3年はぶられ組。
1人を除いて全員が揃った教室で俺は仲良くなろうと改めて自己紹介をした。
「えっとー、改めて[漢字]飛鳥井 千秋[/漢字][ふりがな]あすかい ちあき[/ふりがな]です。好きなものは煙草と酒。よろしくな〜。」
それに続いて了魁が自己紹介をする。
頼んではいないが、彼が「次俺!次俺!」と連呼するものだからお願いした。
「[漢字]美作 了魁[/漢字][ふりがな]みさく りょうらん[/ふりがな]!!好きなものは〜楽しいこと!!」
了魁らしい回答にみんなから少し笑いが溢れる。
ものっていうかそれはことだろ。とツッコミたかったが心のうちに秘めておく。
「[漢字]美澄 香月[/漢字][ふりがな]みすみ かづき[/ふりがな]〜。好きなのは〜、かわいいものとか〜、甘いもの、ピンクと、水色〜。」
可愛らしい香月の回答に微笑ましくなった。
なんか、いないはずの妹を見ている気分だ。
「、、、、、、、。」
綾斗と呼ばれる人は先ほどから一切言葉を話さない。
声が発せれないのかと一瞬思ったが、そうではないらしい。
また次第に慣れてくれたらいいな。
と思いつつ俺は綾斗に頷くか首を振るかで聞けるような質問をした。
「えっと、[漢字]杠葉 綾斗[/漢字][ふりがな]ゆずりは あやと[/ふりがな]で合ってるか?」
綾斗はこくり、と頷く。
「本、好きなのか?さっきから読んでたけど、、」
またまた綾斗な頷く。
どんな本が好きなのか、読むの早くないかとか聞きたいことはたくさんあるが、頷きだけでは聞けないため、諦めることにした。
俺は綾斗に礼を言って琥珀の方をちら、と見つめた。
琥珀は見られていることに気がつくと、んべ、と舌を出した後こう言って教室から出て行った。
「仲良しごっこなんてしてられるか。どーせお前も他の教師と同じようにどっか行くんだしよ。俺らに望みなんてかけんなよ?」
その言葉は一見冷たく嫌な感じに聞こえるが、
俺にはどこか切なさと寂しさが隠れていた気がした。
「えっとー、改めて[漢字]飛鳥井 千秋[/漢字][ふりがな]あすかい ちあき[/ふりがな]です。好きなものは煙草と酒。よろしくな〜。」
それに続いて了魁が自己紹介をする。
頼んではいないが、彼が「次俺!次俺!」と連呼するものだからお願いした。
「[漢字]美作 了魁[/漢字][ふりがな]みさく りょうらん[/ふりがな]!!好きなものは〜楽しいこと!!」
了魁らしい回答にみんなから少し笑いが溢れる。
ものっていうかそれはことだろ。とツッコミたかったが心のうちに秘めておく。
「[漢字]美澄 香月[/漢字][ふりがな]みすみ かづき[/ふりがな]〜。好きなのは〜、かわいいものとか〜、甘いもの、ピンクと、水色〜。」
可愛らしい香月の回答に微笑ましくなった。
なんか、いないはずの妹を見ている気分だ。
「、、、、、、、。」
綾斗と呼ばれる人は先ほどから一切言葉を話さない。
声が発せれないのかと一瞬思ったが、そうではないらしい。
また次第に慣れてくれたらいいな。
と思いつつ俺は綾斗に頷くか首を振るかで聞けるような質問をした。
「えっと、[漢字]杠葉 綾斗[/漢字][ふりがな]ゆずりは あやと[/ふりがな]で合ってるか?」
綾斗はこくり、と頷く。
「本、好きなのか?さっきから読んでたけど、、」
またまた綾斗な頷く。
どんな本が好きなのか、読むの早くないかとか聞きたいことはたくさんあるが、頷きだけでは聞けないため、諦めることにした。
俺は綾斗に礼を言って琥珀の方をちら、と見つめた。
琥珀は見られていることに気がつくと、んべ、と舌を出した後こう言って教室から出て行った。
「仲良しごっこなんてしてられるか。どーせお前も他の教師と同じようにどっか行くんだしよ。俺らに望みなんてかけんなよ?」
その言葉は一見冷たく嫌な感じに聞こえるが、
俺にはどこか切なさと寂しさが隠れていた気がした。
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