二次創作
不老不死の蓬莱人、異能都市へ行くようで
妹紅は川の中の人を掴むと其の儘岸へと引っ張り上げた。
「何で川に人がいるんだよ…桃太郎じゃあるまいし…此処ってやばいのしかいないのか…?」
そんな事をぶつぶつ呟いていると、引き上げた人が目を覚ました。
「……助かったか…ちぇ」
(此奴今ちぇっつったか…?!)
人影はゆっくりと体を起こす。妹紅が引き上げたのは、砂色の外套を身に着け、首や腕に包帯を巻いた青年だった。
「…君かい、私の入水を邪魔したのは」
青年は如何にも不機嫌そうな顔で妹紅を見た。
「お、おう。…お前、怪我は?」
「生憎、無いよ」
(死にたがりか…やっぱ此奴変人か?()
「んじゃま、私はこれで」
「一寸待ち給え」
立ち去ろうとする妹紅を、青年は呼び止める。
「何だ?」
「…君、行く宛は?」
青年の目は、全てを見透かすような目だった。
「…バレたか、行く宛がないの」
「まぁね、この辺じゃあ見ない人だったし。…君、名前は?」
「あぁ、私は藤原妹紅…健康マニアの焼き鳥屋さ」
「何で川に人がいるんだよ…桃太郎じゃあるまいし…此処ってやばいのしかいないのか…?」
そんな事をぶつぶつ呟いていると、引き上げた人が目を覚ました。
「……助かったか…ちぇ」
(此奴今ちぇっつったか…?!)
人影はゆっくりと体を起こす。妹紅が引き上げたのは、砂色の外套を身に着け、首や腕に包帯を巻いた青年だった。
「…君かい、私の入水を邪魔したのは」
青年は如何にも不機嫌そうな顔で妹紅を見た。
「お、おう。…お前、怪我は?」
「生憎、無いよ」
(死にたがりか…やっぱ此奴変人か?()
「んじゃま、私はこれで」
「一寸待ち給え」
立ち去ろうとする妹紅を、青年は呼び止める。
「何だ?」
「…君、行く宛は?」
青年の目は、全てを見透かすような目だった。
「…バレたか、行く宛がないの」
「まぁね、この辺じゃあ見ない人だったし。…君、名前は?」
「あぁ、私は藤原妹紅…健康マニアの焼き鳥屋さ」
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