こちら二番線、異常なし
「私たちが律香くんの同期になるから、やで!」
「いや…同期って……え……!?」
急な出来事に頭が追いつかない!そもそも僕がエイリアンバスターとして戦うことすらよく分かっていないのに…!
「いや~、ようけ飛んだなぁ」
「実によい飛びっぷりじゃったぞ、律香」
唄音さんと朔さんが、事務所の扉からのんびりと出てきた。
「朔さん…っ、なんてことしてくれたんですか!!」
そうだ、僕はさっき窓から投げられたんだ。怒るくらい良いだろ…!
「いいや、まずは皆を投げるところから始めるんじゃ」
「え…投げるところ…?」
僕の隣で、先ほどの女の子と男の子がうんうんとうなずいている。
「うちらもな、最初は朔さんに窓からブン投げられたんよ」
「そうだ!俺は自力で受け身をとって着地したが、[漢字]三華[/漢字][ふりがな]みはな[/ふりがな]は窓枠に掴まっていたんだ」
こ、これが普通なのか…?僕がおかしいのか…?!
平然と言ってのける二人に驚きすぎて、僕は開いた口がふさがらない!
唄音さんが固まっている僕の肩を叩いて、二人に言った。
「ま、律香は初めてやからしゃあないよな。とりあえず、三華と樹は自己紹介しなや」
ぶんっと音がしそうなくらいに、二人はうなずいた。
「それじゃあ…うちは[漢字]伊倉三華[/漢字][ふりがな]いのくら みはな[/ふりがな]。担当は第四地区で、あ、パフェが好きやで!可愛いもんも大好き!」
栗色のボブカット、首には黄色いリボン。袴も黄色でお揃いにしてある。にこにこと笑う顔が可愛い人だ。
「俺は[漢字]江斗樹[/漢字][ふりがな]えと いつき[/ふりがな]。担当は第五地区だ。あー、好きな物は肉で、豚肉が好きだ!」
真っ黒の長い髪の毛を、後ろで括っているようだ。赤色の袴も似合っている、カッコいい人だ。
「あ…僕は[漢字]大山律香[/漢字][ふりがな]おおやま りつか[/ふりがな]です。担当…?は分かりませんが、えっと、どら焼きが好き…です!」
「!! どら焼き好きなん!?あんな、あっちに美味しいお茶屋さんあんねん!今から行こうや!!」
「え!?今からですか!?いや、でも…」
今は唄音さんに聞きたいことが山ほどある。でもどら焼き…いや……
「行きます!!!」
やはり誘惑にはあらがえない。どら焼き…えへ……
「よし!俺も着いていくぞ!あそこは豚丼もあってだな…」
お茶屋さんにノリノリな三華さんに腕を引かれ、豚丼を熱く語る樹さんに肩を押され、僕たちはお茶屋さんへと向かっていった。
「いや…同期って……え……!?」
急な出来事に頭が追いつかない!そもそも僕がエイリアンバスターとして戦うことすらよく分かっていないのに…!
「いや~、ようけ飛んだなぁ」
「実によい飛びっぷりじゃったぞ、律香」
唄音さんと朔さんが、事務所の扉からのんびりと出てきた。
「朔さん…っ、なんてことしてくれたんですか!!」
そうだ、僕はさっき窓から投げられたんだ。怒るくらい良いだろ…!
「いいや、まずは皆を投げるところから始めるんじゃ」
「え…投げるところ…?」
僕の隣で、先ほどの女の子と男の子がうんうんとうなずいている。
「うちらもな、最初は朔さんに窓からブン投げられたんよ」
「そうだ!俺は自力で受け身をとって着地したが、[漢字]三華[/漢字][ふりがな]みはな[/ふりがな]は窓枠に掴まっていたんだ」
こ、これが普通なのか…?僕がおかしいのか…?!
平然と言ってのける二人に驚きすぎて、僕は開いた口がふさがらない!
唄音さんが固まっている僕の肩を叩いて、二人に言った。
「ま、律香は初めてやからしゃあないよな。とりあえず、三華と樹は自己紹介しなや」
ぶんっと音がしそうなくらいに、二人はうなずいた。
「それじゃあ…うちは[漢字]伊倉三華[/漢字][ふりがな]いのくら みはな[/ふりがな]。担当は第四地区で、あ、パフェが好きやで!可愛いもんも大好き!」
栗色のボブカット、首には黄色いリボン。袴も黄色でお揃いにしてある。にこにこと笑う顔が可愛い人だ。
「俺は[漢字]江斗樹[/漢字][ふりがな]えと いつき[/ふりがな]。担当は第五地区だ。あー、好きな物は肉で、豚肉が好きだ!」
真っ黒の長い髪の毛を、後ろで括っているようだ。赤色の袴も似合っている、カッコいい人だ。
「あ…僕は[漢字]大山律香[/漢字][ふりがな]おおやま りつか[/ふりがな]です。担当…?は分かりませんが、えっと、どら焼きが好き…です!」
「!! どら焼き好きなん!?あんな、あっちに美味しいお茶屋さんあんねん!今から行こうや!!」
「え!?今からですか!?いや、でも…」
今は唄音さんに聞きたいことが山ほどある。でもどら焼き…いや……
「行きます!!!」
やはり誘惑にはあらがえない。どら焼き…えへ……
「よし!俺も着いていくぞ!あそこは豚丼もあってだな…」
お茶屋さんにノリノリな三華さんに腕を引かれ、豚丼を熱く語る樹さんに肩を押され、僕たちはお茶屋さんへと向かっていった。