私達が急いでステラさんのところへ向うと前案内してくれたシスターがステラさんのところへ案内してくれた。教会の上から二回の部屋で円卓が置かれていた。
　わたしたちがステラさんのところへ行くともう数人が集まっていて円卓に座っていた。
｢来るとわかっていたよ。好きなとこに座るがいい｣
　私達は空いている席へと座った。
　それにしても、ステラさんはこのことを予言していたのか?そんな私の疑問は関係なく話は進む。
｢まず、自己紹介でもしようか。我はステラ。この国の法皇でガブリエルの契約者である｣
　ステラさんはガブリエルの契約者だったのか。大天使との契約となるとすごいことだ。人が一生かけてできる人とできない人がいる。
｢私はサナティオ。ここのシスター長。そして、ラファエルの契約者。よろしくね｣
　普通のシスター服よりも作りが少し凝っている。それに、普通のシスター服は黒と白色だが、青色がところどころに見られ金色の刺繍がされている。地位を示しているのだろう。
　優しそうな人だ。
｢私はフラマ。聖騎士団第一隊隊長。ウリエルの契約者。よろしく｣
　騎士の服とは違いドレスだった。でも、戦いやすそうな作りであった。色は朱と金。そしてその服の上に黄金色の鎧を胸、肩、肘につけていた。
　少し表情が乏しい人だ。この間、一切表情を変えていなかった。
｢私はエクセルキトゥス。聖騎士団第二隊隊長兼この国の裁判長を務めるのだよ。そしてこの私こそがミカエルの契約者その人なのだよ。｣
　確かにこの人は戦士と裁判官を合わしたような格好をしている。
　まぁ、話しやすそうな人だ。
｢俺はアロガント。聖騎士特別小隊隊長で、ルシファーの契約者だ。で、後ろにいるのがモアーズだ｣
｢えぇ!俺も言うんですか?｣
　アロガントの後ろの男は驚いていた。アロガントがコクっと頷くと諦めたように
｢はぁ。えぇ、俺はモアーズ。聖騎士特別小隊副隊長で、アザゼルの契約者っす。よろしく頼むっす｣
　アロガントさんは自分に自身がありそうな人でモアーズさんは適当そうな人だった。
　私達の順番が回ってきた。
｢私はアリス。シェルタから来ました。パワーレス・ルールドの弟子です。よろしくお願いします｣
｢同じく拙者は紅桜 神威にござる。よろしく申す。｣
　私達の自己紹介は終わった。それにしても私達以外みんな天使の契約者だなんて...私達、場違いじゃない?