そうして噂の洞窟へ出発しようとしていた。

「おいそこの旅人達、勇者のチームだろ？」

翔田「ああそうだ」

「ならば俺を連れていってくれ。きっと役に立つからな」

翔田「お前職業はなんだ」

「アシストだ。後ろから回復やバフの魔法をかけたりアシストできる」

翔田「まあいいだろう。ついてくるんだ」

洞窟の入り口にて

門番「俺はァァ！この洞窟の出入り口を守ってる門番だァァッ！お前らごときに通らせるわけがないィィッ！」

魔法使い「舐めた事を！[漢字]大火炎魔法[/漢字][ふりがな]グランデフィアマ[/ふりがな]！」

なんとも物騒な魔法だ。
今回は威力が大きく命中したので骨すら残らないというレベルだった。
だが…

門番「なんだ、この程度なのかァァ！？まあその辺の奴らよりは強いが貧弱だぞォォ！」

片手で受け止めていた。

アシスト「これは出番のようだな。この必殺のアシスト攻撃をくらえ！」

門番「そんなの当たらんぞ間抜けがァァァ！」

何かを投げたが相手は後ろへ退いてかわす。

門番「まずはお前からだ魔法使いィィィ！覚悟しろォォ！」

そういい一気に距離を詰め倒そうとする。
だが途中で相手は何かに滑ったように転んだ。

アシスト「俺はさっき当てようとして投げたんじゃないぜ！何故なら投げたのはバナナの皮だからな！それもただの皮ではなく粘着力がちょっと強くて昔流行ってたガムを大量に貼り付けて一度くっつけば取るのはかなり難しいぞ！」

翔田「…こいつこのチームで一番優秀だな…」

戦士「今度こそ当ててやる！」

そういい斧を振り下ろし相手を切断した。
それにしても門番だけでもこれほどまでに強いのに装備を持っている魔物とはどれほど強いのかと先が思いやられた。

翔田「まあ頑張るしかないか…魔王倒すってのにこんなとこでやられるわけにはいかないからな…」

そういい洞窟へ入っていった。