3年はぶられ組。
ここはどこにでもありそうなごく普通の高校を装っている[漢字]絡来[/漢字][ふりがな]らくらい[/ふりがな]学校。
そんな高校に俺、[漢字]飛鳥井 千秋[/漢字][ふりがな]あすかい ちあき[/ふりがな]はとあるクラスの担任としてやってきた。
今やっていた先生が辞めてしまったらしく、急遽入ることになったのだ。
初めに装っていると俺は言った。
そう。装っているだけなのだ。
この高校は財産、学力、運動力の三つの中をどれかでも優れている人が優位に立つことができるという実力派学校。
それが前から決まっていたらそれを望む者のみが通うため、良いのだが。
このルールはつい最近にして急遽決まったらしい。
そのためそんなことを望んでいない人もいるわけで、その高校はいわゆる独裁政治のような状況下にあった。
その中でも俺が担当するのは明らかに他とは違うクラス。
3年HBR組と呼ばれるクラスらしい。
HBR、なんの略かわからないが、そう呼ばれているらしい。
俺の教師歴はあんまり長くない。
ほんの2年だ。それなのに俺は早々と保護者、さらには生徒からも怖がられていた。
まあ、煙草と酒が好きでバチバチにつけたピアスに指輪をたくさんしていたら恐ろしいだろう。
所謂、容姿はチャラいのだ。
先生には到底不向きの容姿をしているのだ。
誰に嫌われようが怖がられようが別にいい。
容姿だけで避けるような人らには避けられた方がいい。
なんて考えていたら本当にあんまり信用されない先生となってしまった。
まあこのままのんびりいくつもりだった。
信用がされていなくても教員が少ない今、クビにならず、ずっと転勤続きでのんびりと働いている。
しかし、そんな俺にも最後というものが来たらしい。
流石に信用がなさすぎると教育委員会に言われ、今回の場所で転勤して欲しいと言われたらそこで俺の教師生活は終わりらしい。
ひでえ話だ。
確かに見た目が信用できなさそうなのはわかる。
でも、生徒ことは好きだし、俺なりにも頑張った。
それを見た目だけで判断し、信用がないと言い張る。面倒な奴らだ。
それならば最後ぐらいは楽しく終わらせて欲しい。
そういう思いを抱きながら俺は名簿と今日の予定を手にしてHBR組へと向かった。
行く途中ではこそこそ、と生徒や先生に偏見という名の陰口を言われた。
「あんなチャラいの担任はやだわぁー」
「それな!なんか怒って手出しそう笑」
「確かに笑」
「見てよほら、あれが私たちの後輩だって」
「関わりたくないわね〜。なんかめんどくさそう」
陰口を言うならば本人のいないところで言えばいいのに。
なんて思うも口にはせず、俺はただ無心に歩き続ける。
職員室から一番離れたところにあるHBR組は行く間が地獄そのものだった。
早くクラスへ行ってしまおう。そう思って進める足を速くし角を曲がった。
もうあんな奴らなんか見たくもない。目を閉じる。
が、それが返って人に迷惑をかけてしまった。
角でとある人とぶつかったのだ。
自分よりも20センチぐらい低めの女の人。
俺が182だからおそらく162とかその辺りだろう。
俺がぶつかってしまったその人はふら、と後ろに倒れそうになった。
しかしここで倒れさせてしまってはマジで俺が悪い。[小文字]いやまぁ今も十分悪いのだが。[/小文字]
俺は慌ててその人の背に手を添えた。
そして軽くこちらへ引き寄せる。
勢いよく引き寄せてしまった。抱きつくまでは行かないがギリギリのところまで近くへ。
俺はその人の体制が元に戻ると慌てて手を離し、一言謝ってから先へ進んだ。
悪いことしてしまったな。しかもちょー抱き寄せちゃったし。
やべ、馬鹿恥ずい。
そんな高校に俺、[漢字]飛鳥井 千秋[/漢字][ふりがな]あすかい ちあき[/ふりがな]はとあるクラスの担任としてやってきた。
今やっていた先生が辞めてしまったらしく、急遽入ることになったのだ。
初めに装っていると俺は言った。
そう。装っているだけなのだ。
この高校は財産、学力、運動力の三つの中をどれかでも優れている人が優位に立つことができるという実力派学校。
それが前から決まっていたらそれを望む者のみが通うため、良いのだが。
このルールはつい最近にして急遽決まったらしい。
そのためそんなことを望んでいない人もいるわけで、その高校はいわゆる独裁政治のような状況下にあった。
その中でも俺が担当するのは明らかに他とは違うクラス。
3年HBR組と呼ばれるクラスらしい。
HBR、なんの略かわからないが、そう呼ばれているらしい。
俺の教師歴はあんまり長くない。
ほんの2年だ。それなのに俺は早々と保護者、さらには生徒からも怖がられていた。
まあ、煙草と酒が好きでバチバチにつけたピアスに指輪をたくさんしていたら恐ろしいだろう。
所謂、容姿はチャラいのだ。
先生には到底不向きの容姿をしているのだ。
誰に嫌われようが怖がられようが別にいい。
容姿だけで避けるような人らには避けられた方がいい。
なんて考えていたら本当にあんまり信用されない先生となってしまった。
まあこのままのんびりいくつもりだった。
信用がされていなくても教員が少ない今、クビにならず、ずっと転勤続きでのんびりと働いている。
しかし、そんな俺にも最後というものが来たらしい。
流石に信用がなさすぎると教育委員会に言われ、今回の場所で転勤して欲しいと言われたらそこで俺の教師生活は終わりらしい。
ひでえ話だ。
確かに見た目が信用できなさそうなのはわかる。
でも、生徒ことは好きだし、俺なりにも頑張った。
それを見た目だけで判断し、信用がないと言い張る。面倒な奴らだ。
それならば最後ぐらいは楽しく終わらせて欲しい。
そういう思いを抱きながら俺は名簿と今日の予定を手にしてHBR組へと向かった。
行く途中ではこそこそ、と生徒や先生に偏見という名の陰口を言われた。
「あんなチャラいの担任はやだわぁー」
「それな!なんか怒って手出しそう笑」
「確かに笑」
「見てよほら、あれが私たちの後輩だって」
「関わりたくないわね〜。なんかめんどくさそう」
陰口を言うならば本人のいないところで言えばいいのに。
なんて思うも口にはせず、俺はただ無心に歩き続ける。
職員室から一番離れたところにあるHBR組は行く間が地獄そのものだった。
早くクラスへ行ってしまおう。そう思って進める足を速くし角を曲がった。
もうあんな奴らなんか見たくもない。目を閉じる。
が、それが返って人に迷惑をかけてしまった。
角でとある人とぶつかったのだ。
自分よりも20センチぐらい低めの女の人。
俺が182だからおそらく162とかその辺りだろう。
俺がぶつかってしまったその人はふら、と後ろに倒れそうになった。
しかしここで倒れさせてしまってはマジで俺が悪い。[小文字]いやまぁ今も十分悪いのだが。[/小文字]
俺は慌ててその人の背に手を添えた。
そして軽くこちらへ引き寄せる。
勢いよく引き寄せてしまった。抱きつくまでは行かないがギリギリのところまで近くへ。
俺はその人の体制が元に戻ると慌てて手を離し、一言謝ってから先へ進んだ。
悪いことしてしまったな。しかもちょー抱き寄せちゃったし。
やべ、馬鹿恥ずい。