アリスと魔法の国
私達は師匠の最終試練を突破した。そして、私達は地面に倒れ伏した。
起きたらベットに寝ていた。
「起きたきたか。おい。アリス、お主の持っておる時計を家族の形見と言ったな?」
師匠は真剣な眼差しで言った。
「えぇ。これは私の父からもらいました」
実際は取ってきたが、まぁ変わらない。父が持って行けと言っていたし。
「それをお主はしっかりと扱えておった。つまり、お主クロノス家の人間じゃろ?」
師匠はこの懐中時計がクロノス家のものだと知っているのか!?
「えぇ。師匠はなぜそれを......」
「お主の祖父とは冒険者仲間だったんじゃ。じゃから知っておる」
私は知らなかった。ただお祖父様が昔冒険をしていたとしか知らなかった。
「やつでもちゃんと使いこなせれてはおらぬかった。そんなものをアリス。君はそれを使いこなせるか」
師匠は聞いてくる。私は正直に答える。
「絶対に使いこなしてみせます。そして兄のところへゆきます。」
「その心よし。そういえばご家族のことは残念じゃった。お前さんのおじいさんは倭にいるとわかっておる。」
私の家族がどこにいるかを師匠は教えてくれた。
「神威とたびに出るのならば寄るであろう。ついでに顔を見してやりい」
多分神威に聞いていたのだろう。師匠は私達が旅に出ることを知っていた。
「わかりました。神威から聞いているでしょうが明日、旅立つ予定です。また、この国に戻ってきますのでそのときここにも顔を出します。強くなった私達と手合わせしてくださいね」
私は笑顔で言った。それに師匠も笑顔で答えた。
「そりゃ、楽しみじゃのう。そうじゃ、倭に行くのであればシエルと華楽はゆくであろう?そこに居る儂の友人共に紹介状だしとくからよってみい」
そう言うと地図を書いて渡してくれた。
「お世話になりました」
「おぉ。いつでも帰って来るがいい」
私が敷居を出ると神威が待っていた。
「師匠への挨拶は終わったでござるか?」
「えぇ。後ギルドだね」
「それはもういいでござる。ほら」
と神威は指を指す。
そこには、クレアナさんやギルドのみんながいた。
「いつでも帰ってきてね」
「特等席はずっと空席だからな」
とみんな手を振っている。
私は泣くのをこらえ
「行ってきます」
と笑顔でみんなが見えなくなるまで私と神威は手を振った。
1章完結
起きたらベットに寝ていた。
「起きたきたか。おい。アリス、お主の持っておる時計を家族の形見と言ったな?」
師匠は真剣な眼差しで言った。
「えぇ。これは私の父からもらいました」
実際は取ってきたが、まぁ変わらない。父が持って行けと言っていたし。
「それをお主はしっかりと扱えておった。つまり、お主クロノス家の人間じゃろ?」
師匠はこの懐中時計がクロノス家のものだと知っているのか!?
「えぇ。師匠はなぜそれを......」
「お主の祖父とは冒険者仲間だったんじゃ。じゃから知っておる」
私は知らなかった。ただお祖父様が昔冒険をしていたとしか知らなかった。
「やつでもちゃんと使いこなせれてはおらぬかった。そんなものをアリス。君はそれを使いこなせるか」
師匠は聞いてくる。私は正直に答える。
「絶対に使いこなしてみせます。そして兄のところへゆきます。」
「その心よし。そういえばご家族のことは残念じゃった。お前さんのおじいさんは倭にいるとわかっておる。」
私の家族がどこにいるかを師匠は教えてくれた。
「神威とたびに出るのならば寄るであろう。ついでに顔を見してやりい」
多分神威に聞いていたのだろう。師匠は私達が旅に出ることを知っていた。
「わかりました。神威から聞いているでしょうが明日、旅立つ予定です。また、この国に戻ってきますのでそのときここにも顔を出します。強くなった私達と手合わせしてくださいね」
私は笑顔で言った。それに師匠も笑顔で答えた。
「そりゃ、楽しみじゃのう。そうじゃ、倭に行くのであればシエルと華楽はゆくであろう?そこに居る儂の友人共に紹介状だしとくからよってみい」
そう言うと地図を書いて渡してくれた。
「お世話になりました」
「おぉ。いつでも帰って来るがいい」
私が敷居を出ると神威が待っていた。
「師匠への挨拶は終わったでござるか?」
「えぇ。後ギルドだね」
「それはもういいでござる。ほら」
と神威は指を指す。
そこには、クレアナさんやギルドのみんながいた。
「いつでも帰ってきてね」
「特等席はずっと空席だからな」
とみんな手を振っている。
私は泣くのをこらえ
「行ってきます」
と笑顔でみんなが見えなくなるまで私と神威は手を振った。
1章完結
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