君と僕の、最初で最後の物語
「おぅ、よろしく…」
…なんて考えてんのかわかんなくて気まずい。
「あのさ――」
「はーい授業始めまーす」
くそ、先生に横切られた。
今日屋上行こ。
「ふーっ」
「よし、6限目も終わった!」
「やっと屋上行ける」
ガチャ
屋上のドアを開けた。
そしたら、朝瀬がいた。
「え?」
朝瀬は肩をビクッと震わせて、こちらを振り向いた。
「な、なんで…」
「いやこっちのセリフ」
…?
俺はさっき死のうと思った。
けど、朝瀬がいた。
「…タヒにたいなんて思っちゃダメだよ」
「は?何言って―」
「私ね、「こころ」が読めるの」
「…」
「言っても信じて貰えないと思う、わかってる、けどあなた今思ってること全部当てられるよ」
「…じゃあ当ててみて」
「死にたい、消えたい、めんどくさい、うざい、どいて欲しい、やめて欲しい、あと――」
「…反則だろ」
本当に思っていることだった。
「信じてくれた?」
「はぁ、まぁな、てかメガネどこやったんだよ」
「あぁメガネ?あれダテメガネだよ」
「え?」
「だって目立つのやだし」
「は?」
伊達メガネ…
そうか、俺もメガネすれば!
「高橋くんには似合わないかもね――」
「いまなんつった?」
「ごめんごめん」
…意外と接しやすいなこいつ
「ありがと」
「勝手に読むな」
「いや、見えちゃうんだって」
はぁ、
「死んじゃダメなのか?」
「…うん」
「でも、そうやって思うだけなら、いいと思うよ」
「そうか…」
いや、でも俺は死にたい、そう思った。
自分の意思は簡単に変えられないんだ。
「そうだよね、私もそう思う」
「高橋くん、私と友達になってくれないかな」
「…いいけど」
「なんのために?」
「うーん、高橋君を助けるため?かな」
「助ける必要ないよな」
「…まぁね、私の自己満足だよ」
「……一緒に帰ろ」
…なんて考えてんのかわかんなくて気まずい。
「あのさ――」
「はーい授業始めまーす」
くそ、先生に横切られた。
今日屋上行こ。
「ふーっ」
「よし、6限目も終わった!」
「やっと屋上行ける」
ガチャ
屋上のドアを開けた。
そしたら、朝瀬がいた。
「え?」
朝瀬は肩をビクッと震わせて、こちらを振り向いた。
「な、なんで…」
「いやこっちのセリフ」
…?
俺はさっき死のうと思った。
けど、朝瀬がいた。
「…タヒにたいなんて思っちゃダメだよ」
「は?何言って―」
「私ね、「こころ」が読めるの」
「…」
「言っても信じて貰えないと思う、わかってる、けどあなた今思ってること全部当てられるよ」
「…じゃあ当ててみて」
「死にたい、消えたい、めんどくさい、うざい、どいて欲しい、やめて欲しい、あと――」
「…反則だろ」
本当に思っていることだった。
「信じてくれた?」
「はぁ、まぁな、てかメガネどこやったんだよ」
「あぁメガネ?あれダテメガネだよ」
「え?」
「だって目立つのやだし」
「は?」
伊達メガネ…
そうか、俺もメガネすれば!
「高橋くんには似合わないかもね――」
「いまなんつった?」
「ごめんごめん」
…意外と接しやすいなこいつ
「ありがと」
「勝手に読むな」
「いや、見えちゃうんだって」
はぁ、
「死んじゃダメなのか?」
「…うん」
「でも、そうやって思うだけなら、いいと思うよ」
「そうか…」
いや、でも俺は死にたい、そう思った。
自分の意思は簡単に変えられないんだ。
「そうだよね、私もそう思う」
「高橋くん、私と友達になってくれないかな」
「…いいけど」
「なんのために?」
「うーん、高橋君を助けるため?かな」
「助ける必要ないよな」
「…まぁね、私の自己満足だよ」
「……一緒に帰ろ」
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