二次創作
ポートマフィアの幹部補佐は武装探偵社に溺愛されてます。
「○○〜!」
「えっ!」
――急に横から飛びつかれて、思わず変な声を上げてしまった。
飛びついてきた人の正体は....
「久しぶりだねー!」
敵組織であるはずの武装探偵社の男性社員。
―――太宰治さんだった。
「お、お久しぶりです....?」
挨拶を返すのも変な気がするのだけれど.....
これでも私はポートマフィの幹部補佐。
ポートマフィアの五大幹部である中原中也幹部の補佐を務めている。
ポートマフィアと武装探偵社はお互い、相容れない存在で、
敵組織とみなしているはずである。だけど....
「今日も綺麗だね、○○。」
「あ、ありがとうございます....」
こんなだと調子が狂います!
「あっ、太宰さん!やっと見つけましたー!」
後ろから声がかかって、振り向くと、白髮の好青年さんが立っていた。
「急に走り出すから、びっくりしましたよー!....あ、○○さん!」
「あっ....中島さん...こんにちは...」
この方は、中島敦さん。ポートマフィアの中でも警戒はされていて、
異能力、〚月下獣〛の使い手。
しかし性格は、温厚にして誠実。
太宰さんの世話役と言うか、保護者組の一員のような気もする。
純粋で、ピュアな方だとも聞いている。私より一つ年上で、
一つしか違わないのに、大人っぽさも兼ね合わせている。
私のことをさん付けで呼び、どんな人にも平等な人間。
「どうしてここに?」
「いえ、中原幹部に言われて......」
ここ周辺を偵察してこいって話だったけれど、特に変わったことはない。
武装探偵社の社員に出会ったこと以外は。
「というか私、駄目ですよね....マフィアの人間なのに.....」
「いや、全部見てんだよ。」
「ひっ...中原幹部!?」
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