こちら二番線、異常なし
「むかーしむかし、あるところに、大きな大きな宇宙がありました。
そこには地球やら数々の星と、たくさんの生命体が存在していました。
もちろんその中には地球人だけでなく、[漢字]"地球外生命体"[/漢字][ふりがな]エイリアン[/ふりがな]という者たちも居るわけで。
ある時、地球外生命体は思いました――
『地球侵略すれば、宇宙最強になれるんじゃね?』
――てな感じで侵略されたのが、僕らが住まう星、地球でーす。お分かり頂けた?」
[大文字]「わかりません!!」[/大文字]
ここは京都。約十九年前、エイリアンに侵略された地球は滅びかけていた。
世界は終わった、もうだめだと人々が嘆いた時、立ち上がった人達が居た。
それが、僕の目の前で大袈裟な説明を繰り広げている袴の男性、[漢字]地球外生命体討伐[/漢字][ふりがな]エイリアンバスター[/ふりがな]の一番線担当、[漢字]染井唄音[/漢字][ふりがな]そめい うたね[/ふりがな]さん。それから、唄音さんの隣で大きなため息をついている高身長の女性、[漢字]地球外生命体討伐[/漢字][ふりがな]エイリアンバスター[/ふりがな]の零番線担当、[漢字]吉野朔[/漢字][ふりがな]よしの さく[/ふりがな]さん。
二人は京都出身で、元は宇宙について研究していた科学者だったらしい。
いつぞやの、安倍晴明という陰陽師が京都にかけた結界をそのまま研究に再利用し、エイリアンの襲来から京都を守ったというのだ。
では何故そんなにすごい人が僕の前にいるのか、それには訳がある。
僕は、対エイリアン戦での生存者だから、だ。
エイリアンたちの侵略がおよそ十九年前。僕はまだ生まれて間もない赤ん坊だった。
対エイリアン戦で死んでしまった両親に代わって僕を育ててくれたのが、唄音さんと朔さんなのだ。
二人は僕のような孤児を育て、生産ラインを復旧させ、元の京都へ戻るようにと全力を尽くしている。
ということを、僕は二人から聞いて育った。だが、
「どういうことですか、唄音さん、朔さん!二人は京都を元の姿へと戻そうと研究を続けているのではなく、エイリアンと戦っているのですか!?エイリアンはもう、滅びたのではないのですか!?!」
実は、さっきの唄音さんの説明には続きがある。
地球侵略されたが、唄音さんと朔さんの手によって守られた京都。
そこでは、エイリアンによって傷つけられた人々が集い、二人と共にエイリアンの生き残りと戦っているというのだ。
まあ、よく考えれば不自然な話ではない。地球外生命体は不死身だというも話あるし、二人の研究からも似たような結果がでている……だが、
問題があるのはここからだ。
「何故、僕がエイリアンと戦う必要があるのですか!?」
僕には、エイリアンと戦えるような強さも、賢さも、何も持ち合わせてはいない。
よく言って普通の人、つまりは無個性ということなのだ。
なのに、何故……?
そこには地球やら数々の星と、たくさんの生命体が存在していました。
もちろんその中には地球人だけでなく、[漢字]"地球外生命体"[/漢字][ふりがな]エイリアン[/ふりがな]という者たちも居るわけで。
ある時、地球外生命体は思いました――
『地球侵略すれば、宇宙最強になれるんじゃね?』
――てな感じで侵略されたのが、僕らが住まう星、地球でーす。お分かり頂けた?」
[大文字]「わかりません!!」[/大文字]
ここは京都。約十九年前、エイリアンに侵略された地球は滅びかけていた。
世界は終わった、もうだめだと人々が嘆いた時、立ち上がった人達が居た。
それが、僕の目の前で大袈裟な説明を繰り広げている袴の男性、[漢字]地球外生命体討伐[/漢字][ふりがな]エイリアンバスター[/ふりがな]の一番線担当、[漢字]染井唄音[/漢字][ふりがな]そめい うたね[/ふりがな]さん。それから、唄音さんの隣で大きなため息をついている高身長の女性、[漢字]地球外生命体討伐[/漢字][ふりがな]エイリアンバスター[/ふりがな]の零番線担当、[漢字]吉野朔[/漢字][ふりがな]よしの さく[/ふりがな]さん。
二人は京都出身で、元は宇宙について研究していた科学者だったらしい。
いつぞやの、安倍晴明という陰陽師が京都にかけた結界をそのまま研究に再利用し、エイリアンの襲来から京都を守ったというのだ。
では何故そんなにすごい人が僕の前にいるのか、それには訳がある。
僕は、対エイリアン戦での生存者だから、だ。
エイリアンたちの侵略がおよそ十九年前。僕はまだ生まれて間もない赤ん坊だった。
対エイリアン戦で死んでしまった両親に代わって僕を育ててくれたのが、唄音さんと朔さんなのだ。
二人は僕のような孤児を育て、生産ラインを復旧させ、元の京都へ戻るようにと全力を尽くしている。
ということを、僕は二人から聞いて育った。だが、
「どういうことですか、唄音さん、朔さん!二人は京都を元の姿へと戻そうと研究を続けているのではなく、エイリアンと戦っているのですか!?エイリアンはもう、滅びたのではないのですか!?!」
実は、さっきの唄音さんの説明には続きがある。
地球侵略されたが、唄音さんと朔さんの手によって守られた京都。
そこでは、エイリアンによって傷つけられた人々が集い、二人と共にエイリアンの生き残りと戦っているというのだ。
まあ、よく考えれば不自然な話ではない。地球外生命体は不死身だというも話あるし、二人の研究からも似たような結果がでている……だが、
問題があるのはここからだ。
「何故、僕がエイリアンと戦う必要があるのですか!?」
僕には、エイリアンと戦えるような強さも、賢さも、何も持ち合わせてはいない。
よく言って普通の人、つまりは無個性ということなのだ。
なのに、何故……?