二次創作
似ているようで、似ていない。
*夢機能追加しました。
1∶名前
2∶苗字
では本編へGO!
[水平線]
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[水平線]
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「ん…」
「おや、目が覚めたようだね」
目を開けると、先ず目に映ったのは焦茶色の天井と暖色系の明かりだった。
「体調はどうだい?」
女性がぼくの顔を覗き込んできた。
「ここは……」
「此処は晩香堂さ。探偵社の拠点だよ」
「刑、務所、じゃない…」
「刑務所?がどうだかよく分からないけど……乱歩さんと社長を呼ンでくるよ」
数分後。
女性は[漢字]先刻[/漢字][ふりがな]さっき[/ふりがな]の男性たちを連れてきた。
「気分はどうだ?」
「最悪。唯でさえ死にたいのに渋々刑務所にしたら、刑務所じゃない知らない処だから」
「君が此処に居るのはうちの社員になって欲しいからだ」
「しゃ、社員…?」
「そ。武装探偵社って知ってる?」
「……知らないけど」
「武装探偵社とは世の中の警察でも扱えぬような荒事を解決する、武装されし探偵集団だ。今は社を建てられる程ではない故、晩香堂という此処を拠点にして活動しているが」
「まァ君まだ10歳ってところみたいだから数年間ぐらいは雑用ばかりになるかもしれないけど」
「どうして」
「?」
「どうして。殺す……刑務所に送るんじゃなかったの」
「嗚呼、それは、」
「もう……厭なんだ……ぼくには…………[漢字]おれ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]には……………[大文字]『[明朝体][太字][太字]生きる価値[/太字][/太字][/明朝体]』なんぞないんだッ!!
人を殺した者に普通に生きる価値なんかないんだよ…!それがたとえ悪人だったとしても!」[/大文字]
「………」
「、、、もう……おれ、は……」
[太字]「じゃあ君に『生きる価値』を与えよう」[/太字]
「え…?」
少年はいつも糸目だった目をしっかりと開けておれを見据えた。
[明朝体][太字][太字]「人を救う側になれ。弱者を救い孤児を守れ。人を殺した罪をずっと抱いて隠れて生活するよりかは幾分か素敵だ」
[/太字][/太字][/明朝体]
「———!!!(泣)」
泣いた。
初めておれは他人に涙を見せた。
もともと兄妹にもあまり見せてないけど。
「……おれには……、ぼくには人を救う価値があるの…?」
「勿論あるさ。寧ろ人を殺した人には専ら現にうちの社長がそうだからね!」
「乱歩。あまり俺のことを云うなと云っているだろう…」
「あ!ごめん…」
「…兎も角。私も君と同じような境遇だ。悪を斬ると云い、悪人だろうと人を殺したことには変わらん。だがこうして人を救う側となっている。」
「人はいつでもどこでも己の立ち位置を変えることが出来るんだよ。」
「…私達は君を迎え入れる態勢が出来ている。
———後は君の意志だけだ」
「…ぼ、くは……」
元に戻る……否、これまで以上の生活をして良いんだ。
多分龍と銀と離れて生活することになるし、二人より幸せな生活になると思うけど…………
[明朝体][太字]救いたい。[/太字][/明朝体]
殺しをしない約束を破ってしまったぼくは、、、
[太字]せめてものの罪滅ぼしとしてでも!!
[/太字]
「———人を救いたい。家族だけじゃなくて、名前も知らない人を救いたい。だから……」
[大文字][太字]「武装探偵社の、社員にさせて下さい!!!」[/太字][/大文字]
ぼくはこの人たちの目をしっかりと見据えて云った。
「———その言葉を待っていたよ」
少年はぼくをベッドから起き上がらせた。
「——————ようこそ、武装探偵社へ!」
「今日から君はうちの社員だ!」
気付けば、壮年の男も、女性も微笑を浮かべていた。
「僕の名前は江戸川乱歩!世界一の異能力『[明朝体][太字]超推理[/太字][/明朝体]』を持つ世界最高の名探偵だよ!」
江戸川乱歩_____能力名『[明朝体][太字]超推理[/太字][/明朝体]』
「[漢字]妾[/漢字][ふりがな]アタシ[/ふりがな]の名は与謝野晶子。怪我でもしたら妾の処に来な」
与謝野晶子_____能力名『[明朝体][太字]君死給勿[/太字][/明朝体]』
「社長の福沢諭吉だ」
福沢諭吉_____能力名『[明朝体][太字]人上不人造[/太字][/明朝体]』
「あ、芥川■…、也寸志です……!」
芥川也寸志_____能力名『[明朝体][太字]蜘蛛の糸[/太字][/明朝体]』
「へぇ〜、也寸志って云うんだー。良い名前だけどこっから先は世間に出るかもしれないから、兄妹に知られたくなかったら名前変えた方が良いんじゃない?」
「え!?せ、世間に出るんですか…それだったら」
「[太字]○○ ●●[/太字]。これからは○○●●と名乗ります!」
「うん、宜しく、●●!」
「●●、か。こっちも良い名前だねェ」
「宜しく頼む、●●」
これが、ぼくの武装探偵社入社の出来事だった。
第0章〜終〜
1∶名前
2∶苗字
では本編へGO!
