スー「そうね。あれは1ヶ月前のことかしら。私は檻に入れられていたの。いつものことです。実験体は皆、檻の中に収容されています。凶暴な物もいましたから。」

ケネ「すごいわね。」

スー「でしょ？そしてある日、それは起こった。私は檻の中で友達と話していたの。そしたら警報機が鳴って、みんなびっくりして震えたの。檻がカタカタ言ってたのを思い出すわ。あの時のことは今でも忘れられない。警報機が鳴ってしばらくしたら、煙臭い臭いがしたの。そこで私は火事が起きた。って思ったの。」

ヒカリ「火事だって？！うわあ、それは大変だな。」

スー「本当、大変だったわよ。もうあの体験はしたくないわ。二度と。そして爆発音がした後に一人の研究員が「みんな逃げろ！」って言って一斉に檻の鍵を開けたの。それでももう遅かった。研究所内に火が回ってて、逃げ場所もなかった。私は檻の中に留まった。そして、煙を吸っちゃって、意識が遠のいていったの。」

ケネ「よく生きてたわね。奇跡としか言いようがないわよそれ。」

スー「ね。それで目覚めたら一ヶ月も経ってたの。時間ってあっという間に立つわね。あたり一面焦げた跡と苔だらけ。そしてやっと檻の中から脱出できたの。そして彼らに会ったってわけよ。」

ブラキオ「バタッ。」

ケネ「ちょっとブラキオ？！ブラキオってば！返事しなさいこの馬ｋ、」

スー「気絶してるわね。さっきの話で何か思い出したんじゃないのかしら。重大な何かを。」

ヒカリ「とりあえず、ここに寝かせておくか。そういえば、ここってやけに薬品臭いなって思ったんだよな。火事の原因は薬品のせいか？」

スー「これは私の想像にすぎませんが、、、聞いてくれますか？私の仮説を。あの時、ある実験体を使って実験をしていた。その実験にはある薬品が必要だった。そこでその薬品を使って実験を始めた。最初は順調だったが、怪しい雲行きに研究員も心配していた。そこにブラキオとブリキ博士がいたと考えましょう。すると、バーン。薬品が爆発したの。ここ。爆発跡があるじゃない？これが決定的証拠になるわ。」

ケネ「本当だっ！気づかなかった。。。スーったらよく見てるのね。」

スー「ええ。もちろんよ。そしてブリキ博士がこうみんなに指示した。「今すぐ火を消せ。」と。でも消火器なんてなかったもんだから海水で消化活動をしたの。でも効果はなかったわ。その火、特別だったの。他の火と違って消しづらかった。」

赤人「やばいじゃん。どうすんの。」

スー「もう諦めたわ。それでも、ブラキオは諦めずに、みんなにこう指示した。「みんなは逃げろ！俺に構わず逃げるんだ！」と言った。みんなは逃げ出し、ブラキオはその後に実験体を逃がすためにロックを解除。その後彼も逃げないとって思って逃げたけど、間に合わなかった。」

ケネ「それで…」

スー「そう。」