今日はマモルさんに剣術を教えてくれる人を紹介してもらうことになった。
俺はとあるカフェに向かうことになった。
今は夜だぞ？。
こんな真夜中にカフェが空いているわけ…。
そういえばこの店…。
この店は昨日来たあの人の店だ！。
俺はまさかと思って中に入ったが、

中ではあの男が待っていた。

「げっ！！お前退治屋だったのかよ！！。　」

「そうそう。俺も初見のとき同じこと思った！。」

どうやらこの人は俺が退治屋だということを知らなかったらしい。

「こいつが退治屋の優貴だ。」

「どうも。月根　優貴です。」

「あ、よろしくお願いします。」

「こーんばーんわー！！」

元気ある声でやってきたのは狼牙だった。
狼牙のこの前の風邪は嘘だったように。

「あ、優貴さん！。竜也の特訓お願いします！。」

「まかせろ。」

特訓…。
俺は本当にこの人に教わらなきゃいけない。

「じゃあまずは剣を見せてもらおうか。」

俺は優貴さんの前に剣をさしだした。
すると優貴さんはなるほどという表情をした。
どうやらこの人は本当のプロのようだ。

「今日は仲が良いですね。マモルさん！優貴さん！。」

「あん？」

「俺と、こいつが仲良くできるわけないだろう。」

「俺様は絶対無理だね。こんな奴。」

「なんだと。このクソ霊媒師が。」

「やんのか？」

狼牙くんそれは言ってはいけないことでしたね。
どうやら二人は犬猿の仲というものらしい。
狼牙は二人をニッコリながめていた。

「俺のほうがいい剣術を教えられる！。」

「俺様のほうが最高の妖力の使い方を教えられる！。」

「じゃあ剣術と妖力。最終的に竜也君がどちらが上手くなっているか、勝負だ！。」

「のぞむところだぁ！」

俺はとんでもないものに巻き込まれた。
これから忙しくなりそうだ。