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アリスと魔法の国

#32

16話 アロンガント&アリスとステラ

[中央寄せ]時は遡りアリスの話へと戻る[/中央寄せ]



 私は劇場から中心の教会へと飛んでいった。その途中、エクセルキトゥスさんと会い共に向かった。
 中心の教会は荒れていた。
 そして、二つ戦っているのが魔力の動きで分かる。
「一階と二階で戦ってますね」
 私が言うとエクセルキトゥスさんは驚いた。
「そんなこと分かるの?すごいのだよ」
 エクセルキトゥスさんは私を褒めた。
 でも今、嬉しがる余裕がない。
「どうします?別れます?」
 私はエクセルキトゥスさんに聞いた。
「そうだねぇ。私は下に行くのだよ。だから、上は任せるのだよ」
 そう言い残すとエクセルキトゥスさんは下へ降りていった。
 私も窓を割り、中へと入った。
 そこには、魔に落ちたアロガントさんとステラさんが戦っていた。
 二人は私を見た。
「アリス私を手伝え。アロガントは内通者だ」
 ステラさんは言うが、私の目がその言葉が嘘だという。
「アリス、内通者はステラだ」
 アロガントさんの言葉は、本当であった。
 なぜ、このような状況になっている?
 状況的にはアロガントさんが悪だ。だが、私がこの母様の目を通してみた真実はステラさんが悪だ。
「アロガントさん、どういうことですか?」
 私はさっき嘘をついていなかったアロガントさんに聞いた。
「彼は自分の精神魔法的なもので皆に魔法をかけて自分の思うように動かしていたんだ」
 嘘はない。私はその言葉に納得した。あの会議の時、皆があんなに不自然なまでに信用したことも、嫌な予感がしたことも、すべて納得がいった。
 ではなぜアロガントさんは堕天しているのか?
「アロガントさんの堕天の理由は?」
 私は聞いた。味方をする方を確かにするために。
「この国を、仲間を、守るためだ」
 アロガントさんの嘘のない言葉に私の味方するほうが決まった。
「あぁ、そうなるか。はぁ、めんどくせぇ」
 ステラさん...いや、ステラでいいや。
 ステラはため息を付いた。
「‹不思議の国のアリス›」
 私はあそこでの魔法を唱える。
 ...が、発動しない。なぜ?
 あの時は世界があった。でも今は塗り替える世界がない。
 私には世界を作るすべがまだ、ないのだ。
「ハハハ、そうか。君は覚醒したがその力をまだ使いこなせれていないというわけか」
 ステラは笑う。
「大丈夫そうか?」
 アロガントさんは私を心配する。私そんなにもわかりやすかったかなぁ?
「えぇ」
 私は短く返事をした。
「では、行くぞ」
 戦いが再開された。

作者メッセージ

ありす目線、久。

2024/12/09 23:18

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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