誠と偽りの狂情曲
ソプラノ視点
アルト「わかっただろ…これが、オレの過去。」
ソプラノ「…7つも離れた相棒が、まさか私よりも重い過去を秘めてたとはね…」
アルト「お前もなかなか重いよ((」
自分をまっすぐ見据える赤い瞳に、安心してしまいそうになるけど…
本当は自分よりも多くを背負っているんだ。
…今すぐ消えてしまいたいと願ったことは何度もある。
それでもまだ先を生きようと思えたのは、君がいるからなのに。
[太字]余りにも、この穢れた手では[漢字]抱[/漢字][ふりがな]いだ[/ふりがな]けないよ。[/太字]
「__お楽しみのところ、申し訳ないね」
アルト「!?」
ソプラノ「…誰だい?」
「おっと、君は初めてオレを見るのか。頼雷アカツキだ、よろしく。」
アルト「アカツキ…お前、どうしてここに…」
アカツキ「まぁ、そんなことはどうだっていいじゃないか」
ソプラノ「よくないだろ、ここ家だぞ」
アカツキ「___[太字]邪魔をするな、今やっと、ソプラノに甘えられたんだ…[/太字]」
アルト「…っ!!!」
ソプラノ「は…?なんで名前…」
アカツキ「…かな?どうだ、お前の心を読んでみたんだがぁ…合ってるっぽいな、アルトさんよ」
アルト「お前、オレの心を…っ」
アカツキ「あははは!そっちの男はどうなんだろうなぁ…?」
ソプラノ「…っ、」
…
アカツキ「あり?」
ソプラノ「…あれ」
アカツキ「…はぁ~~~~、このタイミングで10%引くかぁ?!」
アカツキ「ちっ、つまんねーの!萎えたからこのへんにしてやる!」
アルト「お前…」
アカツキ「まあいいや!アルトお前、なかなか傑作だったなぁ~。
こんなドロドロした心暴かれて、今まで通りの仲なんて無理だよなぁ!」
ソプラノ「君、いい加減にしなさい。それ以上アルトを弄ぶなら、こちらも容赦はしないぞ」
アカツキ「やってみろよ!バーカ!」
けっこう生意気だなこのガキ((
まぁこういうときは事を荒立てず…
ソプラノ「…私の能力は音程を操るものでね」
ソプラノ「高い音ほど強い力になるんだ」
アカツキ「はっ、馬鹿め!戦闘時に能力を明かすなんて___」
ソプラノ「__私の前でそのように喋ることは、命取りだと言っているんだ」
アカツキ「…っ?!」
ソプラノ「考えれば解らないか?お前の声…お前の発する音波も私は操ることができるんだ」
アカツキ「っ…だぁーーー!!うるせぇうるせぇ!大人のくせしてー!帰る!!!」
…
ソプラノ「あんなすぐ帰るとは思わなかった」
アルト「お前…さっきの…」
ソプラノ「ああ、ハッタリだよ。私は人の声の音波は操れないから」
アルト「ちげぇ、そっちじゃなくて…その…」
アルト「……っ…」
ソプラノ「…」
ぽす…
アルト「…?」
戸惑うアルトの頭に、優しく手を乗せて撫でてやる。
ソプラノ「安心しなさい。私は…君を見捨てはしないよ」
アルト「…っ、わぁってるよ。ばーか。」
泣き笑い声で、罵倒する声がして。
いつか、君の心の縺れた不安を、解いてあげよう。
そう決心するのだった。
アルト「わかっただろ…これが、オレの過去。」
ソプラノ「…7つも離れた相棒が、まさか私よりも重い過去を秘めてたとはね…」
アルト「お前もなかなか重いよ((」
自分をまっすぐ見据える赤い瞳に、安心してしまいそうになるけど…
本当は自分よりも多くを背負っているんだ。
…今すぐ消えてしまいたいと願ったことは何度もある。
それでもまだ先を生きようと思えたのは、君がいるからなのに。
[太字]余りにも、この穢れた手では[漢字]抱[/漢字][ふりがな]いだ[/ふりがな]けないよ。[/太字]
「__お楽しみのところ、申し訳ないね」
アルト「!?」
ソプラノ「…誰だい?」
「おっと、君は初めてオレを見るのか。頼雷アカツキだ、よろしく。」
アルト「アカツキ…お前、どうしてここに…」
アカツキ「まぁ、そんなことはどうだっていいじゃないか」
ソプラノ「よくないだろ、ここ家だぞ」
アカツキ「___[太字]邪魔をするな、今やっと、ソプラノに甘えられたんだ…[/太字]」
アルト「…っ!!!」
ソプラノ「は…?なんで名前…」
アカツキ「…かな?どうだ、お前の心を読んでみたんだがぁ…合ってるっぽいな、アルトさんよ」
アルト「お前、オレの心を…っ」
アカツキ「あははは!そっちの男はどうなんだろうなぁ…?」
ソプラノ「…っ、」
…
アカツキ「あり?」
ソプラノ「…あれ」
アカツキ「…はぁ~~~~、このタイミングで10%引くかぁ?!」
アカツキ「ちっ、つまんねーの!萎えたからこのへんにしてやる!」
アルト「お前…」
アカツキ「まあいいや!アルトお前、なかなか傑作だったなぁ~。
こんなドロドロした心暴かれて、今まで通りの仲なんて無理だよなぁ!」
ソプラノ「君、いい加減にしなさい。それ以上アルトを弄ぶなら、こちらも容赦はしないぞ」
アカツキ「やってみろよ!バーカ!」
けっこう生意気だなこのガキ((
まぁこういうときは事を荒立てず…
ソプラノ「…私の能力は音程を操るものでね」
ソプラノ「高い音ほど強い力になるんだ」
アカツキ「はっ、馬鹿め!戦闘時に能力を明かすなんて___」
ソプラノ「__私の前でそのように喋ることは、命取りだと言っているんだ」
アカツキ「…っ?!」
ソプラノ「考えれば解らないか?お前の声…お前の発する音波も私は操ることができるんだ」
アカツキ「っ…だぁーーー!!うるせぇうるせぇ!大人のくせしてー!帰る!!!」
…
ソプラノ「あんなすぐ帰るとは思わなかった」
アルト「お前…さっきの…」
ソプラノ「ああ、ハッタリだよ。私は人の声の音波は操れないから」
アルト「ちげぇ、そっちじゃなくて…その…」
アルト「……っ…」
ソプラノ「…」
ぽす…
アルト「…?」
戸惑うアルトの頭に、優しく手を乗せて撫でてやる。
ソプラノ「安心しなさい。私は…君を見捨てはしないよ」
アルト「…っ、わぁってるよ。ばーか。」
泣き笑い声で、罵倒する声がして。
いつか、君の心の縺れた不安を、解いてあげよう。
そう決心するのだった。
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