そして翌日、また[漢字]迷宮[/漢字][ふりがな]ダンジョン[/ふりがな]へきていた。

テゾーロ「今回のダンジョンは一般的に"呪い"とよばれる魔法みたいなやつがあるらしい。普通の魔法とは違って今の人類じゃどうにも出来ないらしいから気をつけてくれ」

ルミナス「呪いは嫌いなんだよな。普通の魔法とは違うから対処もしずらい。…てかこの[漢字]迷宮[/漢字][ふりがな]ダンジョン[/ふりがな]には誰かいるのか？何かの気配がする」

テゾーロ「いや、何もいないって聞いてるが…」

と言ってる間に後ろから何かが迫っていた。

ルミナス「危なかったな。だが、なんだこいつは。人間じゃねえぞ」

そいつは人間のような見た目だが角や牙のようなものが生えている。

テゾーロ「確か[漢字]悪魔[/漢字][ふりがな]デーモン[/ふりがな]じゃなかったか？」

ルミナス「それは困るな。現在の魔法では対処法がほとんどない」

テゾーロ「お、おい、なんか大量にいるぞ…？こいつら、群れで生活しているのか！」

囲まれた。少なくとも無事では逃げられないだろう。
現在では[漢字]悪魔[/漢字][ふりがな]デーモン[/ふりがな]を倒す術なんてほとんどない。
普通の攻撃も魔法も通じない特殊な種族だからだ。

テゾーロ「もしかしてここで死ぬとかないよな…？こんな絶対絶命な時こそ冷静に…」

[太字]ダダダダダダンッ[/太字]

発砲音がした。そちらを見ると何やら軍隊のようなものがいた。

「なんだお前達はここへ来て殺されそうになってる奴等だったのか」

ルミナス「お前達はなんだ」

「ここで[漢字]悪魔[/漢字][ふりがな]デーモン[/ふりがな]の研究をしている軍隊だ」

テゾーロ「て事はもしかしてジェニオの軍隊の幹部か？」

「よく分かったな。この俺こそがジェニオの軍隊の幹部、デュースだ」

何やら関わりそうな予感がした。