3年はぶられ組。
「千秋先生ってなんかウェイウェイしてそうに見えるけど実際話せば違うもんだね!」
「私はちあきせんせーの容姿、別に違和感ないけどなぁ〜。」
「まあ他の生徒や保護者、先生にはこんなこと気づかれずに終わりそうだけど、!」
「知ってて言ったな?2人とも。」
「知らないし!!」「知らないもん〜。」
「へぇー。まあいいがな。授業したいんだけどあまりにも人いねぇしなぁ、、」
「やめよやめよ!!僕、千秋先生の話聞きたい!!」
「授業嫌い〜。私もりょーらんに賛成〜。」
「お前らなぁ、、笑」
初めてだ。初めてこんなにふざけ合いつつ生徒と話すことができたのは。
他の生徒とは違う何かを抱えているように見える彼らは、他の生徒や保護者、ましてや先生すらも持っている偏見を抱かず、内面を見てくれる。
思った以上によく進んでいくこのクラスに俺は惹かれた。
、、、前言撤回。いや、全然よく進んでいかなかった。
今、俺の目の前にはこちらをかなり強く睨んでくるとある不良じみた生徒がいる。
10分ぐらい了魁と香月と話をしていたら、ドアが開いてこの生徒が入ってきたのだ。
白、灰といった色をもつセンター分けの髪はマッシュとウルフの中間の長さをしている。
口には黒いマスクをつけていて、ピアスはバチバチ。
首には怪我を癒すための絆創膏がかなり貼られている。
ところどころには少し赤く染まっているのもあって痛々しい。
そんな生徒が俺をみるなりギロ、と睨んできているのだ。
しかしこんなところでびびってはいけない。
それに俺は偏見は持たないと決めたんだ。
こんなことで彼は悪い奴だと思わない方がいい。
「えっと、新しい担任の飛鳥井千秋。よろしくな」
俺が勇気を出してそう伝えるも彼は興味ないというような、表情をして目の前の席に座った。
教壇の目の前かよ、、という不満は心の奥底に沈めて彼に名を尋ねた。
彼はかなり嫌そうな目をしたが、少しすると諦めたようにこう述べる。
「[漢字]伊桜 琥珀[/漢字][ふりがな]いざくら こはく[/ふりがな]。」
それから彼は机の上で眠り始めた。
いやいや、うまくいくって思ったのになぁ、、ピンチだ、、
そんなびびりかけている俺を放って了魁と香月は琥珀に話しかける。
「琥珀!今日も遅いし今日もまた寝るのかよ!笑」
「こはく〜。遊ぼ〜。」
「お前らは子供かよ。いい加減1人にも慣れろ。」
「なんでそんなこと言うの?!俺泣いちゃうよ?!いいのっ?」
「好きに泣け。」
「こはくまま〜。眠いよ〜。」
「ママじゃねぇわ。ってか、勝手に寝とけ。」
こう話していると面倒見のいい生徒なのだが、俺が口を開こうとするとギロ、と睨まれる。
え、俺なんかしたっけ、、?
「私はちあきせんせーの容姿、別に違和感ないけどなぁ〜。」
「まあ他の生徒や保護者、先生にはこんなこと気づかれずに終わりそうだけど、!」
「知ってて言ったな?2人とも。」
「知らないし!!」「知らないもん〜。」
「へぇー。まあいいがな。授業したいんだけどあまりにも人いねぇしなぁ、、」
「やめよやめよ!!僕、千秋先生の話聞きたい!!」
「授業嫌い〜。私もりょーらんに賛成〜。」
「お前らなぁ、、笑」
初めてだ。初めてこんなにふざけ合いつつ生徒と話すことができたのは。
他の生徒とは違う何かを抱えているように見える彼らは、他の生徒や保護者、ましてや先生すらも持っている偏見を抱かず、内面を見てくれる。
思った以上によく進んでいくこのクラスに俺は惹かれた。
、、、前言撤回。いや、全然よく進んでいかなかった。
今、俺の目の前にはこちらをかなり強く睨んでくるとある不良じみた生徒がいる。
10分ぐらい了魁と香月と話をしていたら、ドアが開いてこの生徒が入ってきたのだ。
白、灰といった色をもつセンター分けの髪はマッシュとウルフの中間の長さをしている。
口には黒いマスクをつけていて、ピアスはバチバチ。
首には怪我を癒すための絆創膏がかなり貼られている。
ところどころには少し赤く染まっているのもあって痛々しい。
そんな生徒が俺をみるなりギロ、と睨んできているのだ。
しかしこんなところでびびってはいけない。
それに俺は偏見は持たないと決めたんだ。
こんなことで彼は悪い奴だと思わない方がいい。
「えっと、新しい担任の飛鳥井千秋。よろしくな」
俺が勇気を出してそう伝えるも彼は興味ないというような、表情をして目の前の席に座った。
教壇の目の前かよ、、という不満は心の奥底に沈めて彼に名を尋ねた。
彼はかなり嫌そうな目をしたが、少しすると諦めたようにこう述べる。
「[漢字]伊桜 琥珀[/漢字][ふりがな]いざくら こはく[/ふりがな]。」
それから彼は机の上で眠り始めた。
いやいや、うまくいくって思ったのになぁ、、ピンチだ、、
そんなびびりかけている俺を放って了魁と香月は琥珀に話しかける。
「琥珀!今日も遅いし今日もまた寝るのかよ!笑」
「こはく〜。遊ぼ〜。」
「お前らは子供かよ。いい加減1人にも慣れろ。」
「なんでそんなこと言うの?!俺泣いちゃうよ?!いいのっ?」
「好きに泣け。」
「こはくまま〜。眠いよ〜。」
「ママじゃねぇわ。ってか、勝手に寝とけ。」
こう話していると面倒見のいい生徒なのだが、俺が口を開こうとするとギロ、と睨まれる。
え、俺なんかしたっけ、、?
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