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蛇と剣士の妖怪退治

#12

神竜の伝説

俺は夏美にもらったとある本を開いた。

—退治屋と神竜の伝説—

むかしむかし、妖王と退治屋とがいた。
妖王は人を殺し、
退治屋はそれを阻止していた。

退治屋の一人に、妖怪なのに退治屋になった者がいた。
そいつは大蛇(おろち)という名だった。
大蛇は妖王と人間と仲良くしたかったらしい。
しかしどちらもと同時に仲良くするのは無理だとあきらめていた。
なので、妖王に殺しをやめるよう頼んだという。

しかし妖王は冷たいことに大蛇を殺してしまった。
大蛇は悲しかった。
それを見た神様は、大蛇に力をあたえた。

大蛇は黄金の龍のような姿で生まれ変わったという。
大蛇は妖王を止めるため戦いに行った。

しかし二人とも死んでしまった。
大蛇の思いを受け継いだ仲間たちは、その後妖怪が視える人間と、妖怪が仲良くできる世界を作ったという。
大蛇はこの後神竜と呼ばれるようになって、
妖怪が視える人間などから崇められるようになったと。

神竜は今でも黒い石となって生きている。

                    —おわり—

なるほど神竜は大蛇なのか。
俺を導いてくれたのは大蛇。
俺に妖力を与えてくれたのも大蛇。
世界に平和をくれたのも大蛇。
改めて考えるととてもすごい存在だったんだなぁ。



俺は黄金の龍について知った。

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2024/12/03 20:42

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