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今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1

⚠6話に薬表現があります。苦手な方は逃げてね((

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誠と偽りの狂情曲【コメントください】

#13

天使と神

アルト視点

アカツキ「___「読心勘」!!」

空気が揺れる気がした。

いつか受けたときとは違う。

…きっと全部、わかられてしまう。

暴くってことは、皆にも言うんだろうな。

こんな劣情…ソプラノに、知られたら…

____ソプラノもきっと、アルトが思うほど、愛してないよ。

そこから、本当に嫌われるだろうなぁ。



アカツキ「…」

ディーテ「さぁ、見えたその心を…」

アカツキ「[太字]外した[/太字]」
ディーテ「はっ?」

アカツキ「…あれから、一回も能力使ってねぇのに…、10パーセント引いちまったわ」

…アカツキの能力は…

10%で外して、無効になる。

ディーテ「……っ」
アカツキ「すまね」

ディーテ「[太字]あ~~~~~!!!もう最悪よ!!!![/太字]」
レイル「!?」
シエル「豹変!!?」

ディーテ「[太字]あんのぽやっぽや浮かれポンチ作家野郎の遣いの
天使なんかに頼るんじゃなかった!!![/太字]」
黄夏「え、ちょ、今、天使って!?」

アカツキ「はぁ!?[太字]メーティス[/太字]は関係ねえだろ!!
お前がつまらないことばっか指示するからやる気でねぇんだよ!
それに今回だって外しただけだし!オレちゃんとやったもん!!」
ディーテ「きぃ~~~!!もういいわ![太字]サミダレ[/太字]!!」

音も超えるスピードで、矢が飛んでくる。

アルト「『警笛唱歌』!!」

甲高い音で笛を鳴らす。

もう、さっきのような手は食わないぞ。

ソプラノ「サミダレって、さっきの…」

サミダレ「ディーテお姉様ぁ!」
ディーテ「よしよし、可愛いサミダレちゃん。
これを持っておきなさい、あたし帰るから」
サミダレ「ふぇ!?帰るって…ここの子たちは!?それにこれ、お姉様の大事な…!」

ディーテ「いい?あそこの人間たちがあんたに勝ったら、これをプレゼントしてやりなさい?
…ちょっと気に入った子がいたの。悪く思わず、本気で行きなさいよ」

サミダレ「…わかりました!サミダレ、精一杯努めさせていただきます!」

ディーテ「アカツキ!帰るわよ!」
アカツキ「はぁ!?オレもかよ!!」
ディーテ「うるさいわね!あとで天罰喰らわすわよ!?」
アカツキ「クソー!メーティスに訴えてやるー!ネチネチ天罰ババア~~!!」
サミダレ「お姉様を悪く言うんじゃないです!殺しますよ?!」

黄夏視点

レイル「…」
シエル「お姉ちゃん!」

サミダレ「お姉様に託されたこれ…絶対死守して帰ってみせます!」
ソプラノ「…なんか知らんがこれ多分戦わないと殺されるみんなやるぞ!」

サミダレ「五月雨アロー!!」
紫色に光る弓から、無数に矢が撃たれる。

アルト「大丈夫、あの矢は気にするな!」
黄夏「うわぁ!?」
矢が当たったと思ったら、体が勝手に避けている。

きっとさっきの「警笛唱歌」のおかげだろう。

サミダレ「ならば近づくまでです!」
クナイを両手に持って、神威さんの方向へ一直線に走っていく。
シエル「先輩危ない!!」

神威「っ、てーい!!」
パァン!
後頭部のちょうどタートルネックの布地と髪で隠れた部分、
そこから銃を取り出し、クナイに向かい撃つ。
サミダレ「銃っ!?」

撃たれた勢いでクナイは遠く飛ばされ、すかさずその位置にいたシエルさんが拾った。
神威「求真さんナイス!!」

ソプラノ「アルト!音を頼む!!」
アルト「わかった!」
笛の綺麗な高音は、可視化され波となりサミダレを襲う。

サミダレ「クナイが無くても、サミダレが折れることはありません!
『絶対必中クリーンアロー』!」

アルト「っ…」
ソプラノ「アルトっ!」
矢はアルトさんの手の甲に刺さる。
黄夏「わたしにも、何かっ…!」

黄夏「レイル先輩!能力、貸してください!」
レイル「…っ…」
黄夏「先輩ったら!!」
レイル「あ、あ…っ、うん、いいわよ。」

能力「支援必要者」発動!

黄夏「メモリー・ストーリー!『西遊記』!伸びろ、如意棒!」
手にした如意棒を振り回し、サミダレに特攻する。

サミダレ「っ…あ」

ついに、サミダレは立っていられなくなり、その場に倒れこんだ。

サミダレ「た、立てないっ…そんな、サミダレが、負けた…」

サミダレ「…っ」

サミダレ「お姉様との約束です。…あげますよ」

そう言って突き出した手には、[太字]アメジストのロザリオ[/太字]が握られていた。

[水平線]

アルト視点

その手に握られたロザリオが、紫色に輝いている。

アルト「…っ」

ロザリオを受け取る。

アルト「…オレが認められる神が、いつかオレを苦しめた、あの女神だなんてな…」
ソプラノ「…」

アルト「帰るか。装飾品も、手に入ったことだし…」

作者メッセージ

ヒャァア

2024/12/12 20:36

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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