君と僕の、最初で最後の物語
「いいよ」
「…雨降ってきた……」
「中入ろっか」
「おう」
一緒に帰る…
なんかいいな
「そう?」
「だから勝手に読むなっつってんだろうが」
「だから見えちゃうんだって!」
「見るな!」
「なにそれ理不尽!」
「「ははっ」」
…たのしい
久しぶりだ。この気持ち、嬉しい。
「ね、高橋くん」
「あ?」
「あのさ、…やっぱなんでもない!」
なんだよ、気になるな。
――
「…傘忘れちまった…………」
「え」
「…いいよ、ささないで帰るわ」
「え!?いやいや、」
「そんじゃ!」
「待って!」
タッタッタッタ(走る音)
「はぁはぁはぁ、高橋君走るの早ぃ」
「は?なんで追いかけてきてんの」
「いや、風邪ひいちゃうと思って…」
「ごめん、余計なお世話だったかな」
「いや、そうじゃなくて」
「…てか傘は?」
「え?…あ!」
「ふっはは!」
忘れてんの可愛い
すると彼女の顔が真っ赤に染った。
あ……もう手遅れだ
「え…と……」
「…ごめ」
「う、うん!傘とってくる!」
カァァッ
…最悪
「はー死にたい」
「君、帰らないの?」
は?誰
聞こうと思ったが――
「っ」
「ふっ」
「ちょっやめっ掴むな!(腕)」
「君が早く帰らないのが悪いんじゃなあい?」
「っ」
誰かに連れ去られていく。
…助けて
初めて思った。すると――
ガサガサ
?何かの音が鳴った。虫?いや違うこれは人だ。
「!」
朝瀬だ。
「おい、こいつ誰だ!」
「っ友達…」
「…あ……えと」
「助けて!!!!」
「…」
バァン!
…銃声がなった
「高橋くん当たってない!?」
「お、おう…」
俺は気づいたら血だらけになっていた
さっきのやつの血だ
どうしよう…
「ご…ごめん」
「いや、俺が悪い」
そうだ、俺が悪いんだ。だって腕を振りほどけなかったんだから。
「高橋君のせいじゃないよ」
「私が傘忘れてたせい」
「違うだろ」
「…どうやって帰ろう」
「ね…」
「……私の家くる?」
「え?は?」
「私の家、親いないから」
「…雨降ってきた……」
「中入ろっか」
「おう」
一緒に帰る…
なんかいいな
「そう?」
「だから勝手に読むなっつってんだろうが」
「だから見えちゃうんだって!」
「見るな!」
「なにそれ理不尽!」
「「ははっ」」
…たのしい
久しぶりだ。この気持ち、嬉しい。
「ね、高橋くん」
「あ?」
「あのさ、…やっぱなんでもない!」
なんだよ、気になるな。
――
「…傘忘れちまった…………」
「え」
「…いいよ、ささないで帰るわ」
「え!?いやいや、」
「そんじゃ!」
「待って!」
タッタッタッタ(走る音)
「はぁはぁはぁ、高橋君走るの早ぃ」
「は?なんで追いかけてきてんの」
「いや、風邪ひいちゃうと思って…」
「ごめん、余計なお世話だったかな」
「いや、そうじゃなくて」
「…てか傘は?」
「え?…あ!」
「ふっはは!」
忘れてんの可愛い
すると彼女の顔が真っ赤に染った。
あ……もう手遅れだ
「え…と……」
「…ごめ」
「う、うん!傘とってくる!」
カァァッ
…最悪
「はー死にたい」
「君、帰らないの?」
は?誰
聞こうと思ったが――
「っ」
「ふっ」
「ちょっやめっ掴むな!(腕)」
「君が早く帰らないのが悪いんじゃなあい?」
「っ」
誰かに連れ去られていく。
…助けて
初めて思った。すると――
ガサガサ
?何かの音が鳴った。虫?いや違うこれは人だ。
「!」
朝瀬だ。
「おい、こいつ誰だ!」
「っ友達…」
「…あ……えと」
「助けて!!!!」
「…」
バァン!
…銃声がなった
「高橋くん当たってない!?」
「お、おう…」
俺は気づいたら血だらけになっていた
さっきのやつの血だ
どうしよう…
「ご…ごめん」
「いや、俺が悪い」
そうだ、俺が悪いんだ。だって腕を振りほどけなかったんだから。
「高橋君のせいじゃないよ」
「私が傘忘れてたせい」
「違うだろ」
「…どうやって帰ろう」
「ね…」
「……私の家くる?」
「え?は?」
「私の家、親いないから」
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