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障害者マンション

#1


チュンチュンチュンチュン
窓から明るい光が包み込んでくる。
私、綾波花凛は生まれつき障害を持っている。
そして、ここに住む他の人もみんな障害を持っている。
ここにはたくさんとも言えるし、少しとも言える数の人たちが住んでいる。
みんな障害を持っているから何かを伝えたくても伝わらないこともある。
自分の障害を不便だなって思っている人たちも沢山いる。
それでもみんな生きている。
ここではたくさんの人たちが協力して過ごしている。
私も、みんなと協力してここ、『障害者マンション』に住んでいる。
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花凛【おはようございます、今日もいい天気ですね】
私は「聴力障害」という障害を持っています。
耳が聞こえないという障害です。
私は生まれつき耳が聞こえないから言葉も話せない、いや話せるけれどあまり上手く話せません。
だから私は『手話』を主に使って話をしています。
手話ができない視覚障害の方とは、他の方に変わってなんて言っているか教えてもらっています。
碧音【そうですね、喜ばしい限りです】
高尾碧音さん、この方はマンションの管理人の息子さんでずっとここにいてくださります。なんならここが家と言っても過言では無いとこの前おっしゃっていました。
この人は特に障害を持ってはおりません。
しかし私たちの目線で助けてくださり時には遊んでもくださります。
もう大学生の私にとって碧音さんは親友以上の存在かも知れません。
花凛【今日の朝ごはんは何ですか?】
碧音【んー、卵焼きと焼き魚とかですね。お味噌汁も付け加えて。】
花凛【ふふふ、いいですね。栄養満点、ですね。】
ここでは毎日朝と夜のご飯を作る当番が決まっていて、今日は碧音さんが当番です。
碧音さんは料理が苦手とおっしゃっていましたが碧音さんの作る料理はとても美味しいんですよ。
茅冴【こんにちは。どんなお話をしていたの?】
千葉茅冴さん。もう何年もここに住んでる方でとても元気でお優しい方です。
いつも明るくみんなを笑顔にしてくださるので、とても嬉しいです。
茅冴さんは千葉の千と茅冴の茅がどちらも「ち」と読むので、ここに住んでいる方は「ちーちゃん」と呼ばれている方が多数おります。
花凛【茅冴さん、おはようございます。朝ごはんのお話をしていたんですよ。】
茅冴【あ、今日の当番はアオくんだったわね。】
碧音さんは周りの方からよくアオくんと呼ばれています。
元を言えば私がここにきたばかりの時に、碧ことをアオと呼んだのが始まりなんですけどね。でも本人は気にしていないみたいなのでよかったです。
「待てー!」「アッハハ追いかけてみろ!」
花凛【あら?みなさん起きたみたいなので私たちも行きますか?】
茅冴【そうね。行きましょう】
私たちの朝はとても素敵です。
私達は障害者ですが楽しく過ごしています。
ここでは、みなさんとても笑顔を見せています。
私はそんなここが大好きです。
ではまた。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

こんにちは!ニンジャ律です。
今回はこの小説を読んでいただき誠にありがとうございます。
ちなみに花凛ちゃんの時に出てくる【】は手話をしている時のことです。
主が勝手にそうしました、はい。
これからよろしくお願いします!

2024/11/21 18:09

ニンジャ律 ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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