる。
あぁ、これはやばい。
「‹[漢字]風波[/漢字][ふりがな]かぜなみ[/ふりがな]›」
神威の魔法が龍へと当たるも消えも引きも出ず龍は向かってくる。
「‹気違いの茶会›」
私は龍の動きを止める。
だが、そんな長くは持たなかった。
多分これは込める魔力、かける量、かけるものの魔力量の3つが関係するのだろう。
量が多いし魔力もその分多くなる。
「残念であったな」
私達は炎の龍によってボロボロになった。
魔力で防御したためそこまでひどくはないもののボロ負けである。
「君たちには必殺や奥義と呼べるようなすごい攻撃がない。でもまぁ、二人共すごいよ。時を止めたり、炎の龍を出したり、でもまだ足りない。それを今ここで身に着けろ」
本当の修行は今からだ。
魔法の知識を身に着け新しい技や魔法の打ち方を学ぶのではなく。それは、ただの過程に過ぎない。本当は必殺技を作ることがこの修行ですることである。