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アリスと魔法の国

#43

2話 アリスとマフィアの門

 私達は華楽へと着いた。
 ここの壁は高く、太く、長い。
 流石、帝国である。
 関所は兵士が3人ほど見張りをしている。また、それよりも前からちょこちょこ兵士を見かけた。きっとどこかの山から監視などもしているだろう。
「貴様ら身分証を出せ」
 私達は冒険者カードを出す。身分証代わりにもなっていいものである。
「金を出せ」
 兵士にお金を渡すが一人につき銀貨10枚はぼったくりすぎでしょ。
「おい、そこのやつの許可は出してないがそれは何だ?」
 アホーなんちゃらのことか。ちょうどいい。
「そのへんで襲ってきた盗賊です。冒険者ギルドに出そうと思ったのですが、兵士さんに渡してもよろしいでしょうか?」
 私の問に兵士は頷く。兵士は受け取るとアホーなんちゃらの顔をまじまじと見る。
「こいつは...アホーリか。最近、このこそ泥を探してたんだよ。例を言う」
 兵士は頭を下げる。
「では、通ってよし」
 私達は華楽へと入った。
 華楽の街は左右対称であり、建築物は主に木、石、土を使っている。
 なんというか美しい。
 綺麗というよりも幻想的で城のような感じだ。
 だが、この中に武を象徴するような力強さがある。
 私はこんな建築物を見たことがなかった。
「美しい...旅には出るものですね」
 ルクスは言う。
「えぇ」
 私は短く同意した。
「倭も似たようでござるがもっと霊力を感じるでござるよ」
 神威は我が国を自慢するように言った。いや、実際に自慢かな。
「それは行っていみたい」
「次は倭に行く気だから楽しみね」
 私達は町並みを楽しみながら歩く。
「えっと、師匠からもらった手紙によるとここだ」
 そこは城のように大きく洗練された美と武を感じる。
 門にはでかでかと「炎鳥会」と書かれた看板があった。
 門の前にスーツを着てサングラスを掛けたスキンヘットの男がいた。
「少し良いでござるか?」
 その男に神威は話に行く。
「あ"?」
 男は神威を睨むように見る。神威は動じず、
「拙者らは紹介状をもらってきたでござるが入ってもいいでござろうか?」
 神威の出した招待状を男はサングラスを外し見る。
「ああ、あんたらがボスの友人の弟子か。ひとり多い気がするが?」
 疑いの視線だ。
「ルクス殿は途中で拙者らの旅に同行したでござるよ」
「そうか。まぁいい、付いて来い、ボスんとこに案内したる」
 そう言うと男は顎をくいっとした。
「ありがとうございます」
 私達は男について炎鳥会の門をくぐった。

作者メッセージ

華楽の町並みのイメージは昔の中国とかです。

2024/12/14 00:11

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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