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アリスと魔法の国

#29

13話 アロンガントとステラ

 アロガントが部屋に戻って5分ほど時間が進んだ時、部屋の外から爆発音がした。
「私が見てくるわ」
 そう言ってフラマは部屋の外へと出た。
 サナティオは別の部屋で治療をしている。
 そのため今はアロガントとステラの二人きりである。
「なぁ、ステラさん。あんた何で皆に精神魔法かけてんだ?」
 アロガントが二人きりの状況を狙って問いかけた。
「あぁ、やっぱりバレていたか」
 ステラはアロガンドが感づいていたことに気がついていた。
「なぁに、別に大した意味はない。ことをうまく運ぶようにするためだ。でも、気づいてしまったならしょうがない。君には死んでもらおう。大丈夫だ、安心しろ。他の皆にはお前が裏切ったことにしておいてやる」
 アロガンドは戦闘態勢へと入る。
「俺の読みだが...あんただろ?あちこちに戦力を散らばせ、中央の人を少なくしたの」
「そりゃそうだ。俺の予言だからな」
 ステラはしらばっくれる。
「そうじゃない。クレイジーサーカスと内通していた、そうだろ?」
 アロガントの言葉にステラは意外そうな顔をした。
「そこまでわかっていたのか。ならば尚の事、殺さねばなるまい」
 ステラは光の魔法で自らを強化し、光の刃を生み出す。
 光の魔法は退魔効果のある力と強化、回復である。
 人によって使える、使えないがあるものの一般的にはこうだ。
「クソッ」
 アロガントも光魔法で自らを強化し、剣を抜く。
 ステラとアロガントの戦いは一方通行だった。
 アロガントはステラに思考を読まれ別の思考を植え付けられる。その上、ガブリエルの予知でどのように来るかを読み切っていた。
 そのため、アロガンドの攻撃は当たらず、ステラの無双状態であった。
 アロガントはなすすべはない。
 アロガントは考えついた。一か八か堕天してみようと。
 堕天とは、天使、神が魔に落ちることである。また、一部の者はそれにより強くもなる。
 堕天するには魂を闇に染まらせる必要があった。
 アロンガントは自分の魂に闇属性の魔法を混ぜ込んだ。
 その時、アロガントは苦しみに歪んだ。
 堕ちるとは魂を汚し魔になる行為であるため、魂が拒むわけがない。
 だが堕天は成功した。
 仲間を、この国を守りたいという強気思いがそうさせたのであろう。
 金色に輝き美しかった髪は何色も宿さぬ透明な白き髪へと、金色の宝石のような目は闇を宿したような黒い紫へと変わっていった。
「フハハハ。堕天したか。」
 ステラは豪快に笑っていたが、チッと舌打ちを立てると。
「読みにくくなったか」
 と言葉をこぼす。

作者メッセージ

ルシファーは堕天しないとだね。

2024/12/08 22:59

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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