シアン博士「出発前に、皆さんと話してみるのはいかがか？」

竜華「もー、出発前だってのにお兄は、起きろ！（ボコ）」

ブラキオ「んなんだよいってぇなぁ。って、もう朝かよ。」

スー「…その島、ちょっと遠い島みたいです。まぁ遠くても精々1時間くらいですが。」

ケトラ助手「大丈夫ですよ。心配する必要はありません！あ、荷物は大丈夫ですか？」

赤人「ああ。さっき詰めてきた。あぁ、俺達も、もうそろそろか、ケネティ達も、明日だしな。うーし、俺も点呼だからケトラ助手と行くか。」

ケネティ「泊ってくるんでしょ？いいじゃない！私達も、まぁ変更とかあって明日になったわよ！」

ブラキオ「まぁ、そうか。ブリキさんの元で研修とか実験を重ねて立派な研究員になったんだよなー。まぁそれは何年も前のことだがな。」

スー「そうですね…あっ！！ブラキオさん！ここの出発時間1分過ぎてます！」

ブラキオ「な、なんだと？！急いで出発しないと！船に間に合わない！」

竜華「みんな！頑張ろー！」

スー「シアン博士、ご武運を祈っていますよ。」

シアン博士「ああ。我々も頑張るぞ。」

出発する10分前、赤人とケトラ助手は先に船に乗って待っていた。それはみんなの点呼をするためだった。

赤人「えーと、みんな来ないな。もうそろそろか。」

ケトラ助手「遅いですね、、何かあったのでしょうか。」

ブラキオ「ぉーぃ！」

赤人「あ！ブラキオ、おそいと思ったら。。」

ケトラ助手「よかった！みんなきましたね！！」

そうしてみんなが出発時間に間に合うことができた。

岩井「この船の船長でございます。岩井　正田（いわい　しょうた）と申します。安全運転を心がけています。この中に船酔いしやすいお客様は？」

岩井船長が聞くと、赤人が手を挙げた。

岩井「赤人様だけでよろしかったでしょうか。…では、この常備薬を差し上げます。アレルギーがある方でもご使用できますのでご安心ください。」

赤人「あ、あぁありがとうございます。」

ブラキオ「よろしく頼みます。岩井船長。今日は大事な日なんです。」

岩井「かしこまりました。ブラキオ様。」

赤人「ではー点呼をとるー！ブラキオ」

ブラキオ「俺はいるぞ。」

赤人「スー、竜華ー！そして俺か、」

スー「はい。私はいます。」

竜華「なんだか張り切ってきたわね！」

ケトラ助手「リハーサル、一回しますか！時間の許す限りですが、」

ブラキオ「その前に俺からだ！今回の発表に向けて徹夜で考えてきた。ポイントは…」

船に乗っている間、ブラキオの話だけで終わってしまった。

竜華「もー長すぎなのよ話が！もっと短縮しなさいよ！」

ブラキオ「悪かったな。それじゃ、みんな荷物持っていくぞ…って誰も荷物持たないで降りるじゃないか！」

竜華「お兄よろしく～あ、みんなの分もね！」

ブラキオ「はいはい、…あー何がみんなのもよろしくねだよ。」