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「ん…」
「おや、目が覚めたようだね」
目を開けると、先ず目に映ったのは焦茶色の天井と暖色系の明かりだった。
「体調はどうだい?」
女性がぼくの顔を覗き込んできた。
「ここは……」
「此処は晩香堂さ。探偵社の拠点だよ」
「刑、務所、じゃない…」
「刑務所?がどうだかよく分からないけど……乱歩さんと社長を呼ンでくるよ」
数分後。
女性は[漢字]先刻[/漢字][ふりがな]さっき[/ふりがな]の男性たちを連れてきた。
「気分はどうだ?」
「最悪。唯でさえ死にたいのに渋々刑務所にしたら、刑務所じゃない知らない処だから」
「君が此処に居るのはうちの社員になって欲しいからだ」
「しゃ、社員…?」
「そ。武装探偵社って知ってる?」
「……知らないけど」
「武装探偵社とは世の中の警察でも扱えぬような荒事を解決する、武装されし探偵集団だ。今は社を建てられる程ではない故、晩香堂という此処を拠点にして活動しているが」
「まァ君まだ10歳ってところみたいだから数年間ぐらいは雑用ばかりになるかもしれないけど」
「どうして」
「?」
「どうして。殺す……刑務所に送るんじゃなかったの」
「嗚呼、それは、」
「もう……厭なんだ……ぼくには…………[漢字]おれ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]には……………[大文字]『[明朝体][太字][太字]生きる価値[/太字][/太字][/明朝体]』なんぞないんだッ!!
人を殺した者に普通に生きる価値なんかないんだよ…!それがたとえ悪人だったとしても!」[/大文字]
「………」
「、、、もう……おれ、は……」
[太字]「じゃあ君に『生きる価値』を与えよう」[/太字]
「え…?」
少年はいつも糸目だった目をしっかりと開けておれを見据えた。
[明朝体][太字][太字]「人を救う側になれ。弱者を救い孤児を守れ。人を殺した罪をずっと抱いて隠れて生活するよりかは幾分か素敵だ」
[/太字][/太字][/明朝体]
「———!!!(泣)」
泣いた。
初めておれは他人に涙を見せた。
もともと兄妹にもあまり見せてないけど。
「……おれには……、ぼくには人を救う価値があるの…?」
「勿論あるさ。寧ろ人を殺した人には専ら現にうちの社長がそうだからね!」
「乱歩。あまり俺のことを云うなと云っているだろう…」
「あ!ごめん…」
「…兎も角。私も君と同じような境遇だ。悪を斬ると云い、悪人だろうと人を殺したことには変わらん。だがこうして人を救う側となっている。」
「人はいつでもどこでも己の立ち位置を変えることが出来るんだよ。」
「…私達は君を迎え入れる態勢が出来ている。
———後は君の意志だけだ」
「…ぼ、くは……」
元に戻る……否、これまで以上の生活をして良いんだ。
多分龍と銀と離れて生活することになるし、二人より幸せな生活になると思うけど…………
[明朝体][太字]救いたい。[/太字][/明朝体]
殺しをしない約束を破ってしまったぼくは、、、
[太字]せめてものの罪滅ぼしとしてでも!!
[/太字]
「———人を救いたい。家族だけじゃなくて、名前も知らない人を救いたい。だから……」
[大文字][太字]「武装探偵社の、社員にさせて下さい!!!」[/太字][/大文字]
ぼくはこの人たちの目をしっかりと見据えて云った。
「———その言葉を待っていたよ」
少年はぼくをベッドから起き上がらせた。
「——————ようこそ、武装探偵社へ!」
「今日から君はうちの社員だ!」
気付けば、壮年の男も、女性も微笑を浮かべていた。
「僕の名前は江戸川乱歩!世界一の異能力『[明朝体][太字]超推理[/太字][/明朝体]』を持つ世界最高の名探偵だよ!」
江戸川乱歩_____能力名『[明朝体][太字]超推理[/太字][/明朝体]』
「[漢字]妾[/漢字][ふりがな]アタシ[/ふりがな]の名は与謝野晶子。怪我でもしたら妾の処に来な」
与謝野晶子_____能力名『[明朝体][太字]君死給勿[/太字][/明朝体]』
「社長の福沢諭吉だ」
福沢諭吉_____能力名『[明朝体][太字]人上不人造[/太字][/明朝体]』
「あ、芥川■…、也寸志です……!」
芥川也寸志_____能力名『[明朝体][太字]蜘蛛の糸[/太字][/明朝体]』
「へぇ〜、也寸志って云うんだー。良い名前だけどこっから先は世間に出るかもしれないから、兄妹に知られたくなかったら名前変えた方が良いんじゃない?」
「え!?せ、世間に出るんですか…それだったら」
「[太字]○○ ●●[/太字]。これからは○○●●と名乗ります!」
「うん、宜しく、●●!」
「●●、か。こっちも良い名前だねェ」
「宜しく頼む、●●」
これが、ぼくの武装探偵社入社の出来事だった。
第0章〜終〜