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アリスと魔法の国

#33

17話 アロンガント&アリスとステラ②

 アロガントさんはステラへと走ると剣と剣をまじ合わせる。なんと物理な。
 アロガントさんの魔力は無だ。光と闇をあわせることで無にしている。これがステラに対抗する切り札なのだろうか?それなら私にできることは?いや、できることはあるはず。
「‹極雷・獣・龍星・チェシャネコ›」
 私は今撃てる中で援護に向いているものを使った。これ、結構魔力持ってくなぁ。
「ほう、魔力まで消すか」
 ステラは少し不敵に笑う。
「だが、お前はだめだな。覚醒して魂の練度が上がっただけ、思考は読まれていると分かれ」
 思考が読まれている?意味がわからない。
「こいつは人の思考を読み、思考を誘導できる魔法の持ち主だ」
 アロンガントが説明してくれる。なるほど。だから、この騙し討のような手は使いにくい。ならば、
「‹気違いの茶会›」
 一秒にも満たない少しの時間だけステラの時を止めれた。その瞬間にアロンガントは攻撃を叩き込む。
「くるねぇ」
 ステラは痛む。
「魂を傷つけることで回復不可能な傷を負わせてくる」
 ステラは続ける。
「それに、無で君は守っているから思考を読んだり、誘導したりできないしね」
 ステラは私を見る。
「なぜ、効かない。私の精神支配が...」
 ステラは焦る。私に魔法をかけようとしたのだろうが失敗したのだろう。
「さぁ?」
 私は今のうちにと発動していた魔法を現す。
「バレバレなんだって...」
 防がれる。でも、これならどうだろうか?思考を読んでも避けなけれれば意味がない。
 まだ使ったことないから不安だが...
「‹極雷・獣・巨大化›」
 避けれないほどの巨大さ、どうだ?
「‹リバーシ›」
 跳ね返そうもするも、ルシファーの無の魔法によりかき消される。
「これでお前も死んだな」
 ルシファーの呟きであった。
 攻撃があたったと思っった次の瞬間、世界が変わった。

作者メッセージ

あと三話ほど

2024/12/09 23:46

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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