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この物語に出てくる(予定の)楽曲は全て僕の自作です。

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3年はぶられ組。

#9

有言実行に向けて。

さあ、決めたならば今日から実行するのだ。

俺は前よりも遥かに高いやる気と熱意を持って教室へ向かった。



教室に入るものの誰も居ない。
1週間で分かったことがある。

生徒全員、朝からはこない、ということだ。
大概は2、3限目あたりからだ。


それを知っている俺は1限目、生徒を待ちつつやりたい事をやっていく。

そのために俺は教卓にノートを広げた。

そして1ページ目にこう書く。


[中央寄せ]『 大切な生徒 』[/中央寄せ]


大切な生徒はもちろん彼らのことだ。

そして次のページにはこう書く。


[中央寄せ]『 伊桜 琥珀 』[/中央寄せ]


そう。一番初めに話を聞いて、心を開いてもらおうと思うのは琥珀だ。

今の所一番苦戦していて、大変だと思う。
でもそんなので琥珀と間をおくのは違うと思うから。

彼も何かがあってこうなってしまっているのだろう。
訳があるのだろう。母のように優しく、クラスメイトを大切にする人だから。


ほかのページにも全員の名前を書いていく。

よしよし。いい感じだ。






「、、、は?なんで俺が一番なんだよ、、あいつらまだかよ、、」


やることも終わり、どうしようかと悩みつつ下手と言われた絵を描いていると扉が開き明らか嫌そうな声がした。

はっと扉を見ると琥珀の姿。

琥珀はかなり嫌そうな顔をして鞄を机におくと、そそくさと教室から出ようとした。


そんな琥珀を俺は慌てて止める。

「えっあっちょ、伊桜くん!」

琥珀はフル無視をして外へいくため、ドアを開ける。
そんな腕を俺は、がしっとつかんだ。



「え、いや、さっきお前、教壇いたよな、?」

琥珀が何か化け物を見るような目でこちらを見てくる。


「ん?あぁ、いたよ?」

「いやいやいやいやいや、、、おかしいって!早すぎだろ、、」

「まあ足だけは結構自信あるからね〜」


やった!琥珀と話せた!と嬉しく思いながら会話をする。

このまま、、なんて考えるもののそう上手くはいかないのが現実。


「、、、、あっそ。」

琥珀はその一言を放つと腕をふりは振り払って教室から出て行った。


まあ急いては事を仕損ずる、だ。

ゆっくりやっていこう。


ひとまずはこれだけ会話できた事を嬉しく思おう。


俺の足、、ナイス

作者メッセージ

琥珀と少しは近づけたかな?という感じです笑

あ、一話目にHBR組をHAR組と書いていたところがありましたが故、編集させていただきました。

正しくはHBRです。申し訳ございません。

2024/12/14 16:33

ibuki. ID:≫kplpkj2LkIMuY
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