- 閲覧前にご確認ください -

今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1

⚠6話に薬表現があります。苦手な方は逃げてね((

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誠と偽りの狂情曲【コメントください】

#14

旅の区切りと…

黄夏視点

媒電通りから帰り、一夜が明けた。

黄夏「最近、あの天使の噂、聞かなくなりましたね」
レイル「天使の噂って…
人の心の脆弱な部分を煽り、絶望の底に墜として笑う天使の?」
黄夏「なんでそんな細部まで覚えてるんですかw」

あの時、ディーテと一緒に帰っていったアカツキ。

わたしはあの子が、その噂の…
「『これも物語を面白くするため』と言い、
人々の心の脆弱な部分を煽り、絶望の底に墜として笑う天使」
だったのかな…と思った。

でも、少しおかしい。

アカツキが「物語」なんて言葉、口にした所を見たことがないんだ。

じゃあ、いったい誰が…

黄夏「謎だ…」

[水平線]

ソプラノ視点

ソプラノ「…そのロザリオ、無理に付けてる必要はないんじゃないか?」
アルト「…いや、なんとなく…
…やっぱ、どこまで行っても「神に認められた証」なわけだし…つけとくべきかなって。」

ソプラノ「…アルト」

___[明朝体]ソプラノは、何も出来ねぇんだな。[/明朝体]

ソプラノ「…アルトがとっくに、私に思っていることだろうけど…」

アルト「はっ…?」

ソプラノ「私は、アルトがいなければなんにもできない。」

ソプラノ「そんな私が、なんでもできるアルトの横に並んでいる。」

ソプラノ「いつかくる幸せを信じてるだけの、空っぽの人間なんだ。」

アルト「…そんな、こと…」

ソプラノ「なぁ、アルト。」

ソプラノ「[太字]これが私だよ。[/太字]」

アルト「…違うだろ…ソプラノは、そんなやつじゃ…」

ソプラノ「教えてくれ」

ソプラノ「こんな弱い私が守れるものじゃないだろうけど、本当のアルトを…。」

アルト「…弱いって…空っぽだって…」

アルト「本当のソプラノは、そうじゃねぇんだよぉっ!」
ソプラノ「っ…だから…」

アルト「そんな風に抱え込んでたこと、オレはこれっぽっちも知らなかった。」

アルト「知らなかったんだよ…!」

アルト「…オレは、誰の気持ちにも寄り添えない。」

アルト「家出踏み込めるぐらい、強いソプラノを、ずっと弱いって決めつけて世話してた!!」

ソプラノ「…」

アルト「…[太字]全部、もう離れてほしくなかったからっ…[/太字]」

アルト「[太字]オレが放っておいたせいで、死んじまったマカロンみたいに…[/太字]」

アルト「[太字]ソプラノにそんな消え方…されたくなかったから…![/太字]」

息をしゃくりあげて、泣き声で話すその姿に。

前は「いつか」と逃げたけど。

もしかしたら、今なら…その縺れた不安を解けるかもしれないから。

ソプラノ「…安心してくれ」

ソプラノ「アルトが勝手に私を世話したんじゃない。
私がアルトに頼ったんだ」

アルト「っ…」

ソプラノ「…一人では、生きていけないから…」

ソプラノ「気持ち悪いかもしれないがね」

ソプラノ「…私はアルトを、離す気はないよ…」

アルト「…っぁっ」

アルト「…ふは、馬鹿だ、オレ。」

アルト「アカツキに暴かれそうになった時は、ソプラノにバレたらこの世の終わりだって震えたのに…」

アルト「自分から誠実にも、明かすなんてな」

ソプラノ「…そっか。」

ソプラノ「私も、こんな自分明かすつもりはなかったよ…
…アルトを救うとか、偉そうに言ってたのにな」

ソプラノ「なぁアルト。…[太字]今、幸せかな?[/太字]」

急に聞いてしまって、自分でも少し焦る。

…でも

アルト「なんだそれ…気持ち悪。」

アルト「…[太字]幸せじゃなきゃなんなんだよ。[/太字]」

君は

答えてくれるんだね。



視界の端っこ、短剣のアクアマリンが…[太字]輝きを失った。[/太字]

[水平線]

レイル「…はぁ」

___なんだ…仲間になりたいならそう言いなさいよ。
人手が多いのは嬉しいし、採用したら?黄夏ちゃん。

___まぁまぁ、やる気はある子みたいだし…

___私も…シエルみたいな、ありのままの完成形になれるの?

バカだ、私。

[漢字]あんな子[/漢字][ふりがな]アカツキくん[/ふりがな]なんか信じて。

挙句妹を妬んで、神頼み。

レイル「…つくづく最低ね」

やっぱり、お母さんは正しかったんだ。

レイル「私は…」

”失敗作”なのね。

作者メッセージ

いぇ~~~い!!!((

第3章、完結!!!!

最初思ってたストーリーより大分変わったしグダりました!!!!(((正直でよろしい

さぁまた4章が始まる。4章も見てね。じゃあな。((

2024/12/12 21:19

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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