ブラキオ「はぁ、やっと帰ってこれた。寝るか。」

すると、、、

[太字]キララ「まだなんですね。もう本当に助からないですよ？」

ブラキオ「何の話だよ！！」

キララ「まだわからないんですか？察してくださいよ。」

竜華「お兄！」

ブラキオ「竜華？！」

竜華「キララちゃん、私にだけでいいから教えて？」

キララ「竜華ちゃん、あのね、コソコソ、、、」

竜華「お兄、いい？聞いて、？」

ブラキオ「あ、あぁ。」

竜華「「私は待ってるから。」

ケネティ「はぁはぁ、ここ広すぎよ！！何なのよ幻覚というか夢って、」

赤人「キララさん。事情を。」

キララ「はぁい。」

その後に、ヒカリ、八雲、マシュ、と来た。

赤人「ブラキオさん。あなたは、[漢字]彷徨[/漢字][ふりがな][/ふりがな]っているんですよ。」

ブラキオ「意味が分かんねぇよ！」

八雲「ブラキオ、お前は[太字]事故[/太字]にあったんだ。」

ブラキオ「事故？！俺、カエル島に着いてから寝てたんだが？」

マシュ「ブラキオ、よく思い出してみてよ。みんな待ってるって、そういうことだよ？」

ブラキオ「！！」
[/太字]

その瞬間、ブラキオは全てを理解した。
目が覚めると、白い天井が見える。ここは病院だった。

隣では「ああよかった！！！！」と大声で泣く女性の姿が見えた。母だ。
隣には、座ったまま寝ている7歳の妹がいた。
ああ。思い出した。

5年前、僕は事故にあったんだ。あれはすべて、僕をこの世界に呼び戻すために、ケネティは、人形の名前、スーも、ヒカリも、赤人も、ブリキ博士も、
俺が昔まで遊んでた人形たちの名前だ。その中でも、ブラキオという人形は僕の友達だった。

僕の名前は「木下　竜也（きのした　りゅうや）」。9歳だ。友達の女の子と遊んでいた。その帰り道に事故があったんだ。僕が道路にボールを取りに行った時、車が来ていることに気づかなかった。それを見た女の子は、僕を庇って盾になってくれた。僕と女の子は救急搬送されたが女の子はその場で死亡が確認された。でも僕は奇跡的に生きていたが、ずーっと昏睡状態だった。昏睡状態の中、人形が助けてくれたんだ。ケネティは、あの女の子みたいな性格だった。

僕は体を起こし、あたりを見回した。机には、あの人形たちが並べられていた。キララは、もしかしたら、天使で、僕を迎えに行ってたのかもしれない。
でも、小さな子共だったから、チャンスを何度もくれたんだと思う。竜華。僕の妹だ。僕が昏睡状態だった時に生まれた子。人形と同じ名前。性格もよく似ていた。

あれは、生死をさまよっていた僕の体験だ。ケネティはあの女の子。竜華は僕の妹。ありがとう、2人とも。僕、もっと頑張らなくちゃ。