アリスと魔法の国
ボスというひとがいる部屋へと案内された。
その部屋は作りが少し豪華で良さげな椅子に座ったお爺さんがいた。
格好は華楽特有の着物とスーツの間という感じの服を着て、白いヒゲを伸ばしている。
「ボス、例のお弟子さん達を連れてまいりました」
「おぉ、よく来た。まぁそのへんの椅子に座れ」
ボスの座る良さげな椅子の前には良さげなソファーがあった。
そこにアリス達は座った。
「金髪の嬢ちゃんと侍、あとはお前は...もしかして、すてらんとこの子か?」
おじいさんは首を傾けた。
「えっと、私はフラマ現法皇の息子で桜兎のメンバーに先日、加わりました」
「そうか。お前さんがねぇ」
おじいさんは納得したかのように頷く。
「おぉ、名を名乗るのを忘れておった。俺は炎鳥会のボス、[漢字]桃 霊幻[/漢字][ふりがな]タオ レイゲン[/ふりがな]だ」
私達も名乗るべきだろう。
「私はアリスといいます」
「拙者は紅桜 神威と申す」
「私の名はルクス・エルドです」
うんうんと霊幻は頷く。
「手紙を師匠から預かってるでござる」
「ほう?」
霊幻は手紙を受け取るとすぐに読み始めた。
「そうか」
手紙を置くと私達を真剣な眼差しで見る。
「要約するとこの手紙にはお前らを鍛えろと書かれていた。修行と言っても魔術・魔法の使い方についてだ」
すでに使えてるのになぜ?それに魔法と魔術を何故別々に言う?
「その顔はよくわかってない顔だな。まず、魔法と魔術の違いは分かるか?」
アリス達は首を横に振る。
「魔法とはイメージを魔力で形にし放出する技だ。まぁ、これだとパワーレスのも魔法になってしまうが...あれは魔力の扱い方だ。自分の中にあるものを使ってない」
霊幻は続ける。
「魔術とは式や魔法陣を書くことで魔力を安定させ、威力を高めるものである。」
なるほど。少し分かった気がする。
「まぁ、やったほうが早いか。付いて来い」
そう言って霊幻はアリスたちの肩を軽く叩き、部屋を出た。
アリス達はそれについていく。
着いたのは地下の修行場みたいなところだった。
「まず、これが魔法だ。‹[漢字]炎炎槍葬[/漢字][ふりがな]えんえんそうそう[/ふりがな]›」
そう唱えると炎の槍が的へと飛んでいく。
的はすぐに燃え崩れ去った。
この魔法の元は炎も槍を出し相手を攻撃する魔法なのだろうが威力が凄まじい。
「次にこれが魔術」
霊幻は空中に炎でなにか文字を書き始める。
「‹炎炎槍葬›」
その炎の文字は消え巨大な炎の槍となった。
的を焼き尽くした。
「分かったか?」
霊幻はアリスたちを向き言う。
「はい。魔法は書かずに唱えるだけでしたが、魔術は書いて唱えることで威力や安定感が魔法の1.5倍ほど良くなりました」
霊幻は感心する。
「さっきの間にそこまで見ていたか。その目、良き目であるな」
霊幻はアリスの目に気づいていた。
なぜ私の目に気づいたのだろうか?まさか魔力の流れをこの距離で感じ取ったのか?まさか、そんなことありえない。
「なぜお気づきに」
「俺の魔法の能力だ」
どんな能力なのか...まさか、魔法の効果がわかる魔法とか?
「まぁ、そんなことよりお前らはこの扱い方を習ってもらう。[漢字]奴ら[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]からの頼みじゃ断れねぇし」
そう言って霊幻はアリスたちを見た。
その部屋は作りが少し豪華で良さげな椅子に座ったお爺さんがいた。
格好は華楽特有の着物とスーツの間という感じの服を着て、白いヒゲを伸ばしている。
「ボス、例のお弟子さん達を連れてまいりました」
「おぉ、よく来た。まぁそのへんの椅子に座れ」
ボスの座る良さげな椅子の前には良さげなソファーがあった。
そこにアリス達は座った。
「金髪の嬢ちゃんと侍、あとはお前は...もしかして、すてらんとこの子か?」
おじいさんは首を傾けた。
「えっと、私はフラマ現法皇の息子で桜兎のメンバーに先日、加わりました」
「そうか。お前さんがねぇ」
おじいさんは納得したかのように頷く。
「おぉ、名を名乗るのを忘れておった。俺は炎鳥会のボス、[漢字]桃 霊幻[/漢字][ふりがな]タオ レイゲン[/ふりがな]だ」
私達も名乗るべきだろう。
「私はアリスといいます」
「拙者は紅桜 神威と申す」
「私の名はルクス・エルドです」
うんうんと霊幻は頷く。
「手紙を師匠から預かってるでござる」
「ほう?」
霊幻は手紙を受け取るとすぐに読み始めた。
「そうか」
手紙を置くと私達を真剣な眼差しで見る。
「要約するとこの手紙にはお前らを鍛えろと書かれていた。修行と言っても魔術・魔法の使い方についてだ」
すでに使えてるのになぜ?それに魔法と魔術を何故別々に言う?
「その顔はよくわかってない顔だな。まず、魔法と魔術の違いは分かるか?」
アリス達は首を横に振る。
「魔法とはイメージを魔力で形にし放出する技だ。まぁ、これだとパワーレスのも魔法になってしまうが...あれは魔力の扱い方だ。自分の中にあるものを使ってない」
霊幻は続ける。
「魔術とは式や魔法陣を書くことで魔力を安定させ、威力を高めるものである。」
なるほど。少し分かった気がする。
「まぁ、やったほうが早いか。付いて来い」
そう言って霊幻はアリスたちの肩を軽く叩き、部屋を出た。
アリス達はそれについていく。
着いたのは地下の修行場みたいなところだった。
「まず、これが魔法だ。‹[漢字]炎炎槍葬[/漢字][ふりがな]えんえんそうそう[/ふりがな]›」
そう唱えると炎の槍が的へと飛んでいく。
的はすぐに燃え崩れ去った。
この魔法の元は炎も槍を出し相手を攻撃する魔法なのだろうが威力が凄まじい。
「次にこれが魔術」
霊幻は空中に炎でなにか文字を書き始める。
「‹炎炎槍葬›」
その炎の文字は消え巨大な炎の槍となった。
的を焼き尽くした。
「分かったか?」
霊幻はアリスたちを向き言う。
「はい。魔法は書かずに唱えるだけでしたが、魔術は書いて唱えることで威力や安定感が魔法の1.5倍ほど良くなりました」
霊幻は感心する。
「さっきの間にそこまで見ていたか。その目、良き目であるな」
霊幻はアリスの目に気づいていた。
なぜ私の目に気づいたのだろうか?まさか魔力の流れをこの距離で感じ取ったのか?まさか、そんなことありえない。
「なぜお気づきに」
「俺の魔法の能力だ」
どんな能力なのか...まさか、魔法の効果がわかる魔法とか?
「まぁ、そんなことよりお前らはこの扱い方を習ってもらう。[漢字]奴ら[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]からの頼みじゃ断れねぇし」
そう言って霊幻はアリスたちを見た。