俺は今、▲◯バス停に来ている。
海が見えるバス停で、人はあまりいなかった
俺の手には一通の手紙があった。
その手紙は狼牙からの手紙だ。

—竜也へ—
いいお知らせと悪いお知らせです。
まずいいお知らせ（？）から。
なんと君の持っているその剣。
消したり出したりできます！。
四次元空間にしまうことができる剣だよー。
レア物だから大事に使ってね！。

お次は悪いお知らせです。
なんと今日僕は…
風邪をひきました！。
なので今日はいけません！。
でも人を呼んでいるから、竜也は一人で行っておいてね。
なんとその人は『最強の霊媒師』らしいから。

竜也頑張ってね！。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—狼牙より—

だってよ。
今日はまさか俺一人？！。
知らない人と二人きりかー…。
つちのこも今日は来れないらしい。
でも最強の霊媒師気になるなー…。

待ち合わせの時間になった。
バス停にはまだ霊媒師は来ていない。
多分。
バス停には、赤髪の女性と、金髪というより黄髪の不良がいた。
そして俺の後ろには妖怪が…。
女性は俺の後ろを見つめていた。

「もしかして、俺の後ろのこれが見えるんですか？。」

「あなたも視える人なの？。」

「あ、はい。」

「私は生まれつき妖怪が視えるの。」

「そうなんですね。」

なんと彼女は生まれつき視える人らしい。
いわゆる『霊感がある人』なんじゃないか。
どうやら俺のように取り憑かれたわけではないようだ。
もしかしてこの人が最強の霊媒師？…。

そう思った瞬間。

「うわっ！」

—数時間後—

俺はどこかの船で目覚めた。
俺は後ろいた妖怪にさらわれてしまったらしい。
そして女性も近くにいた他の仲間にさらわれたらしい。
隣に赤髪の女性がいた。
手足が縄で縛られている。
何かできることがないかと、
さらわれるときのことを思い出してみた。

確か…。
大きな妖怪が怯えた表情で俺をさらっていって…。
行く途中にバスが走っていた気がする。
バスは…何のバスだったけ？。
そんなことを考えていたら、
あれは誰だったんだ？。
俺はバスに乗ってこちらを見ていた
『ものすごい妖力を持った茶髪の青年』
を思い出した。

俺捕まったけどこのままどうなるんだろう？。

するとさらった奴のボスが現れた。

「生け贄を殺せ。」

部下らしき奴が女性を殺そうとした瞬間。
部下は倒れた。


「俺は最強の霊媒師。お前たちを助けに来た。」