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作者の趣味です。

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アリスと魔法の国

#14

1章 エピローグ アリスと旅立ち

 私達は師匠の最終試練を突破した。そして、私達は地面に倒れ伏した。
 起きたらベットに寝ていた。
「起きたきたか。おい。アリス、お主の持っておる時計を家族の形見と言ったな?」
 師匠は真剣な眼差しで言った。
「えぇ。これは私の父からもらいました」
 実際は取ってきたが、まぁ変わらない。父が持って行けと言っていたし。
「それをお主はしっかりと扱えておった。つまり、お主クロノス家の人間じゃろ?」
 師匠はこの懐中時計がクロノス家のものだと知っているのか!?
「えぇ。師匠はなぜそれを......」
「お主の祖父とは冒険者仲間だったんじゃ。じゃから知っておる」
 私は知らなかった。ただお祖父様が昔冒険をしていたとしか知らなかった。
「やつでもちゃんと使いこなせれてはおらぬかった。そんなものをアリス。君はそれを使いこなせるか」
 師匠は聞いてくる。私は正直に答える。
「絶対に使いこなしてみせます。そして兄のところへゆきます。」
「その心よし。そういえばご家族のことは残念じゃった。お前さんのおじいさんは倭にいるとわかっておる。」
 私の家族がどこにいるかを師匠は教えてくれた。
「神威とたびに出るのならば寄るであろう。ついでに顔を見してやりい」
 多分神威に聞いていたのだろう。師匠は私達が旅に出ることを知っていた。
「わかりました。神威から聞いているでしょうが明日、旅立つ予定です。また、この国に戻ってきますのでそのときここにも顔を出します。強くなった私達と手合わせしてくださいね」
 私は笑顔で言った。それに師匠も笑顔で答えた。
「そりゃ、楽しみじゃのう。そうじゃ、倭に行くのであればシエルと華楽はゆくであろう?そこに居る儂の友人共に紹介状だしとくからよってみい」
 そう言うと地図を書いて渡してくれた。
「お世話になりました」
「おぉ。いつでも帰って来るがいい」
 私が敷居を出ると神威が待っていた。
「師匠への挨拶は終わったでござるか?」
「えぇ。後ギルドだね」
「それはもういいでござる。ほら」
 と神威は指を指す。
 そこには、クレアナさんやギルドのみんながいた。
「いつでも帰ってきてね」
「特等席はずっと空席だからな」
 とみんな手を振っている。
 私は泣くのをこらえ
「行ってきます」
 と笑顔でみんなが見えなくなるまで私と神威は手を振った。



1章完結

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

長かったですが1章完結です。
ありがとうございました

2024/12/04 15:25

The jester ID:≫1twJnxLLHxnQU
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