霊夢「ムース。」
ムース「何かしら霊夢。」
霊夢「さっき言っていたワールディアンって、どんな組織なの?」
ムース「ワールディアンは時空を彷徨う流離い集団。時空を気ままに流離って好きな世界に現れて暇をつぶす。そんな組織ね。」
魔理沙「つまり放浪者の集まりか……」
ムース「因みに、私含め今回幻想郷に招待されたのはリーダー格の連中よ。リーダー格は全員一人で世界を滅ぼせるような実力者の集まり。まあ、リーダー格以外にも同じ位強い奴らいるけどね。」
クリエイター「今その気になれば[漢字]幻想郷[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]だって一日足らずで滅ぼせちゃうんだ!」
霊夢「………こんな怪物達連れてきた紫は後で血祭りにしてやるわ…!!」
紫「あら、出来るならやってみたらどう?」
クリエイター「なんだコイツ?!どっから現れたぁ?!」
紫「もう忘れちゃったの?私よ。」
インペリアラー「紫殿か!」
霊夢「丁度良い…探す手間が省けたわ!今すぐ退治してあげる!!」
紫「まあまあ、落ち着きなさいよ。」
霊夢「落ち着けるわけないでしょ!こんな怪物達連れてきてどうするのよ?!」
紫「それより不味いことが分かったのよ。何者かが博麗大結界を破壊、そして幻想郷に侵入したわ。」
霊夢「何ですって?!!」
紫「幸い損傷は少なかったから大結界の修復はすぐ終わったけど、肝心の侵入者がまだ見つかってないわ。霊夢、魔理沙。あなた達は侵入者を捜して。」
霊夢「分かったわ!」
魔理沙「了解だぜ!」
紫「ムース、クリエイター、オメガ、インペリアラー、あなた達も!」
一同「「「「OK[小文字][小文字]デス[/小文字][/小文字]」」」」
紫「それじゃあ、頼んだわよ!」
紫はそう言うと、スキマの中に消えていった…
紫(博麗大結界を破壊…一帯どんな化け物が……それにしても、何が目的で…?)
「あなたが紫?」
紫「ッ?!」
紫「あなたは誰?!」
「………」
紫「答える気はないみたいね………」
ズバッ!
紫「?!」
ギチッ!
紫「身体から触手を出して拘束とは、予想外だったわ。でもこれじゃあ私は………?!」
紫(スキマが出せない?!まさかこの触手、能力封じの効果が…!)
紫「くっ…」
ギチッ…ギチッ…
紫は必死にもがくが、その抵抗虚しく触手は緩まない。それどころか、もがけばもがく程、触手は更にきつく身体に巻き付いていく。
紫「くっ…あなた、一帯何が目的でこんなこと…!」
少女の姿をした何かが口を開き、その問いに答える。
「……楽園を……」
紫「……え?」
「楽園を…終わらせるため……」
ソイツがそう言うと、触手は一気に紫をソイツの中へ引きずり込む。
紫「いっ…嫌……」
すぶっ………
紫は完全にソイツの中に取り込まれた。
すると、ソイツの姿が紫の姿へ変わっていくのだ。
ソイツはその姿が完全に紫そのものになったとき、こう言った。



[中央寄せ]「さあ、始めましょう?」[/中央寄せ]

















[中央寄せ][大文字][大文字]「幻想消滅異変を……」[/大文字][/大文字][/中央寄せ]