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多少過激な表現があるかもしれません。
作者の趣味です。

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アリスと魔法の国

#24

9話 アリスとファウスト

 皆各地へと飛んでいった。
「それでは、私もそろそろ行きます」
 私はここを出て風の魔法で劇場へと飛んだ。

 劇場は壊れてはいなかったが、普段では考えられないほど静まり返っていた。まぁ、それもそうか。ここにはクレイジーサーカスの幹部であろう人がいるのだしね。
 私は劇場へと足を入れた。
 劇場の客席には多くに人が眠っている。ステージにはにこやかに笑う白衣姿の杖を持った男が立ってた。ステージの照明は男を照らしていた。
「やぁ、待ってましたよ。うーん?あなた騎士ではないですね?」
 顎に手を当てて男は首を傾げる。
「えぇ、私はただの旅人。でも、縁あって教会側に付いてるの。だからあなたたちの敵だよ」
「まさかまさか、戦うつもりじゃぁありませんよね?こちらには、ほら見てください。こんなにも私の夢で眠っている人質がいるのですよ?この人たちの命は私が握っているのです」
 男はケラケラと笑うと口元をさらにニヤッとさせ言葉を放つ。
「縁あって協会についているねぇ。なら、君は国や神への忠誠心はないから話してくれるかもしれないねぇ‹ナイトメア›」
 男は杖から小さな吹けば消えるような火を出す。視界が...

  ここはどこだろうか?
  私は周りを見回す。
  ここは劇場だ。
  そして、多くの人がきれいに並べられた椅子に座り怯え泣いている。
  この人たちはさっき観客席で寝ていた人達だ。
  なぜ怯えているのか?
  私は横を見る。
  拷問器具に繋がれ殺された人。そして、死んだ人の山と聖騎士の鎧を見た。
  猛烈な吐き気がした。
  なぜこんなにも酷く人を殺せるのか?
  そして、私は反対側を見た。
  そこにいるのはさっきの男。
 「さぁ次の生贄はこの少女!」
  男は声を張り上げ皆に聞こえるよう言う。
  私は彼に掴まれ拷問器具へとつけられそうになる。
  私は抵抗しようと魔法を使おうとするも発動しない。
  嫌だ。嫌だ。
  声も出ない。
  私はそのまま拷問器具へとつけられた。
 「さぁ、始めようか」
  男はにこやかに笑った。

作者メッセージ

少しハードかも...作者の趣味嗜好です。

2024/12/07 23:05

The jester ID:≫ip9LpYJarv/ME
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