全部泡にして
#1
もう消えたらいいね
ふふ。
誰もいない病室に、乾いた笑いがこぼれ落ちてゆく。
写真を一枚、片手に持った少女は、日記へと手を伸ばす。
「あははっ、これで....私のモノ」
少し歪んだ笑顔を浮かべ、写真を一心不乱に見つめている。
「[漢字]君といないと苦しいし、君がいないのも嫌。逝かないでね?[/漢字][ふりがな]別に君がいなくても平気。逝っても恨まないよ[/ふりがな]」
建前だけが構築されていくその言動に、彼女は生きるのが嫌になる。
「あははっ、ね?[漢字]やっぱり君がいなきゃ壊れちゃう。[/漢字][ふりがな]君がいなくても、平気だから、さ?[/ふりがな]」
「戻ってきてくれて、いいのに」
掠れた声に乗せて口からこぼれ落ちた言葉は、少女に残酷な結末を強いるものばかり。
「あなたがいて、存在してこそ、私'たち'だったのに....!」
涙混じりの声に答えるものは誰ひとりいない。
ビリッ....グシャグシャ…
ドサッ....。
写真は破け、グシャグシャになり、処々には染みが出来ていた。
日記は全てのページが破け、見えなくなった。
「縺ュ縺医?√?縺茨シ√>縺ェ縺上↑縺」縺。繧?□繧√□繧亥菅縺後>縺ェ縺上↑縺」縺溘i遘√b....」
そっかぁ。
こうすれば…。
『駄目だよ』
そう言う君の声がした気がしたけど、きっと気の所為だ。
あははっ、と笑みをこぼしながら、少女はどこからか取り出したカッターを
ザクザクと身に入れていく。
血が滴っていく。痛みも徐々に体に染み渡っていく。
けれども少女の嘆きの返還されるには、足りるものではなかった。
「あははっ、あははは!こうすればよかったんだね!楽だね!」
ベッドのシーツには赤い鮮血が溢れていって、床に滴った。
「あはは....」
誰もいない病室に、乾いた笑いがこぼれ落ちてゆく。
写真を一枚、片手に持った少女は、日記へと手を伸ばす。
「あははっ、これで....私のモノ」
少し歪んだ笑顔を浮かべ、写真を一心不乱に見つめている。
「[漢字]君といないと苦しいし、君がいないのも嫌。逝かないでね?[/漢字][ふりがな]別に君がいなくても平気。逝っても恨まないよ[/ふりがな]」
建前だけが構築されていくその言動に、彼女は生きるのが嫌になる。
「あははっ、ね?[漢字]やっぱり君がいなきゃ壊れちゃう。[/漢字][ふりがな]君がいなくても、平気だから、さ?[/ふりがな]」
「戻ってきてくれて、いいのに」
掠れた声に乗せて口からこぼれ落ちた言葉は、少女に残酷な結末を強いるものばかり。
「あなたがいて、存在してこそ、私'たち'だったのに....!」
涙混じりの声に答えるものは誰ひとりいない。
ビリッ....グシャグシャ…
ドサッ....。
写真は破け、グシャグシャになり、処々には染みが出来ていた。
日記は全てのページが破け、見えなくなった。
「縺ュ縺医?√?縺茨シ√>縺ェ縺上↑縺」縺。繧?□繧√□繧亥菅縺後>縺ェ縺上↑縺」縺溘i遘√b....」
そっかぁ。
こうすれば…。
『駄目だよ』
そう言う君の声がした気がしたけど、きっと気の所為だ。
あははっ、と笑みをこぼしながら、少女はどこからか取り出したカッターを
ザクザクと身に入れていく。
血が滴っていく。痛みも徐々に体に染み渡っていく。
けれども少女の嘆きの返還されるには、足りるものではなかった。
「あははっ、あははは!こうすればよかったんだね!楽だね!」
ベッドのシーツには赤い鮮血が溢れていって、床に滴った。
「あはは....」
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